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感情は私そのものではなく、内側の「現象」

今月のヴェーダーンタ勉強会は前回に続いて、感情の取り扱い方から。

感情は私そのものではなく、内側の現象

・原因=結果という現象。原因は自分の過去や背景にある。目の前の事物は、原因ではなくトリガーでしかない
・現象=イーシュワラの秩序という認識に気づければ、怒り=私という主観ではなく、「怒りという現象を抱えている私」という客観的な見方になる
・怒りや嫉妬という感情は良くないと否定されがちだけど、良い悪いじゃなくて現象として取り扱えればいい

●メモ
・産業医の先生も「そのとき相手が置かれてる状況だけでなく、ルーツまで見て対応をする必要がある」と仰ってた
・いま起こってる感情や症状そのものではなく、原因を把握した手当が大切
・聖者になる修行のうち、最後まで翻弄される感情は、怒りではなく嫉妬だといわれる
・嫉妬や羨ましいと思った相手に対して、批評(「でも、こういうのは良くないよね」みたいな)に置き換えてしまうことがある
・相手の一部分しか見てないのに、そこに対して評価やジャッジをしたり、感情を抱いてしまってる
・逆に自分が褒められたり「いいね」と言われたとき、反射的に「いえいえ」とか「滅相もございません」と言ってしまう
・相手の意図や背景を考えて受け取る必要はある。ただ、相手の気持ちや言葉を否定する反応を、気づかないうちにしてしまってるかも
・目に見えるもの見えないもの・自分自身も含めすべてイーシュワラの現れという視点なら
・相手が褒めてくれたのは私そのものではなく、「貴方はそんなギフトをもらえて良かったね」ということになる。それなら素直に「ありがとうございます」って言いやすい
・あと、身内が褒められた時も反射的に謙遜しがち。寧ろ自分自身のことよりそうなってるかも

Everything is sacred

・インド文化では、一般的に世俗的と言われるものも含め、すべてを「神聖」として扱う
・たとえば、落とした本も神聖なので大切に拾い上げる
・日本も八百万の神々という思想があったはず・・
・この世界に現れてるもの(もの・ひと・知識・現象)、須らく神聖
・「価値があるもの」という特定の何かではなく、この世界に生きてるだけで受け取っているもの受け継いでるもの全てがラクシュミー(富の女神)

●メモ
・千春の決め台詞「銭金の問題ではない」
-銭金で得られないものに気づけない人生ほど、貧しいものはない

・千春のMC(2022年11月東京国際フォーラム)
「俺はTVに出ないで、年中コンサートで全国を廻ってる(年間で約50公演ペースを46年間続けてる)。歌を聴きたければCDでいい。歌詞も間違えないし。俺がコンサートに専念するのは、俺とお前ら、日常で色んなことを頑張ってるお前らと、生きてることを確認しあうためなんだ。コンサートは、生活です。人生です」

ダブルスタンダード

・ありのままを愛す、が本来なのに、「大切に想ってくれてるなら」と知らず知らず相手に要求をしてしまう
●メモ
・千春の決め台詞「見返りを求めるな」
-恋愛は弥次郎兵衛なので釣り合ってるのは一瞬しかない、相手に何かを求めた時点でバランスが崩れる
※千春には、バランスを崩した曲がこれでもかと多いうえ、男と女両方の視点で描ける。妻子持ちのはずなのに恋愛遍歴・・・

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