新しい記録が生まれ、ジャンボの記録が途絶えた
今年の「ダンロップフェニックス」は歴史に残る名勝負だったと思う。主役はプロ転向から3試合目でプロ初優勝を挙げた22歳の金谷拓実。そして3日目と最終日、プレーオフの4ホールと、40ホールにもおよぶ金谷とのつば競り合いを繰り広げた21歳の石坂友宏が大会を大いに盛り上げた。あまりの熱い戦いに、フェニックスCCでは季節外れのセミが鳴いていたほどだ。
47年の長い大会の歴史のなかで、「ダンロップフェニックス」でプロ初優勝を挙げた選手はいない。金谷が初めてで、石坂が勝ったとしても初めて