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こんにちは。愛知県豊橋市在住の編集・ライターの岩下加奈です。

前回「雑誌作りの専門学校で習ったこと」について綴りました。

これを書いていて思ったのが「初心忘れるべからず」だなと。昔のことを、このようにnoteに書くことで、自分が当時思ったことや、夢だったりが鮮明に思い出されて「今仕事に行き詰まっているな」「なんだか仕事が楽しくないな」そう思った人は昔のこと、学んでいたことをnoteやブログに綴ることって大事だなと体感しました。

無事専門学校を卒業し、地元・豊橋市の出版社へ就職決定!まだ20歳になったばかりの私が、編集者・ライターとして日々格闘?学んだことをこれからは綴っていきます。

19歳と半年。編集者・ライターへの扉

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まだ専門学校2年生の冬。就職場所でもある、地元出版社のインターンをスタートしました。初めての編集者・ライターへの道。学校でいろいろ学んでいたので、正直「できるだろう」と思ったのが大間違い!全く無知で、そもそも社会経験(アルバイトはかなりしていたのでそこは大丈夫だが)ナシの19歳。絶対に周りから「あの子大丈夫?」と思われていただろう・・・。

初めての仕事は、街にいる人のスナップとコメント聞き取り。雑誌でよくあるあのコーナーです。知らない人に声をかけて、趣旨を説明して、撮影許可をもらい、同時にアンケートをしていくって流れ。

単純で、簡単!って思うのですが、現状、これがもう辛くて辛くて。ただ街を歩いている人に声をかけるのではなく、この企画にあった人に声をかけていくので、難しいし、断られた時の心の折れ方が半端ではなった。(ちなみに今はほとんど心折れず、図太く何人にも声をかけられる笑)

10人やっと達成できたのがスタートしてから4時間以上。もうヘトヘトになりながら、会社へ戻った記憶しかない。

この時に「私、編集者・ライターできるのかな?」と不安のみ。

会社に戻ったら、休む間も無くコメントをまとめて記事を作って、デザイナーさんに記事を送って。写真をまとめて。

初めてのことばかりで

「これってどうやりますか?」と毎回聞いていて。それでもいつも丁寧に教えてくれた当時の上司は本当に偉大だった!!

まだまだ19歳と半年の冬。初めてスナップを経験し、初めて記事をまとめて、初めてデザイナーさんと打ち合わせして。あの日の濃厚さは、今でも忘れられない。

ただ、同時に「この先どうしよう」と思ったのは間違いない


そして人生初の締め切り。

締め切りは突然やってきた。インターンで出勤したら上司から「今日は締め切りだよ」って!

嘘でしょ!!!知らんかった!!!!

と心の中で叫んだけど、そもそも締め切りで急ぐ案件も当時はなく、何をやったらいいかも正直わかっていなかったので

わかりました!と笑顔で答える。

いろんな記事をチェックして(文字校正)、修正をかけたり、なんやかんやバタバタしていて、いつもなら夕飯を食べる時間もパソコンに向かっていて。

気付いたら21時。

まだまだこれから!っていう現場のムードで、「いつ帰るんだろう」と思った笑。(当時はブラック企業という言葉もないからね。)

お腹すいたな〜と思った時に、上司が「ご飯いつでも食べていいからね!」との一言。何を食べていいかわからなかったから、なんとなくテレビでカッコいいな〜と思っていた、夜にカップラーメンを食べた。(ちなみに、私はあまりカップラーメンは得意ではなく、夜に食べたことが一切なかった)

このカップラーメンがNGだった・・・

なぜか、大盛り?大きなカップラーメンを買ってきて食べて。その30分後、腹痛を起こすことになる。

周りは締め切りでピリピリ。私はお腹がグルグル。

すぐにトイレに行き、上から下から全て出た・・・(食事中のみなさんすみません)。締め切りだからといって、慣れないことをするもんじゃない・・・とトイレで猛烈に反省。

顔がかなり青白かったのか、上司にすごく心配されて、その後帰宅・・・。人生初の締め切りは、体調を崩して帰るという、本当にあってはならないことをしてしまった。


その日深く思ったのは「私は編集者・ライターになれない・・・」と思いながら寝た思い出がある。