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【ALIVEとわたし】笹本 織恵さん(もっちさん)

●ALIVEの時間はいかがでしたか?

 最初に思うことは「凄く楽しくて充実していた。」です。
こんなに、一生懸命になったのっていつぶりかな。
学生時代の部活動みたいな感じで、絶対やらなければならない訳ではない。
でも、気持ちも時間もすごい注ぎ込む。凄い大変だし、苦しみもある。でも楽しみも凄くあった時間でした。

 この年になってこういう感覚って忘れていた。刺激的な時間があると、それ以外の仕事などの時間の見え方が変わってくる。そして、「自分がんばっている」と思える。仕事上で使用している頑張っているとは違うがんばっている感覚がでてくる。

●大変さと楽しさがある中で、何が大変でしたか?

 時間が限られていること。
あれもこれも考えたいとドンドンでてくる。でも、時間の制約があってできない。
 でも、考えたい。なので、夜遅くまでやってしまう(笑)。
 本当に仕事も忙しい。だけど、Mealink(答申先)と向き合う時間をつくりたいから、仕事の効率もあげて時間を作っていた。それが、楽しかった。

やりたいから時間を作りたい。そのプロセスは辛かったけど、楽しかった。

 答申先は普段の自分から距離のあるもの。普段、調べないことを調べることも視野が広がり勉強になった。

そして、答申に対する答えが一つでは無い。

 普段の仕事は、目指すべきことが明確であり、達成しなければならないことが明確。いろんな意見ややり方が出てきてもベストが示せる。

 でも、答申は答え不明瞭。社会課題だからあたりまえだけど。
そして、みんなが思っていることがバラバラで、あなたの意見もいいし、自分の思っていることもある。それを合わせたり、取捨選択して答えを出していったが、本当にそれがベストか?ということが分からなく、難しくて悩んでいた。正解がない。
いろんな意見があったときに、何を最終的なゴールとして見てるかで人によって異なってくる。ある程度、ゴールが示されている仕事とはちがってくる

 そんななかで、チームメンバーからでた「mealinkとそのクライアントがいい状態になることが大切。」という言葉が心の中に残って、一つの軸となった。
その軸があることで「こっちの方が良い」という答えが出てくると感じた。

●この経験は今度、どのように役立つかな?

よりどころとなる価値観を大切にして進んでいかなければと思った。
答が1つでなかったり、正解かどうかわからなくても、価値観・よりどころを大切にしたい。
明確にしながら進んでいくと、何かしらの答えに辿り着ける。
コンパスがあるから前に進めますね。

そして、それを、自分のひとりよがりでなくて、相手に伝えられるようになりたい。自分の頭のなかにあることを、上手く伝えられないことにもどかしさも感じた。

●ALIVE期間中に、いちばん心が躍った瞬間は?

 リフレクションの時に、チームのみんなが私に対してメッセージをくれることがうれしい。普段の仕事でこんなフィードバックを得ることはできい。貴重な時間だった。

 リフレクションの時に、自分の良かったこと(GOOD)が思いつかなかった。でも、みんなから、「そんなことないよ。」「もっちさんの意見は独創的だった」「クリティカルなことを言ってくれて助かった」などフィードバックをくれた。
まだまだと思っていた自分のことを認めてくれたのがうれしかった。もちろん、まだまだという思いはあるけど、本当にうれしかった。

 リフレクションは回を重ねることに、チームメンバーのひとりひとりに対して考える時間が増えてくる。お互いの理解を深まるし、もう一歩、その人を知ったうえで、いろいろな話ができる。それも良かった。

 そして、リフレクションで重要な役割を担ってくれたサポーター。本当に凄い難しい立場。チームがやることに口を出せないながらも、チームをどうしたらいい方向にもっていくのかを考えているのは大変だなーと思いながらサポーターを見ていた。凄い難しいけど、そういう形で人とのかかわりができると、仕事に生きてくるだろうと思う。答を教えるではなく、考えさせて答えを導くサポートって相手の成長に本当に必要。

だらか、次はサポーターをやりたいと思ったし、仕事でもそんなサポートをできるようになりたい。

●答申先や社会課題と出会ってどうだった?

 自分の知らない世界を知りたくて異業種交流に参加した。
同じ企業人であるチームの人より、答申先の人のやっていることや考えていることがカルチャーショックだった
 ALIVEのはじめのころは、社会課題なので答えが無いのは理解できるけど、それにしてもなにをやるべきかが不明瞭ではないかと思っていた。
 でも、時間がたつにつれて分かってきた。
社会課題という大きな課題に、リソースが少ない中で、立ち向かっていくことで、いったいどれだけ解決できるのか、めげそうにもなりそうな気がする。ただ、そういうふうに思っていても、何も進まない。
大きい課題に自分たちが出来ることから挑めるのが、本当にすごいと思っている。

 仕事だと、難易度が高かったり、実現が厳しいと諦めることがある。それは答えとして正しい時もある。
答申先のみなさんは、それでも、小さいこと・出来ることからやっていこうという姿勢。見習いたいと思った。

答申先であるMealinkのみなさんは、あれもやりたい、これもやりたいとキラキラしていた。素敵だなと思った。
わたしは私でキラキラ出来ることを見つけて頑張りたい。と思った。

 社会課題に対して見方が違う人がいることが、社会として大切。
社会課題に挑んでいる方に対して敬意をもちつつ、わたしは、企業の人間として、自分のところで頑張っていこうと思った。

 社会課題に向かっている人たちをTVでみても、これはうまくいくなと思うことがあまりない。活動している人たちの想いばかりでなりたっている。その人たちでめげてしまうと続かないように思える。
いままでは、そう思っていた。

 そういう人たちがいないと何も変わらないから必要だと気づいて、そういう人たちが頑張っていることを応援したいと思った。知ることが第一歩だと感じたし、どっぷりいかなくても今の自分が出来ることがあると分かった。

●この経験がもっちさんの人生にどう変わってきますか?

なにか課題に向かっていくときに、周りとのかかわり方に新しい知見をもらえた。人との係わり方や、人とどうやってかかわっていったら答えを見つけられるか。いままでは一点しか見れていなかったが、これからは広い視野で見れるようになると思う
うまく説明できないけど、どこかに向かっていくときの、その道筋のバリエーションが広がった。


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