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イタリア旅行記(南部)

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カンパーニャ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、プーリア州、バジリカータ州、カラブリア州。 現地を歩いて、見て、食べて。 一緒に、旅するように読んで頂けると嬉しいです!
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2019年9月の記事一覧

ちょい悪おじさま達の吹奏楽隊 ♪

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.46> マテーラ(Matera)のサッシ地区を散策後、新市街の中心に戻ってきました。 今日は、フェスタ!(La Festa!)なのに、中心街は、人が少なく、ガラガラ…。 早朝から、多くの方々が、ブルーナの行進に付き添われていたのは、いずこへ…。 丁度、お昼時、皆さま、お家に戻られて、食事、休息をとられているようです。 レストランはもちろん、他のお店も、やっぱり、ほぼ閉まっていました。 さて、どうするか…。 街を歩き

特産・赤唐辛子!ペペローニ・クルスキ

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.45> 赤唐辛子の加工品「ペペローニ・クルスキ(Peperoni Cruschi)」。 マテーラ(Matera)があるバジリカータ州の特産のひとつです。 バジリカータ料理(La cucina basilicata)の特徴は?と、聞くと、 隣州のカラブリア州の料理(La cucina calabrese)と同様、唐辛子をよく使う事と言われ、その時に、必ず出てくる食材名です。 今回の旅で、絶対、チェックしておきたかったペ

圧巻!サンタ・マリア・マドンナ・イドリス教会

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.44> マテーラの洞窟住居・サッシ散策。 最後に、見ておきたかった教会があります。 岩山の上に造られたサンタ・マリア・マドンナ・イドリス教会(Chiesa di Santa Maria Madonna de Idris)。 11世紀頃には造られていたと言われている、 まさに、サッシ地区内で代表的な洞窟教会のひとつです。 サンタ・マリア・マドンナ・イドリス教会 (Chiesa di Santa Maria Madon

絶景! マテーラの洞窟住居地区

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.43> 唯一の、マテーラ(Matera)散策日。 ブルーナ祭(Festa di Buruna)当日と、知らずに訪れましたが、 これもラッキー! 早朝から、お祭りのテレビ中継から一日をスタート。 朝食を終えて、さあ、私も、街に繰り出します! この日も、雲ひとつないお天気。 気持ち良いです!! まずは、街の中心・ヴィットリ・ヴェネト広場(Piazza Vittori Veneto)へ。 広場にある洞窟住居・サッシ(Sa

La Festa!! ブルーナ祭

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.42> 毎年、7月2日。 マテーラ(Matera)は、街を挙げてのお祭りがあります。 ブルーナ祭(Festa della Bruna)。 マテーラの守護聖人ブルーナの聖母を讃えるお祭りです。 元々は、忙しく、祭りなどに参加出来ない羊飼い達の為のもので、 早朝・明け方からスタート。 大聖堂(Duomo)で、祈りを捧げてから、ブルーナ聖母子の画を掲げ、 街の教会や広場を巡り、その後、サッシ内の教会も巡っていきます。 私

マテーラの朝食

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.41> マテーラ(Matara)で滞在したB&Bの朝食。 B&Bに在住している、おばあちゃまが準備して下さいました。 テラスで頂きます。 朝8時、まだ、陽が射していないので、とっても涼しいテラス席。 遠くには、洞窟住居・サッシ(Sassi)が見えますね。 このマテーラでも、日中は、気温も高く、焼けるような陽射しが降り注ぎますが、さすが、サッシ! 洞窟内(B&B内)は、涼しく、窓を開けていたら、とても快適です。 朝晩

マテーラの夜景

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.40> 残念な夕食を終えて、意気消沈…。 まあ、こんな事もある、ある…と思いながら、宿に戻る途中、美しい夜景を見ることが出来ました。 ルミナリエのような装飾 実は、翌日の7月2日は、年に一度のお祭り「ブルーナ祭(Festa della Bruna)」。 日中のメインストリート それもあって、街中賑わっていたんですね。 あのレストランも、いつも以上に忙しかったのかな…。 サン・フランチェスコ教会(Chiesa d

