【本当は怖いこむら返りと熱中症】

こんにちは。

これからお話するのは
[こむら返りと熱中症]
です。

特に営業で外回りをされている方や休日のお買い物で長く外にいる時間が長い方

そして、最近運動がてら、走っている方も見受けられます

そんなとき、ペットボトルは持って出かけていますか?

途中で飲み物を買っていますか?

でも、ご存知ですか?
ただ、飲むだけでは駄目なんです

これからお話する内容も、事例を混じれてお話させていただきたいと思います
 

小さな部品会社に務める村上正さん
結婚はまだしておらず、仕事一筋で、とくに趣味もなく。

仕事のあとのビールは最高!

と言う訳で、家路につくのはいつも深夜

誰が健康管理をしてくれるわけでもなく

帰ればベッドに直行

そんな生活をしていたのです

この日は、用事あり取引先に呼ばれ村上さんは朝から外出することになったのです。

運動とは無縁の生活を送ってきたため、少し太り気味の村上さん。
いつもはエアコンの利いた部屋で仕事をしていたので、10分ほど歩いただけで、全身から汗をかいていました。

(あー!暑いなぁ〜)
今日は雲1つないカンカン照り

気がつくと2本目のペットボトル半分になっていました

しかし、取引先を出て、会社に戻ろうとした所

「悪いけど、○○会社にも少し顔を出してくれないか?」

と部長から連絡をもらい、結局そのまま休むことなく、取引先へ向かったのです

そのとき、ふくらはぎが症状①つったのです

やっぱり運動不足なのかなー

そう軽く考えていました

こむら返りから1時間

お昼ごはんも取らずに取引先を回っていたため、疲労もピーク

そんな中、取引先で出されたお水に手を付けなかったのです

暑さになれたのか飲みたいとは思わなかったのです

そして、取引先を出ようとしたとき、症状②立ちくらみが起こったのです

「ちょっと休んでいきなよ!」

それでも休まず、会社に戻ろうとしたときです
突然症状③吐き気がしたのです

(これはまずい。やっぱり休もう)

不安を感じ、少しだけベンチに座り休んでいたときです

急に症状③目の前が真っ暗になったのです

(なんだ?なんだ?)

急に気を失ってしまったのです

そして

その2時間後、物言わぬ姿で発見されたのです

病名:熱中症

熱中症とは、体に熱がたまり、体温が下がらず全身に様々な障害が起こる病です

村上さんの場合も炎天下の中、体温が上昇し
熱中症の典型的な《こむら返り》や《立ちくらみ》《吐き気》《意識障害》が起こったのです

本来、私達の体には体温上昇を防ぐ仕組みが備わっているのです。

それが汗

身体は熱が貯まると血液に含まれる水分を汗として分泌

この汗を蒸発させることによって、熱を外に出すのです

だからこそ暑いときに水分を取ることが大事なのです

でも、村上さんはこまめに水分を補給していたはず

では、なぜ 熱中症になったのか?

実は、水分を補給するだけでは熱中症の重症化を防ぐことができないからです

なぜなら、汗をかくと大切な物質も失っているからです

それが『塩分』

ここ数年、塩分の入った飲料水や雨、お菓子などにも表記されていることが多くなってきましたよね

この塩分が減ると「こむら返り」が起こるのです

塩分が減ると筋肉の細胞に異常が起き、痙攣するのです。

ところが村上さんは塩分を補給せず、水分だけを補給していたのです。

そうすると、さらに危険な状態になるのです

それが

水を欲しがらなかったこと

塩分を取らずに水だけを補給すると、
血液が薄まってしまうのです。

すると脳が『水はもう必要ない』と理解し、喉が乾かなくなるのです。

本当は必要なのに

こうして、塩分だけでなく、水まで飲まなくなってしまった村上さんの体内では、水分不足で汗が充分に作れないため、たまり続ける熱を発散できなくなっていきました

その結果、血液温度は40℃にまで急激に上昇

熱に弱い脳が異常をきたし機能を停止

帰らぬ人になってしまったのです

熱中症と言えば、普段から外出する人がなりやすいと思われがちですが、本当に危険なのは普段クーラーで過ごすことが多い人です

汗線の機能が低いため、大量の塩分が失いやすく、熱中症になりやすいのです

毎年250人〜300人熱中症でなくなっています

ただ、熱中症は適切な予防をしていれば、防ぐことができます

そこで、間違いやすい予防法テストをしてみたいと思います

①熱中症になりやすいため最も気をつけなければならない時期は?

1、梅雨が開けた直後など、急に暑くなってきたとき

2、毎日、真夏のように暑い日が続いたとき

3、残暑が厳しいとき

さぁーどれでしょうか?

答え:1
急に暑さが出てきたとき、暑さに慣れていないため、熱中症になりやすい

夏の暑い日に小さな子供と外出しようとしたとき、
子供を暑さから守るためには?

1、日よけをつけたベビーカーに乗せる
 
2、帽子をかぶせ手をつないで歩かせる

3、日傘をさして抱っこして歩く

答え:3
照り返しで更に暑さが増し、路面付近は高温になりやすいので、小さなお子さんは注意が必要 

今は塩分入りのお水が手に入りやすくなっています
ぜひ、お水だけでなく、塩分入りの飲み物を持ち歩くようにしてみてください

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