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セルフライナーノーツ - 『Chase This Light』

へいへいへいへいへい、塀を逆立ちでよじ登ることが人生の夢、ども、AlfredボーカルのSHIGEです。

みんな『Chase This Light』のMV見た?またコニキ君(カメラマン)がやべー作品作ってくれちゃったよ。まだ見てない人は、まずMV見てからこっちに戻るといいよ!

さあ、てことで今回は『Chase This Light』のライナーノーツを書いていこうと思います。

(ちなみに『Chase This Light』は各種音源配信サービスでダウンロードして聴けるんで、ぜひ逆立ちでもしながらListenしちゃってください!)


まず、タイトルの意味。このタイトル、実はJimmy Eat Worldの「Chase This Light」というアルバム名からそのままもらってきました、はい。

ちなみに、僕は一度音楽の道を諦めかけたときがありまして。そのときに出会ったのがこのアルバムに収録されている『Carry You』という曲です。僕に音楽の美しさ、素晴らしさを思い出させてくれました。音楽の道に再び引っ張り戻してくれました。そんな大切な大切な大切な1曲です。この曲がなかったら今のAlfredは存在していないし、SHIGEもいませんでした。本当に命の恩人です。だからこそ、俺自身の音楽の再出発という意味も兼ねてこのタイトルを付けました。

そう考えると、僕が描いたThis Lightっていうのは、「音楽の道の先に見える光」のことを指しているような気もしてきました。曲中に出てくる「You」は、音楽を諦める自分だったのかもしれません。ま、実際に描いたストーリーは全く別のものだけど。

ちなみにこの曲の本当のストーリーは、

愛していた女性が、音楽の道を進もうとする男性に愛想を尽かして、どこかへ行ってしまう。男性は街頭の明かりもない夜道を歩く。そして、その先に光が見える。男性は、一人でも前に進んで行くんだと強い意志を持って、ひたすらその光を追い続ける。

という感じです。ずっと支え続けてくれた女性がどこかへ行ってしまい、虚無を感じながらも自分が決めた音楽という道をひたすら進み続けるという、泥臭くもがく主人公を描きました。

ですが、最初からその光を追えるほど強い意志は持っていなかったと思う。1サビ最後の「Chase this light」はメロディ的には下がっています。ここでは、君がいなくなったことに対する不安で蝕まれ、うまく前を向けていない様子が表れています。一方、2サビ最後の「Chase this light」はメロディは上がっています。ここでようやく「君がいなくても、前に進まなきゃいけないんだ」という、主人公の決心が見られます。

みんなも、夜道を歩きながら『Chase This Light』を聞いてみて。暗闇に取り残された緊張感も味わえるし、その後に光る希望みたいなのも感じ取れるはず。いつもの夜道を歩く日常が、あっという間にドラマの世界に変わるから、試してみて。次はみんなが主人公だよ。


さて、次にこの曲が何に影響されて生まれたのかを説明します。

ちなみに僕って、そのときハマってたドラマや映画にめちゃくちゃ影響される節があります。『Cyclone』も「ウォーキング・デッド」にハマってたときに生まれた曲なんです。

では、『Chase This Light』は何に影響されたかというと、ズバリNetflix先輩オリジナルの海外ドラマ「YOU ー君がすべてー」(PRではありません)です。

これがやばい、まじで世界一恐ろしく面白いドラマかも知れん。ちょっとここで語るとキリがないから自分で見てほしいんだけど、簡単に言うと「好きになった相手のためだったら何でもするストーカー男」のホラーサスペンスドラマです。こいつ、本当に何でもします、はい笑。緊張と緩和の繰り返しがエグいです。

そして当時の自分はこの緊張感溢れる世界観に感化されて、『Chase This Light』のあの不安を煽る緊迫した世界観ができました笑笑。まあドラマのストーリーにしっかり合わせると、歌詞の中でもストーカーをしたり人を殺したりするんだろうけど...www、僕はどうしても最後は前を向けるような曲にしたくなっちゃうタイプなので、そこら辺は自分のオリジナルストーリーにしました。逆境の中でも「仕方ないよね、前に進むしかないよね、人生ってそういうもんだろ」っていうストーリーを描くのが好きなんで。

チラッと脱線した話をすると、この価値観も昔と今とではかなり変わってて。っていうのも、この曲の歴史をお話すると、元々2016年くらいからあった曲を改変してできた曲なんですが、そのときの曲タイトルは『Nothing To Be Left』。訳すと「何も残っていない」。............価値観めちゃくちゃ変わっとるやないかいwらwらrわらwらw。曲ってアーティストのそのときの価値観がもろ表れる場所なんで、昔の曲から順番にして聞いてみると、どのように価値観が変わっているのかが見えてくるから、それはそれで音楽の楽しみ方の一つだなって思う。俺らの価値観がどう変わっていってるのか、みんなも聞いてみてほしいわ。あ、お手柔らかにね?笑笑


あとこの曲で特徴的なのは、SHIGEが始めて手掛けた日本語混じりの曲って感じですかね。主人公の現状を描くBメロや2A、主人公の今後を示唆するラスサビ。その中でもストーリーのキーとなる部分を日本語にしてみました。僕自身英語の曲しか基本書かないので、「日本語を歌うとSHIGEさんはこんな感じになるんや〜新鮮〜はぴはぴはぽいはぽfjgどjgrんうぇいあldfbj」って思っていただければと思いまし。


あ、最後に。

実はこの曲、一箇所だけ女性の声が入ってるんです。誰か気づいた方いますかね?

まだ気づいていない方は、ぜひ今探しに行ってみてください。見つかるかな??→

答えは下にあります。








【答え】2番Bメロの「枯らす声だけで」の部分


まあ、正確に言うと、僕の声を録って、それを加工して女性の声にしてもらったんだけどね(技術ってスゲェwwwwmmmmmmm)。

君の声が、主人公の心の中で鳴った気がしたんです。いなくなった君が、まだ近くにいるんじゃないかって、主人公が少しだけ希望を抱いた瞬間です。でもそんなはずないって、最終的に未練を拭い去ることができたから、光を追う決心が付いたんでしょうね。


さて、いかがだったでしょうか?『Chase This Light』がストーカーの歌だ、と勘違いしている方がいたら、もう一度読み直してください、誤解です、はい笑。また、このライナーノーツ読んだあとに、もう一度『Chase This Light』のMVを見てきてください。見え方が変わってくるかと思います。あと、僕の渾身の演技(だと思っている)で、主人公の心情、状況、今後への待望などを表現しようとしているんだなっていうのも伝わって欲しいな、と思っています。ま、捉え方はリスナーによって千差万別だし、だからこそ「音楽はアーティストが生み出し、リスナーが育てていく」ものなんだと思う。どうかみなさん、これからも『Chase This Light』を末永く、清らかに、潔く、心地よく、まんべんなく、おしとやかに、まことしやかに、厳かに、したたかに、華やかに、際限なく、狂しく、はなはだしく、古めかしく、真新しく、粗野に見守っていってほしいです。(粗野はダメだろ)


あ、今回のライナーノーツに関して、感想・質問とかあったらジャンジャンっじゃんじゃんあじゃなじゃなじゃなじゃんコメント募集してますっ!

ではではでは、逆から読むと「はではではで」、またお会いチマチョゴリ。

バイ!逆から読むと「イバ」

(Vo.SHIGE


P.S.「お菓子が好き好きスガシカオ」は、逆から読んでも「お菓子が好き好きスガシカオ」。

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