【トラットリア情報】マテーラ・残念だった夕食

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.39> マテーラ(Matera)での夕食。 残念ながら、気分の良くない、がっかりの食事でした。 記事にするか、迷いましたが、これも、ひとつの記録、残しておこうと。 否定的な文章が並びますが、事前に、ご了承ください。              *************** レストランへは、前日に電話予約をしてから、伺いました。 でも、予約したはずのテラス席ではなく、店内奥での、厨房のすぐ横。 薄暗く、目の前を、お店

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サッシ・洞窟住居地区の夕景

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.38> 世界遺産に登録されているマテーラの洞窟住居地区・サッシ(Sassi)。 中心街の1/3程を占めるこの地区の景観は、素晴らしく、どの時間帯でも、圧巻の顔を見せてくれます。 マテーラは、2泊のみの滞在でしたが、沢山写真を撮りました。 光の加減によって変わってくる景色、深みを増す街の雰囲気を、是非、お楽しみください。 朝の様子 お昼の様子 夕方・陽が落ちてきた頃 日没前 街の色々なところに、サッシ地区を一望

マテーラで必見!「原罪のクリプタ」

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.37> マテーラ滞在中に、見ておきたかった場所があります。 「原罪のクリプタ(La Cripta del Peccato Originale)」。 マテーラ中心街から、15㎞程離れた岩山にある、南イタリア最古の洞窟壁画です。 8世紀から9世紀ごろに描かれたと言われる壁画。 1900年後半から調査が始まり、汚れなどの除去が終わったのが2004年。 14年前、2005年の訪問では、見ることが出来なかった壁画です。 事前

【宿泊情報】マテーラ・洞窟内のB&B

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.36> 世界遺産にも登録されているマテーラの「洞窟住居地区・サッシ(Sassi)」(1993年)。 17世紀頃、外敵から身を守るために、崖に洞窟を掘り、住居として使われ始めた場所です。 同じ、ひとつの空間内に、多くの家族が暮らし、また家畜も飼っていたりと、段々と住環境が劣悪化。 1950年代に、洞窟住居地区からの強制移住・撤去が制定されました。 負の遺産として、手付かずの荒れた地区になっていましたが、世界遺産に登録さ

有料
100

イタリア私鉄・アップロ・ルカーネ鉄道

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.35> レッチェ(Lecce)駅から、まずはバリ(Bari)駅へ。 バリまでは、滞在中に、何度も利用した同時刻(10:13発)の列車に乗車です。 いつもは、外から入ってすぐの階段無し・1番ホーム出発だったのに、この日に限って、「3番ホーム」に変更となっていて…。 大きなスーツケースを持って、階段を使うのは、朝からハードです…。 3番ホームに移動、そして乗車。 バリ中央駅に到着です! ここで、私鉄に乗り換えます。

レッチェでの、タクシーハプニング(ちょっと長くなりますが…)

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.34> バジリカータ州・マテーラ(Matera)への移動日。 列車で、レッチェ(Lecce)駅から、バーリ(Bari)駅へ。 ここで、私鉄に乗り換えて、マテーラへ向かいます。 まずは、B&Bから、レッチェ駅へ。 2Km程なので、歩ける距離ですが、大きなスーツケースを引きながら、 この猛暑の中、石畳の道を歩くのは、なかなかハード。 そこで、タクシーを呼んでもらう事にしました。 実は、旅の初日、レッチェのタクシーで、おい

レッチェの朝食・最後に「あれれ?」の出来事

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.33> この旅、2つ目の滞在地・バジリカータ州のマテーラ(Matera)への移動日。 まずは、いつものカッフェで朝食を取ります。 この景色も、見納めだな…と。 テーブルで待っていたら、注文したパン達が運ばれてきました。 思い残しのないようにと、美味しかったルスティコとミニパニーノの2種類、そして、飲み物を注文しました。 よし、食べよう!と思っていたら、もうひとつ、スタッフが持ってきたものがありました。 私「うん?