コロナ渦で会えない国際カップルは〈結婚〉が最終手段!?

先日、以下のtweetをしましたが、

①日本で婚姻届を出す

について深堀りしようと思います

あらすじ

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【1】背景
【2-1】必要書類
【2-2】婚姻具備証明書とは
【2-3】CNI申請
【2-4】CNI発行に2ヶ月
【3】婚姻届の書き方
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【1】背景

コロナ渦でなぜ
「日本で」婚姻届出すのがオススメなのかというと、
・日本での婚約はオーストラリアの法律上でも成立と見なされる※1
・片方だけが日本の役所で必要書類を提出し、手続きすれば済むので実現可能だからです。

「オーストラリアで」婚姻しようとすると、Celebrantの前で二人が揃い、Marriage Registrstionをしなければいけないので国境封鎖の中で🇯🇵→🇦🇺への移動が必要なのでコロナ渦では実現不可能です。(Travel ExemptionもしくはPartner Visaが取得できたら話は別ですが)

(※1参照元)


【2-1】必要書類

日本の婚姻届に必要なものは以下の通りです。自分の場合、「2) 婚姻具備証明書」の用意でなんと2ヶ月弱くらいかかりました💦
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【届出に必要なもの】
1)婚姻届
2)婚姻具備証明書+日本語訳
3)自分のID、パートナーのID(パスポートなど)
4)自分の戸籍謄本(届出地に本籍がある方は必要なし)
5)夫および妻となる方の印鑑(朱肉を使うもの。外国人は印鑑でなくサインでOK)
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役所により必要書類は異なるので提出先の役所に直接電話し、事前確認は必須です!

例えば、自分の提出した区役所に電話で問い合わせ、パートナーのIDである「パスポートの原本」を国際郵便で送るのは無くす可能性がゼロではなく心配なので、「パスポートのコピーに弁護士に署名すればOKか?」と確認し、問題ないと回答されました。(署名というのは、パスポートのコピーが原本と同じで偽装してないという証明のためのものです。)


【2-2】婚姻具備証明書とは
「2) 婚姻具備証明書」が時間がかかったと上記で記載しましたが、そもそも何の書類かというと
「婚姻をしようとする外国人の本国の大使,公使又は領事など権限を持っている者が本国法上その婚姻に必要な要件を備えていることを証明する書面です。なお,国によっては,これらの証明書を発行していないところもあります。その場合については,Q3を参照してください。※2」

(※2参照元)


【2-3】CNI申請

実はオーストラリア政府は婚姻具備証明書を発行していなく、代わりにCNI (Certificates of No Impediment=婚姻無障害証明書)を発行しています。

以下のオーストラリア大使館HP上の、「日本でオーストラリア人と結婚する場合」の箇所で申請書のPDFがダウンロードできます。

自分たちの場合は、メルボルン在住のパートナー自身が、申請書の原本をメルボルンのCNI事務局に郵送で提出しました。

【2-4】CNI発行に2ヶ月
自分がCNI申請した2020年8〜9月は、まさにメルボルンがロックダウン中だったので原本の郵送が通常より時間かかりました。

また原本のコピーであることを証明するため認定弁護士などに対面で会い、サインしてもらう必要があるのですが、自宅から半径5kmからでてはいけない制限があったりしたので、時間がかかりました💦

さらには、CNI問い合わせ窓口に電話で聞いても説明なかったのに、申請書を窓口が受領した後に「これはXXの認証が必要です!」と追加で2回言われ、3回原本を送り直してやっと…出来上がりました…😭
かれこれCNI発行だけで2ヶ月弱くらいかかりました。

今は規制緩和されているのでそこまで時間かからないと思いますが、上記のように事務局の対応が雑…という可能性はありますので要注意です😅


【3】婚姻届の書き方
婚姻届の書き方はそこまで複雑ではありませんが、外国人との結婚の場合は日本人同士の場合と異なる点もあるので、詳細は以下をご参照ください。

以上、国際結婚の日本での婚姻届の出し方についてご説明しましたが、もし不明点やご質問あれば、お気軽にお聞きください!

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