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ムッジャの素敵な酒屋さん

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.89>

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州(Friuli-Venezia-Giulia)の国境近くの町・ムッジャ(Muggia)
ここで、とても素敵な酒屋さんを見つけました。
こちらです。

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酒屋さん
(Enoteca)

店内の右側、赤い箱に入っているもの、なんだか分かりますか?
量り売り用のワインなのです。

ワイン醸造所などに行くと、よく見かけますが、町中のお店で見たのは、
私は、初めて。

家から持参した空き瓶に入れて、その分量だけの代金を、お支払い。
市販されているワインとは違って、保存が効かないので、いわゆる地産地消のデイリーワイン。
早めに飲まなくてはいけませんが、飲む分だけ購入できるし、瓶詰めしていない分、同じ量でも安価。
その都度、空き瓶のゴミがでなくて良いですし、慣れるととても便利だそうです。

私が店内にいる間に、何人もの方が、空き瓶を持って購入に来られていました。
「エコ」ですよね。
お店のご主人も、とてもユニークで、日本から来た事をお話しすると、

これは、これは、ようこそ!ムッジャへ!(Benventuta! a Muggia!)

ウェリカムドリンクだよと、グラスワイン一杯をご馳走して下さいました。

馴染みのお客様なのでしょうか、一人のマダムが買いに来られた時、
「彼女、日本から来たんだよ。乾杯だね!」っと、紹介頂き、
奥さまにも一緒に、ワインをグラス一杯サービスをして、3人でもう一度乾杯!

10分程、お話をしていたのですが、ご主人が、奥へ行った時に、
マダムが「時間が来たら、お店を出なさいよ。そうでないと、ずっと、
彼のワイン好きに、付き合されちゃうわよ」
っと、アドバイス。

なるほど、確かに、私も、もう既に、もう2杯目。
でも、そこまで、Welcome!と言って、喜んでもらえると、なんだか嬉しいですよね。

そして、なかなか、日本ではお目にかかれないこの土地ならではのぶどう、
ピコリット(Picolit)種や、ヴェルドゥッツォ(Verduzzo)種のワインを
頂けたので、これまた、嬉しかったです。
結局、4杯ご馳走になり、笑顔で、退店。

こういう出会いも、旅の楽しさですよね。
素敵な、ご主人にも感謝です!
ありがとうございました!

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