マルケの街・モンテカロッタ & イエージ
<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.8>
ワイナリー&レストランで、貴重な勉強をさせて頂き、ファルコラーナ・マリッティアへ、帰る時。
ワイナリーのスタッフさんが、最寄り駅まで、車で送って下さるとの事。
ありがとうございます!
折角だからと、ワイナリーがある町・モンテカロット(Montecarotto)を経由して、駅があるイエージ(Jesi)まで送って頂きました。
モンテカロット・町の入口
(Ingresso d' Moncarotto)
モンカロットからの眺め
(La vista dal Moncarotto)
人口2,000人程の小さな町で、周囲一面は、ぶどう畑。
「 モンテカロット = ワイン 」と言われるほど、この町一番の産業で、
ワイン関連に従事している人も多いそうです。
少し、散策しましょう。
モンテカロット市立劇場
(Teatro Comunale)
市民の塔
(Torre Civita)
小さい町ですが、とても可愛らしく、穏やかでした。
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そこから20Km程、スタッフの車に乗せてもらい、イエージに到着です。
街の中心で降ろしてもらい、列車の時間まで、街歩きをしました。
ワインの名前でも知られている「イエージ(Jesi)」。
中世の時代に翻弄されて、浮き沈みの激しかった歴史の街だそうですが、
美しい街並みが残っています。
ペルゴレージ劇場
(Teatro Pergolesi)
フェデリーコ2世広場
(Piazza di Federico Ⅱ)
横に長く、街の中心でもある広場です。
神聖ローマ帝国の皇帝・フェデリーコ2世は、実は、ここイエージで、1194年、生まれました。
世界史の教科書で学んだ人物の誕生の地。
そう思うと、なんか不思議な感覚になります。
そして、ここイエージにあるスローフード協会が支援している料理学校。
こちらも探したのですが、しっかりした住所を控えてなかったので、見つからずで、残念…。
それにしても、美しい街並みです。
お天気が良かったのもありますが、白い広場がとても眩しくて。
静かで、はっと時間が止まったような空間。
イタリアには、こういう街が、各地に多く点在しています。
日頃、時間に追われている為か、こういう空気感を味わいたくて、
イタリアを旅し続けているのかもしれません。
さて、最後に、イエージの街で見つけた彫刻を、ひとつ、ご紹介。
建物の門のところにあったのですが…。
彫刻(Scultura bella)
まるで、「あっかんべ~」をしている顔。
バロック建築群がある街では、こういう彫刻を見かけますが、ここイエージでは、珍しくて、カメラに納めてしまいました。
魔除けのため、家を守ってくれる等々、色々言い伝えがありますが、
私は、思わず、にっこり微笑んでしまいました。
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