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イタリア旅行記(北部)

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ヴァッレ・ダオスタ州、ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴェネト州、リグーリア州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州、フリウリ=ヴェネッツィア・ジューリア州、エミリア=ロマーニャ… もっと読む
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2019年6月の記事一覧

三列シート、冷や汗、そして瑠璃色の地球

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.106:最終回> 日本への帰国便。 今回は、ヴェローナ空港から、パリ、アムステルダムで2回乗り継いで、 関西国際空港を目指します! 早朝、ヴェローナ(Verona)からパリ(Paris)を目指して乗った飛行機がこちら! なんと、エアー・フランスの三列シート機だったんです! バスで三列シートに乗ったことはあったけど、飛行機では初めて。 なんだか、嬉しくて、ドキドキ、ワクワクしながら、パリに到着。 ア

再訪できました!ヴェローナのお菓子屋さん

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.105> ヴォローナ(Verona)の「ジュリエッタの家」と同じ通りにある、 カッフェ兼お菓子屋さん。 以前、ヴェローナ在住の友人に教えてもらったお店で、是非、再訪したいと、今回も立ち寄りました。 「コルディオーリ(Cordioli)」です。 カウンターには、ヴェネト州の郷土菓子が並んでいます。 ここの、お薦めは、アーモンドの焼き菓子フレゴロッタ(Fregolotta)、 地域によっては、別名・ズブ

エルベ広場&ジュリエッタの家 @ ヴェローナ

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.104> シエナ(Siena)からヴェローナ(Verona)に、無事、帰ってくることができました。 ヴェローナを訪れたら、必ず、立ち寄る場所があります。 まずは、エルベ広場(Piazza delle Erbe)を通って。 この広場は、通年、青空市場が開かれています。 ヴェローナ内を散策する時には、よく通る場所なので、是非、覗いてみて下さいね。 そして、こちらです。 皆さまご存知、シェイクスピアの戯

リストランテ・ダ・エンツォ(シエナ)のお料理 in 2008

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.103> トスカーナ州シエナ(Siena)の「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da Enzo)」。 私の、最初の、イタリア料理修行のレストランです。 渡伊をした時は、可能な限り、ご挨拶に伺います。 そして、必ず、お料理を頂きます。 今回も、フルコースで頂きました。 まさに初夏の一品で、トマトの美味しさをダイレクトに感じることができ、味わいのバランスも、塩梅も抜群! やっぱり、エンツ

シエナの夏の風物詩☆パリオ!

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.102> 今回の旅の、最終日。 迷いに迷った上、やはり、私の第二の故郷、トスカーナ(Toscana)地方のシエナ(Siena)でお世話になったエンツォ夫妻に、ご挨拶に行くことにしました。 なぜ、迷っていたかというと、ヴェローナ ⇔ シエナ間は、列車&バスを乗り継いで、往復9時間程の小旅行。(2008年7月時点) 日本だったら、日帰りでも、即・決行!なのですが、ここはイタリア。 どこかで列車やバスが、遅

初めてのトレント料理を味わう

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.101> トレンティーノ・アルト・アディジェ(Trentino-Alto-Adige)の 州都・トレント(Trento)。 レストラン情報を持っていなかったので、自分の勘を信じて、店内の様子をちょこと覗いてみたり、レストランの前に出ているメニューと睨めっこしたりして、歩きまわること30分。 よし!ここ!っと思って、あるレストランに入店しました。 昼食時間、真っ只中のわりには、空席が目立つ感じで、う~ん

山間の街・トレントへ!

