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【ALIVEとわたし】新温泉町Cチーム

 今回のALIVEとわたしは、2021年度第1期の新温泉町Cチームのみなさん。「温泉×α で住民が幸せを感じられるまちを作る」というお題に対してeスポーツでの解決案をSession4の最終プレゼンで提案するも「不採用」でした。なのに、Session4から3か月後に現地でeスポーツのイベントを開催。その裏側をよしたかさんときよさん(サポーター)にお聞きしました。

■私たちの提案は間違っていないということをみんなで示したかった

(よしたかさん)Session4が終わっても新温泉町と関わっています。ALIVEに参加した頃はこんなに新温泉町に係るとは全く思っていなかったです。きっかけはSesison2のプレゼン結果で、評価が雷雨や雨ばかりで本当にくやしかった。でも、それがきっかけでチームが同じ方向を見てグリグリと走り出せた。                                       ALIVEについては、Session1の案内を聞いて「やられた!」と感じました。「各Session間のミーティングはチームにお任せします」という案内をきいて「わぁぁぁこれ増えるだけ増えるじゃん。クオリティーを上げようと思ったらいくらでも時間を使ってしまう。ハマればハマるだけ行ってしまう」と。ALIVEの構成にやられた感がありました。でも、今回のイベントまで途中で脱落した人もいなく、みんなで一緒に最後までやれたのは本当によかった。

(きよさん)ALIVE中はサポーターとしてメンバーを見ていたが、そもそもALIVEのメンバー視点だとどうなるのか、興味があり、1メンバーとして入ると宣言して活動に加わりました。「自分ならこうするのにな」とサポーター時代に思うことが多かったのですが、それが他人事でなくなった時に果たして出来るのかが興味のあったところです。結果的には、双方で違う景色が見えていることに気付きました。自分の「メンバー」での経験不足を補う、良い経験になりました。
    開催に向けては、各人の思いは十分に見えましたたが、新温泉町への移動にかかる費用の問題が大きく、実現に向けての一番の課題でしたね。飛行機だと往復で5万くらいしますので個人負担は難しいし、かといって、役場に負担してもらえる性質のものでもなかったですし。結果的には新温泉町まで車を出すことにしました。ここまでの長距離(3人で交代でしたが、往復で1,300km走りました)は大変でしたが、さらにメンバーと会話が出来て楽しかった経験です。また、車で一緒に行った2人が活躍してくれたのが嬉しかったですね。一方で、現地入りできなかったメンバーも当日はオンラインでの参加や、消毒スプレーや手袋など現地で必要な備品を用意するなどの形で支援してくれました。結果的にはチーム全員参加できたと思っています。

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■eスポーツを提案したのにeスポーツをやったことがなかった(笑)

 夜の温泉街を盛り上げるイベントの1つとしてeスポーツを開催。当日は用意した席が満席で参加してくれた人から「次は?」という声もいただいている。答申先のふくちゃんからも「商店街などの他のイベントとの相性も良く、イベントに来られたお客さまを留まらせる力もしっかりしており、eスポーツの可能性の片鱗を垣間見せていただきました。」とお話しされていました。

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(よしたかさん)eスポーツをプレイする64人の席も満席となり、広場にパブリックビューイングをして実況もつけた。思った以上にイベントは盛り上がったと思います。お子さんだけでなく親も参加する。親子で一緒に楽しんでくれていたのが嬉しかった。eスポーツを認知してもらうのが目的の1つだったがそれは達成できたと思います。
 具体的に今回の企画が進む段階になって、ようやく自分たちが素人だと気づいたんですよ。Session4の最終答申で俺らがやるぜ!という気持ちでeスポーツを提案していたが、だれもeスポーツをやったことがなかった。全員が、Switchを買い、何ができるのか探るところからスタートしました。

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■この年になっても友達ができるんだと知った。

(よしたかさん)Session4最終プレゼンの結果を聞いて怒っていたチームメンバーもいた。「実現性あるとかコメントしておいて、一部採用にもならないってなんでだよ」とか言っていた。このチームは負けず嫌いが多い。
最終プレゼンに向けて、毎日毎日みんなでミーティングし、練習もやれることをすべてやった。自信と自負心をもってプレゼンをした。だからこそ良い評価を貰えなかったのがショックだった。自分たちの提案を本当に信じていたから。
 でもそれが力になってイベントが開催できたと思います。実際にeスポーツのイベントをやって答申先のある評価者から「eスポーツはいい!と以前から言っていたんだよ」と後だしジャンケンで言われたけど(笑)

(きよさん)費用の負担もあるし、チームでのミーティングも週3であるし、このイベントへ行く前は2度とやらないぞと思ってやっていました。でも、ミーティングの際にチームメンバーのお子さんが時々、顔をだしてくれるんです。Session1から約半年たつと、最初は話せなかったお子さんがどんどん話すようになった。その子の成長が垣間見れるのと、私たちも一緒に成長している感覚がありました。普段の仕事ではないシーン。プライベートとも、仕事とも違う不思議な活動でした。ご家族がZOOM会議に入ってくれて本物がみれてうれしかったですね。メンバーの家族からのeスポーツへのコメントもミーティングで伝えてくれるなど、それだけ家族の中での会話にもつながっていると感じました。

(よしたかさん)ALIVEの活動は、半分趣味になっています。仕事でもないし、やらされ感もないし。大学のサークルのノリでやっている。今回のイベント企画の最初は、我々もeスポーツの素人だったので、まずはゲームを楽しもう、というところから始めた。メンバーでマリオカートとかネット対戦しました。この年になっても友達ができるんだ、と思いましたね。しんどかったけど、やってよかった。

(きよさん)イベント終わってカフェでみんなと話すと達成感を感じている自分がいました。実現までこじつけたぞ、と。苦労した分、達成感がすごかったです。やっている間は趣味の山に行きたいなーとか思っていましたが、これも一つの登山だなと感じました。

イベント終了時


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