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好きな物や好きな街や好きな場所のはなし

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買ったもの、行った場所、食べたもの、撮ったものなど
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東京での思い出

18歳で上京し、最初に暮らしたのは阿佐ヶ谷駅の近くだった。 ただ、阿佐ヶ谷に住んだのはほんの一年だったので、思い出はあまり無い。当時は大学に入学したばかりで街を楽しむ余裕もまだ無く、駅前のサンマルクにばかり通っては大学の課題を黙々と片付けていた記憶がある。 ピンクの壁やブランコが可愛い喫茶店「gion」やジェラートで有名な「シンチェリータ」などなど素敵なお店が沢山あるこの街を楽しみ切れなかったことには、今でも後悔が残る。ただ、のちに社会人になってから『A子さんの恋人』(阿佐

大京都・喫茶巡りのすすめ(南座近辺について)

京都が大好きです。なぜなら、喫茶店がたくさんあるから! 高校生のころ、人生で初めてのひとり旅の行き先が京都でした。わたしはその時におとずれたフランソア喫茶室のおかげで「喫茶店へいく」ことの虜になり、以来今でも喫茶店をめぐるために何度も京都へ通っています。 このたび滝沢歌舞伎ZEROが上演される南座の周辺は、徒歩3分ほどの距離に三軒の歴史ある素晴らしい喫茶店、さらに10〜15分ほど足を伸ばせばそれぞれに魅力溢れる個性的な喫茶店がたくさんある、喫茶好きには天国

最近観たもの読んだもの

昨年末〜年明けにかけてAmazonのFire TV StickとKindle PaperWhiteを購入したところ自分でもびっくりするくらいコンテンツの摂取量が増えたので、観たものや読んだものをメモしてみようと思います。漫画、小説、映画、ドラマ、順番はバラバラ。KindleやFire TV Stickの購入とは関係のない、映画館で観た映画や図書館で借りた本もちょっと混ざってます。 ▽ ・『シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題

季節の揺らぎを心地よく渡ってゆくために

お久しぶりです、アリスです。 noteもstand fmも、それから今準備中の楽天ROOMも、全てが中途半端なままに気まぐれな頻度での更新しかできなくなっている今日この頃…noteで記事を書くのも相当久しぶりです。 昔から、季節の変わり目...というか秋を乗り切るのがあまり得意ではないのですが、今年の秋は調子が大きく落ち込むことのないように、毎日やさしい気持ちで過ごせるように、と意識しつつ毎日使っているアイテムが幾つかあります。日々のルーティンの中に先回りして工夫を仕掛け

喫茶店の効能

(今年の6月末に書いて下書きに入れっぱなしにしていたものです。年末に合わせて #下書き供養 します。) 5月の半ば、NHKの『ドキュメント72時間』(ひとつの場所で72時間カメラを回し続け、その場所に訪れるひとの様子を淡々と記録するドキュメンタリー番組。)で名古屋のとある喫茶店が特集されているのを見かけた。 毎日のようにモーニングを食べに来るご夫婦だったり、競馬好きのお爺さんだったり、最近また2人での同居を始めたという母親と20代の息子だったり。喫茶文化で有名な名古屋とい

「必ずまた泊まりに行く」と心に決めている宿のはなし

「いつかnoteに書こう」とおもって中途半端に溜めていることっていつも山のようにあって、書きかけの下書きたちはわたしのnoteアプリの中でゆっくりと眠っています。その中でひとつ、今このタイミングだからこそ、誰かと共有したい、皆に知ってほしい!と思うテーマがあるので、下書き一覧から引っ張り起して最後まで仕上げてみようと思います。 それは「またいつか必ず泊まりに行きたいホテル、旅館、ゲストハウス」。 これまで国内の色んな街へ旅行する中で、心から好き!と思える宿にたくさん出会っ

#あなたのバッグ何入ってますか に寄せて、かばんの中身を並べてみた

一度やってみたいなーと思っていた、かばんの中身をずらっと平置きして撮るアレ。持ち物をいい感じの四角形になるようにきっちり並べて真上から撮るアレ、いつかやってみたいなと、ずっと思ってたんです。そんな中、noteであらしろひなこさんが #あなたのバッグ何入ってますか というタグにまとめているのを見かけたので、これを機に便乗して書いてみようと思います。 はい。こんな感じです。土日も平日も全く変わらず。去年とつぜん「持ち物は極力少なくすべし」という強迫観念にかられて……いや、決して

秋と冬

カメラの練習の記録日記、時々iPhone。秋と冬編です。 12月の頭、冬の初めの大阪。大阪が好きで、そしてその「好き」は、いきなり大阪駅から始まります。冬の大阪駅はとびきり好き。空間が空に向かって大きくひらけていて、空気や人の流れがキラキラと淀みなく流れるようで、いつ降り立っても清々しい気持ち。 ずっと「いつか必ず」と思っていた北浜レトロ。ようやく念願がかなって、平日の昼下がりに一人でアフタヌーンティー。 北浜レトロの近く、中之島の遊歩道を川沿いに歩いているとき、橋の斜

バナナフィッシュにうってつけの日

いろんなひとに、吉田秋生の漫画『BANANA FISH』を読んでほしい。そしてわたしといっしょに泣きましょう。 という話。 わたしがこの漫画に出会ったのは結構前のことで、以来我が家の本棚の一番目立つ所に全巻揃えてどどんと置いたりしていたのだけど、 いかんせんとても骨太な漫画なので頻繁に読み返せるものではない……というかつまり最後に読んでからはもう何年も何年も経っていて で、先日突然。来年ノイタミナでアニメ化されるというまさかまさかの報せをうけて、これはこれは……と思い

先週の「半分、青い」

朝ドラ 半分、青い の台詞があまりにも美しくてすばらしいので、心に残った部分を書き留めていくことにしました。 4/24 火 すずめ「夏、またいつもみたいに律となおとブッチャーとわたしで、金華山のロープウェイって思っとったのにな。花火も。」 律「来年またな。」 すずめ「来年はないやん!来年は、バラバラや。」 寂しそうにするすずめに、律は少女漫画を貸す。登場する漫画はすべてくらもちふさこによる実在の作品だが、作中では秋風羽織という漫画家の作品ということになってい

最近の #半分青い

5/1火 「立て板に水のように喋る」秋風羽織のアシスタント、菱本わかなの服装と髪型、繊細なものを過剰に乗せた感じがひたすらにかわいい。ピンクハウス…知識としてしか知らない私からすれば、ドラマ内で菱本わかなが着ているそれは十分に甘く可憐だが、当時のピンクハウスを知る人からするとあのスタイリングはまだまだ糖分が足りないらしい。ピンクハウスおそるべし。 すずめの父に対して電話でまくしたてる菱本の、 「"上等やないか"ということは、yes,d'accordということでよ

七月からカメラの練習をはじめたので、絵日記みたいにしてnoteにまとめてみようと思います。カメラは奥が深くてまだ全然慣れないけれど、探求しがいのある能動的な趣味が見つかって、嬉しい夏になりました。 浴衣で夜の水族館にいった日。この日は選挙の日で、私はもっと余裕を持って仕度をすればよかったのにどうしても時間がなく、浴衣を着て近所の小学校で投票✔︎。 「浴衣で水族館に」なんて素敵なお誘いをしてくれた友人はこの日、ショップで売っていたペンギンの小さなぬいぐるみ(生まれたてのペンギ