嫁ブロックをなくしたヒミツ
写真は「バーピー(Burpee)」と言いながら、2.5㎏を持ち歩く娘
私も、以前は嫁ブロックに苦しんだ1人だ。
とにかく、新しいことを嫌がり、話がかみ合わない。
子どもの教育方針は合わず、自己投資や移住にも大きな制限が出た。時には怒鳴り合い、何もしない妻をなぜかと問いただし、結婚した理由を考えなおして嘆き悲しんだ。
10年間は荒れた。
そして、数々の過ちを繰り返した私は、ついに嫁ブロックを外す唯一の方法をみつけた。
それが、ツーオペの家事・育児だ。
ここからはそんな話。
◎ワンオペの家事・育児で追い詰められる妻
日本の家庭では、妻によるワンオペ育児が普通だと思う。ほとんどの場合、家事・育児は妻が行い、さらに妻も働いていたりする。
この場合、夫は何もしない。ごみ捨てすらも。
一方、夫が主体のワンオペ育児の場合、だいたいが書籍化される。それくらい日本の夫は、家事・育児に参加していないとゆうことなのだが、美化されるのでやりがいも出る。
私も、3年前までは典型的な「何もしない夫」だった。
理由は簡単で、「夫は稼いでくるのが全て」だと思っていたからだ。
稼ぎ終わっているので、とうぜん家にいても何もしない。本を読んだり、パソコンで仕事をしてたりした。時々、家族で外に遊びに行こうと提案するが、断られると不機嫌になるなどの暴挙に出たこともある。
思えば、フランス人とは正反対のダサくてつまらない日常だった。
◎ワンオペの家事・育児にメリットなどない
ネットでワンオペ育児のメリットを見たことがある。
ほとんど女性の意見だったので、1つにまとめることができた。
「家事を自分で全てコントロールできるので、自分の時間が自由に作れる」
夫が全く協力しない、もしくは夫がいないのだろうか?
「夫が出張や単身赴任でいない方が良い」と、ダイレクトに書いてあった記事もあった。デメリットを無理やりメリットにしなければならないほど、追い詰められている状況を、日本の男性はお気づきなのであろうか?
当方「私の仕事ではない」との勘違いからの行動だったのだが、「仕事で疲れているから」だと言い訳にならないと私も思う。
この記事は、職場の女性から多くの賛同を得た。
◎ツーオペの家事・育児にはメリットしかない
ワンオペの反対はツーオペだ。
我が家を例に、メリットとデメリットを考えてみたい。
メリット
・圧倒的に妻が楽。
・父親だけの子育て、子どもへの良い影響がある(論文をいくつか読んだ)
・妻に自分が好きなことをする時間が出来た。
・妻の機嫌と精神が落ち着いた。
デメリット
・特に思い浮かばず
ツーオペで、妻が子どもの学校、習い事の送り迎えで一日が終わることもなくなる。なぜ、突然怒り出したのか解らないことも無くなった。
日本の男性が夫になる場合、多くは家事・育児をやったことがない。
ツーオペを成功させるためには、同棲~妊娠中の間に、必ずやらねならないことが2つある。
① 家事・育児の担当決め
② ①を行うためのスケジュール調整
女性がロケットの速さで母親になるのと違い、男性は徒歩で父親になる。
いきなり「やってみて」では、信じられないくらいできない。
「それくらい調べてよ」も、「私はやった」も通用しない。
さらに、夫は自分で勝手にやって良いのか遠慮していることもある。
「はぁ?」と言われても事実なのだから、ここは妻に理解して頂きたい。
がしかし、あなたが選んだくらいの男だ。
私たちはバカではない。
男性は家事・育児は「自分の仕事だ」と理解した瞬間、トライ&エラーと創意工夫、ならびに「カイゼン」が発動する。
◎夫(男性)は、許可、トレーニング、カイゼンが必要
ツーオペの家事・育児にはメリットしかないことがわかったが、夫には許可、トレーニング、カイゼンが必要であることもわかった。
夫にはとゆうか、私なのだが。
実は、我が家では、次女の育児は出産後から話し合いを始めたために、私の育児スキルの向上が間に合わなかった。オムツ替えの最中に寝返りを次女にパニックになり、妻の助けを呼んだ。
つまり、妻がやった方が早かった。
そこで私は、自分出来る仕事に全力を尽くすことに切り替えた。
・ごみ捨て
・料理
・皿洗い
・子どもと留守番、習い事の送り迎え
これが、私の最優先解決課題だと判明し、仕事を調整した。
男性は女性と違って「察する」ことはできないので、「言ってくれればやったのに」と口に出す。
この裏には、言ってくれればやったのにではなく、「君が毎回やっているから、君がやった方が効率よく生活できるかと思っている」との心情がある。
なので、同棲~妊娠中に家事・育児の分担が出来たら、夫には自由にやって良いと許可を出そう。そうすれば、勝手にYouTubeやアプリを多用して「オムツかえ」や「父親の子育て」なんかの勉強を始める。特にオムツ替えは人形で練習しておいた方がよいが、最初はできなくても改善を繰り返していく。
そして、話し合いだ。
夫が思う「妻が楽になること」はズレている。インスタにあげるために、家事をやっている訳ではないし、家庭によってやって欲しいことは違う。
これを、出産前からやっておくことだ。
何度もになるが、子どもが生まれてからだと待ったなしだ。男性には子どもを前にしての調整が難しく、うろたえる夫を叱りつけることになる。
夫のメンタルは弱いので、最初に怒られるとやる気がなくなる。
しかし、家事・育児を解決すべき問題だと思えば、そのメンタルは鋼になり、昼夜問わず研究していく。
夫が家事・育児を一緒に出来れば、妻の時間はできる。
オンラインでヨガなんかもできるし、うちみたいに一緒にCrossFitに通っても良い。
妻ブロックを発動させていたのは私で、ツーオペの家事・育児をすることでお互いに理解し合い、妻ブロックは自然にでなくなった。
本日も離婚しないでいてくださる奥様、本当にありがとうございます。
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