見出し画像

年末に食べよう! レンズ豆!

画像2

レンズ豆(Lenticche)

イタリアでは、年末に、レンズ豆をよく食べます。
それは、なぜか?

小さくて、ぺたんと潰したような平たいレンズ豆。
和名は、ひらまめ(扁豆)。
地中海沿岸地域では、紀元前から食べられてたそうです。

イタリアでは、昔の硬貨を、さらに小さくした形に似ていると言われ、
年末に食べると、翌年、お金が入ってくると言われている験担ぎ(げんかつぎ)の食材なんです。

豆類をよく使い、‟ 豆食い ”と呼ばれる中部イタリア・トスカーナ州では、
白いんげん豆(fagioli bianchi)に次いで、レンズ豆も、普段からよく食べられていますが、クリスマス、大晦日の年越しメニューにも、必ずと言ってよいほど、使われるんですよ。

乾燥豆ですが、小粒なので、水で戻したり、下茹でしなくても、大丈夫。
スープや、ソースに、そのまま直接入れて、煮込むだけで食べれるので、
取り扱いも簡単です。

今月のスープにも、使ってます。

画像2

豆と野菜のスープ(Zuppa di legumi e verduri)

茶色、緑色のレンズ豆は、皮付き。
煮崩れしにくいので、煮込み料理に、よく使います。

オレンジ色は、皮なし。
煮崩れやすいので、とろみづけに使ったり、オレンジ色を活かして、さっと湯がいて、サラダのトッピングにしても良いですね。

お豆好きの方は、是非、験担ぎも兼ねて、年末に、食べて頂きたいレンズ豆です。

お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。