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シエナの撮影スポット

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.54>

中世の都として、フィレンツェと肩を並べて栄えたシエナ(Siena)。
この町にも多くの観光客が来られます。

私も、訪れる度に、カメラにその風景を残し、楽しんでいます。
そこで、シエナの撮影スポットをご紹介。

まずは、こちら!

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カンポ広場&マンジャの塔
Piazza del campo & Torre di mangia)

広場に入って、真正面から写しても良いのですが、マンジャの塔を前に見て、右後方の入口からの撮影が、私は、お気に入りです。
青空にそびえる塔が、美しく入ります。

今回は、パリオ(Palio)の時期だったので、一時的に観客席がセッティングされていたので、カンポ広場、そしてマンジャの塔も見えづらくなってますが、まあ、これも良し。

ここでも、しっかり、7月のパリオの勝者・セルバ地区の旗が3本、右手の建物に掲げられています。

もちろん、広場に入って、左手から、マンジャの塔を撮影するのも良いですね。

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カンポ広場にある泉も、必見。

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ガイヤの泉(Fontina di Gaia)

地下水道の完成を祝って、14世紀に造られた泉です。
ただ、オリジナルは、プッブリコ宮殿に展示されていて、広場にあるのは、レプリカ。
それでも、立派です。

「喜び」を意味するGaia。
ここも、中世の都・シエナの面影を感じさせてくれます。

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サン・ドメニコ教会前の広場から
(Chiesa di S.Domenico)

ここも、フォトスポットです。

右手のレンガ色の教会が、サン・ドメニコ。
奥には、白亜の大理石ドゥオーモ(Duomo)も、見えます。
シエナの町の特徴、石畳の坂道が感じられる場所でもあります。

トスカーナのシンボルのひとつでもある「糸杉」も並んでいて。
1本、ちょっとドゥオーモに被っているけれど。

私は、このサン・ドメニコ教会内が、大好きでした。
内装は、決して華やかではないのですが、天井が高く、厳かで、静かで。
一歩、教会内に入ると、街の喧騒から離れることが出来るんですよね。

料理修行中、夜営業までの、短い昼休憩時間。
ここサン・ドメニコ教会内の椅子に座って、気持ちを静めたり、
カンポ広場で、ごろりと寝転んで、空を見ながら休むのが日課だった私。

がむしゃらに、そして、ただ、ひたむきに、過ごしていた日々を、
ここに来ると、思い出さずにはいられません。
本当に、懐かしく、あの時の一生懸命だった自分を、ちょっと微笑ましく感じたりして。

サン・ドメニコ教会を背にして、ミッレ通り(Viale dei Mille)を真っすぐ進むと駐車場が見えてきます。
角を左に、きゅっと曲がると、ここも撮影ポイント。

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左には、先程のサン・ドメニコ教会が、右手に、ドゥオーモが、青空に映えて、何度来ても、何度、この景色を見ても惚れ惚れしてしまいます。

この場所は、ご存じの方も多く、シエナを訪れた事のある、教室の方々も、ここで写真撮りました!っ言われてました。

最後は、こちら!

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メディチ家の要塞
(Fortezza Medicea)

現在は、「国立のエノテカ(Enoteca)」として、観光スポットのひとつでもあります。

この要塞の、壁の上を、ぐるりと一周、歩くことができるんですよ。

要塞の上は、もうひとつ高い場所となるので、同じ景色でも、角度が違い、さらに遠くまで見渡すことが出来ます。
マンジャの塔も見えますよ。(写真・左)

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どこをとっても、絵になる景色。
それぞれが、13~14世紀にかけて建てられたもの…と思うだけでも感慨深くて…。

そしてこの要塞の上の散歩道は、地元の方々の憩いの場でもあります。
この時は、ラベンダーが咲き誇り、ジョギングをする人、芝生の上で本を読んでいる人、木陰のベンチに座ってお話をされている老夫婦等々…。

多くの方々が思い思いに、この場所で過ごされてました。
そんな、光景も、私は大好きです。

あ、今、無性に、シエナに行きたくなっちゃいました。
また、再訪できる時が来ることを、心より願いながら、シエナの旅行記を綴っています。

お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。