『花麗』

高嶺の花。まさに君はそういう人だった。

多くの男が憧れ、言い寄っては惨敗していく。

そんな人が、どうして僕を選んでくれたのか?

何の取り柄もない、その辺にいる普通の男だ。

「自分の魅力を分かってないとこがいいのよ」

あれから50年。今も、君は僕の隣にいてくれる。

このずっと解消されない疑問を聞いてみたら、

「死ぬ時に教えてあげる」と言われた。

死んでなんか欲しくない。でも、知りたい。

いつまでも君は僕を悩ませる、最愛な高嶺の花。


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