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.100> この日は、ヴェローナから電車に乗って北へ。 トレンティーノ・アルト・アディジェ州(Trentino-alto-adige)の州都・トレント(Trento)へ向かいました! トレントへ向かう車窓からは、青々としたぶどう畑を見ることができました。 この辺りは、北イタリアでも、有数のワイン産地でもあります。 ずっと続く、ぶどう畑、圧巻でしたよ。 そして、トレント(Trento)に到着です! この州

【レストラン情報】ヴェローナ・想い出のレストラン

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.99> ヴェローナ(Verona)に行ったら、必ず行きたいレストランがあります。 今までも、ヴェローナ訪問時には、いつも訪れていたお店。 今回も、前日に予約を入れて、伺いました。 前回の訪問は、2001年。 イタリア料理修行を一旦終え、日本に帰国する前の事。 あれから、7年も経っていたのですが、お店は、同じ場所にあり、 そして、内装も変わらず、懐かしい雰囲気です。 ワクワクしながら、メニューから選んだ

ヴェローナの教会 & 古城美術館

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.98> イタリアでは、街中が美術館。 教会を巡って、モザイク画や、フレスコ画が描かれた美しい内装を見るのも、楽しみのひとつです。 豪華なものも、素朴なもの、気品を漂わせるもの、等々。 その教会が造られた時代の、街の様子を想像することができ、きゅ~っと、心惹かれるんですよね。 ヴェローナ(Verona)の教会を、2つご紹介します。 街で一番大きく、14世紀~15世紀にかけて、造られた教会。 内装は、フ

ヴェローナの街角で…グラスハープ

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.97> イタリアの街角では、音楽をよく耳にします。 ある街では、ヴァイオリンを弾く2人組が、演奏をしながらCDを売っていたり、アコーディオン演奏をしながら闊歩している人がいたり。 ヴェローナ(Verona)でも、素敵な演奏者と遭遇しました。 大小のワイングラスを使い、澄んだ美しい音色を奏でていて、思わず、足を止めて聴き入ってしまいました。 グラスハープは、グラスに入れる水量を少しずつ変えることで、音

マリア・カラスで、オペラ観劇前の予習

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.96> ヴェローナ(Verona)の野外オペラ「アイーダ(Aida)」を観劇する前に、 このCDを聴いて、予習していました。 言わずと知れた、20世紀の歌姫。 彼女の、1955年録音のCDです。 オペラは、ほとんど観る機会がなく、実は、「アイーダ」も初観劇。 少し予習しておいたほうが良いだろうと、この北イタリアの旅の移動中等、ずっと聴いていました。 「古典(クラシック)」と呼ばれる芸術は、時代、時代

ヴェローナの野外オペラ「アイーダ」観劇②

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.95> 野外オペラ「アイーダ(Aida)」の開幕です。 エジプトの衣装を着た女性が、「ドラ」を鳴らし、物語の始まりを知らせてくれます。 「アイーダ」は、全4幕、約2時間半程の演目。 野外ということもあり、舞台転換にも時間がかかりますし、 風が少し強かったりすると、上演中でも、中断することもあります。 覚悟の上、3時間超えぐらいのイメージで観劇です。 途中、舞台装置を変える時に、興味深いこともありました

ヴェローナの野外オペラ「アイーダ」観劇①

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.94> イタリア各地で、6月末頃から始まるオペラシーズン。 イタリア夏の風物詩のひとつです。 今回、ヴェローナ(Verona)を再訪したのも、このオペラシーズンに合わせて、初めての野外オペラを観るのが目的でした。 ヴェローナ・野外劇場となる「アレーナ(Arena)」のホームページを利用すれば、日本からもチケット予約することができます。 今回は、イタリアオペラの代表格のひとつ、ジュセッペ・ヴェルディ作曲

ヴェローナの町並み

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.93> まずは、ヴェローナの街を一望したくて、テアトロ・ロマーノ(ローマ劇場:Teatro Romano)へ、向かいました。 アディジェ川(Fiume di Adige)を渡って、川に沿って歩きます。 青々としたオリーブの木々の前も通り、テアトロ・ロマーノに到着です。 紀元前1世紀に建設が始まり、改築を重ねて現在の姿となっています。 沢山の階段を上り、街が見える高台へ行きました! 塔が、2つ伸びて