自己紹介2

僕のファッション遍歴を書いてみました。前回の自己紹介よりかなり長いです。もはやSF超大作です。それではどうぞ。

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ファッションに目覚めたのは小学生の頃。女子に私服を褒められたのがきっかけで、洋服を意識するようになった。

裾が思いっきりシェイプされたケミカルジーンズに赤いハンカチをバックポケットからチラ見せするスタイルを好み、夏はもっぱらアロハシャツとホワイトパンツ、セッタで過ごしていた。

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10代前半 混迷期

10代前半は、ラルフローレンのスウェードブーツに、リーバイス501、バドワイザーのノースリーブ、ラブアンドピースマーク付きのキャップというかなり危ないアイテムをチョイスし、結果お洒落というワードとは遠ざかった時期

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10代後半から20代前半

アメカジ、トラコン、裏原期

10代後半は、ファッション雑誌から多大な影響を受けていく。

GETON、BOON、メンズノンノ、ファインボーイズ、スマートなどありとあらゆる媒体からブランドを知っていく。

そして空前のヴィンテージアメカジブームに突入。

ヴィンテージリーバイスの66、チャンピオンのリバースウィーブ、パーカー、ラルフローレンのボタンダウン、アルファのMA1、レッドウィングのアイリッシュセッターなどの王道コテコテアメカジに身を包む。

昼休みの時間は、学校で一番に手に入れたSONYのMDウォークマンでボブマーリー、underworld、ビースティボーイズを聴きながらレッドムーンの財布の手入れをするのが日課であった。晩年はヴィンテージリーバイスより現行のリジットLeeを好んで履くようになる。

その後は何故かトランスコンチネンスにどハマりし、他のブランドは一切買わないという謎の期間を経て、20代前半に裏原ブームに突入。

エレクトリックコテージ、モアアバウトレス、グッドイナフ、エイプ、ナンバーナイン、アンダーカバー、ソフ、wtapsと買い散らかした。ヴィンテージブームとは少し違った、ジャパニーズ発のカルチャーに身を任せた感覚はとても心地良いものだった。

エアフォース1やグラミチのクラミングパンツなどを裏原ブランドに合わせていた記憶がある。今でも裏原ブームの火付け役として有名な藤原ヒロシには影響を受けている。

そしてブームの終焉とともに僕の前に現れたのは、コムデギャルソン。それからのち、約10年間、このメゾンブランドに魅了されることになる。

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20代から30台前半

ニューバランス、ギャルソン、マルジェラ期

足元はニューバランス、あとは全てコムデギャルソンというスタイルを貫く。

ニューバランスは常に10足ほど所有していた。買った数はその倍かそれ以上か覚えていないほど買った。当時の僕のファッションはニューバランス、ブラック、コムデギャルソンの3つのみで構成されていた。この3つはいまでも僕のファッションの基本として根付いている。

それからしばらくして、マルタンマルジェラに出会い、ギャルソンとマルジェラのミックススタイルをしていくが、長らく続いたギャルソン熱が冷め、少しずつ気持ちが離れていく。理由はギャルソンに魅力が無くなったからではなく、マルジェラの凄さに圧倒されたから。

常にファッション界をリードし、アンチテーゼを掲げながら挑戦し続ける姿勢や、何十年先のトレンドを見据えた服作り、他ブランドが考えもしないような先見性、ブランドスピリット、アイテム自体のこだわりや、かっこよさがあまりにも魅力的だったからであろう。

そして何よりも惹かれたのはレプリカライン。アメリカの古着やヴィンテージから本格的にファッションに入った人間にとっては、ヨーロッパのヴィンテージアイテムを現代風にリメイクしたレプリカラインは、あまりにも新鮮でカッコ良いものであった。

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30代後半から現在

雑食期

マルジェラのデザイナー交代から、いわゆるマルジェラスピリットをアイテムを通してあまり感じなくなり、拠り所を失った僕は徐々に他のブランドに触手を伸ばしていく。

1ブランド1アイテムという雑食期の始まりである。おそらくここ一年ほどで初めて買ったブランドは30を超えている。ブランドに固執せずに良いと思ったものを直感的に手にとっている今日この頃。

ギャルソン、マルジェラ、ニューバランスを基本に、その他のブランドを融合させたファッション。

しばらくはこんな感じが続きそうである。

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