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【VR作品紹介】第25回 モノガタリ交流会【テーマ:随筆】

◆「モノガタリ交流会」とは?

 皆さんこんにちは、A-Literary Works.(エーリテラリー・ワークス)です。今回は第25回 モノガタリ交流会の発表の様子について紹介したいと思います。第25回の内容に入る前に、企画の概要についておさらいしましょう。

 「モノガタリ交流会」とは毎週日曜21時VRChatにて開催中の創作PR会になります。特定のテーマを踏まえて毎回2名が作品を発表し、交互に感想を伝える進化形読み合い企画になります。発表・コメント共に5分と気軽に参加できるので、評価を求めるクリエイターや、VR上の物語に興味のある方々は是非ご参加、ご観覧ください。

 作品は小説・詩、演劇、映像、漫画、ゲーム・ワールドなど、物語性を含む一次創作であれば紹介OK、ただしなるべくシナリオを強調するようお願いしています。作品内容や発表内容は基本的に自由、ただし他者の作品や二次創作はNG、パロディ・オマージュ作品はOKとします。

 ……という訳で、第25回の発表者、テーマは以下のようになりました。

◇第25回 モノガタリ交流会【テーマ:随筆】

【No.49】レンフリーさん「VRで生きています」

 一人目の発表者はレンフリーさん(https://x.com/YsRDQS7V875CTCc)になります。レンフリーさんの作品「VRで生きています」は題目通りVRで生きる一人の人間の心情を綴ったエッセイ作品となり、交流会では実際に朗読して頂きました(アドリブに快く応えて頂き有難いです)。レンフリーさんはバーチャルな世界を舞台に掌編や短編を執筆されており、私小説とフィクションの間を行き来するようなお話が魅力となります。何でも出来るVR環境を題材としたエッセイは必然と物語性が強く感じられるように思います。「やっと見つけたコミュニティも、気づけば壊れてなくなります」「縁と機材と勇気がないと、始めることすらできません」といった呟きはコミュニティに溶け込む難しさについて共感を呼びます。「春に落葉を眺め、冬に雪で遊び、秋に桜並木を歩き、冬に夏を壊します」からは屈折した詫び寂を感じますし、最後の「冬に夏を壊します」というフレーズはVRChat民ならピンと来ることでしょう。全体的にリズム感のある文体となり、読みやすいよう意識されているとのことです。また他にも「伯爵と令嬢は相企む」「Alos文学:アンドロイドへの恋は叶うのか?」など、恋愛小説を中心に投稿されているので是非ご覧ください。

◇作品リンク:https://note.com/ren_ren_run/n/n1a2fa86cc0f3?magazine_key=m2857e41a240c

【No.50】ことはしろさん「ことはしろの日記」

 二人目の発表者はことはしろさん(https://x.com/kotohasiro)になります。ことはしろさんの作品「ことはしろの日記」は、以前も交流会にてご紹介した「スタジオバグース」や「メタバース写真旅行誌Platform」など様々な団体で活躍されることはさんの日常を描いたnote記事となります。一年を通して三百六十七を越える記事を執筆されており、A-Literary Works.も負けていられないなと奮い立ちました。「自分の伝記を自分で読んでる気分」とあるように、ことはさんの毎日が赤裸々に綴られているので、過去のお砂糖体験など顔を赤らめてしまうようなお話も垣間見えます。「単に出来事を記録するのではなく、その時々の皆が考えたこと・感じたことを伝えていきたい」という熱い想いが語られ、レンフリーさんからは豊富な写真や親近感のある文章から記事として読みやすいと評価して頂きました。スタジオバグースではメイキングの作成、Platformではライターとしての記事執筆、またBoothではことはしろの雑貨屋さん(https://kotohasiro-shop.booth.pm/)という名義で便利なギミックまで制作されています。おっとりとした雰囲気漂うことはさんですが、その実非常にアクティブで積極的な人柄が魅力的に思いました。

◇作品リンク:https://note.com/kotoha_siro_page/n/nbd621c923bce?sub_rt=share_pw

 以上、第25回 モノガタリ交流会のお二人の紹介作品となりました。皆さん如何でしたでしょうか?興味を惹かれたものについては、是非リンク先から作品を鑑賞してみてください。また発表者の方は常時募集しています。興味のある方はDiscordサーバー(https://discord.com/invite/UkYn7ZrY8t)に是非ご参加ください。それでは、また。

 文責:沈黙静寂(A-Literary Works.代表)


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