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世界遺産を学んでみましょう

日本で世界遺産を学ぶということになれば、やはり手っ取り早いのはなんと言っても「世界遺産検定」です。検定大好き日本人ということで、もう10年以上の歴史を持ちます(第一回は2006年)。

ざっくりいうと一番簡単なのは4級で、難しくなるに従って、3級、2級、1級となり、これには「マイスター」という級もあります。ちなみに、上の写真は、マニラにある「フィリピンのバロック様式教会群」の一つです。かなり渋めのところですけれど、すげーよかったです。

4級:まず最初はこちら

最初はここからやってもいいと思います。中高生くらいなら、この辺からやっつけてみましょう。日本の、そして世界の様々な価値あるものを知る。これだけでも、楽しいと思いますよ。

3級:重要なところをしっかりやりたい人はここ

表紙はオーストラリアはシドニーのオペラハウスですね。これをみると、心を鷲掴みにするデザインというのはあるなぁというのがよく分かります。2級からはちと難しいけど、まずは基本的なところをしっかり、という人ならこっちがいいでしょう。

2級:腕に覚えがある人はこちらから

2級までは条件なしで受験できます。すでに大学生でこの手の話などに関心がある人、歴史好きの人なんかは、ここからやってもいいと思います。別角度からの世界史総復習ができると思います。

1級:本気の人はここ。テキストも2冊あります。

これくらいあると、「おー、勉強してる!」って感じがすると思います。1級は2級合格者でないと受験できないので、腕に覚えがあっても、まずは2級からになると思います。こっちはだいぶ難しい(というよりも量が多い)ので、しっかり対策が必要だと思います。

なお、マイスター用のテキストはありません。でも、これくらいは目を通しておくと、世界遺産の裏側というのがよくわかって、何事もバラ色だけではないというのが、よくわかると思います。著者は朝日新聞の記者です。

読んでみると、「あーそうだよね、大変だよね、いろいろあるよね」という雑な感想ではありますが、妙なところでうんうん、と頷きながら読める本です。ある程度、世界遺産全般の知識があった方が楽しめる本です。

『366日の世界遺産』というものもありました。検定とは直接関係ありませんけれど、楽しんで読むには良い本ではないかと思います。なお、世界遺産は1000以上ありますので、1日一つでは全然足りません。でも、人気のあるところを選んでの366だったりするはずなので、パラパラとみるだけでも楽しいです。



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