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2019年12月 エストニアの首都タリン旧市街を歩く。歴史の中で力強く生きる絵本の街【エストニア・タリン】

これまでの海外1人旅で訪れた観光スポットをご紹介します。
いつか誰かの役に立てたら嬉しいです。

エストニア共和国の首都タリン

エストニア共和国はバルト海とフィンランド湾に接するバルト三国の1つ、北欧の国です。

バルト海の東岸、フィンランドの南に南北に並ぶ3つの国。
北から順に、エストニア、ラトビア、リトアニア

エストニア共和国の首都タリンは、800年もの歴史、世界遺産タリンの旧市街は、中世の街並みが残る美しい古都です。

本来の訪問はですが、「おとぎの国」と呼ばれる世界遺産タリンの旧市街は、心躍る街でした。

12月のタリン

北欧の冬は厳しい寒さと覚悟して防寒対策万全で12月のタリンを訪れました。

タリン空港から旧市街まではタクシーで20分ほど。
旧市街にホテルをとった理由は、「ヨーロッパ最高のクリスママーケット1位」にタリンが選ばれたからです。

18時頃にチェックイン、ホテルから徒歩5分のクリスマスマーケットが開催されるラエコヤ広場へ

タリン旧市街を歩く

エストニアにおけるITエンジニアの現状視察の合間に、中世の街を案内頂きました。

Viru Väravad(ヴィル門)

タリン旧市街への入り口はいくつかあります。
ヴィル門は、タリン旧市街の東側にある最大のゲートで14世紀に外部からの攻撃に備えて造られました。

ヴィル門から続く路はラエコヤ広場に続きまます。

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ヴィル門の外は花市場が広がっています

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中世と現代を分けるヴィル門

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Tallinn Town Hall(旧市庁舎)

13世紀に建てられたゴシック様式の市庁舎

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クリスマスマーケットが開催されるラエコヤ広場から

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【住所】Raekoja Plats Tallin Estonia

Paks Margareeta(ふとっちょマルガレータ)

Paks Margareetaは、ふとっちょマルガレータと呼ばれる砲塔です。

ロシア革命の時に被害に遭いましたが、再建工事され、現在はエストニア海洋博物館として利用されています。

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【住所】Pikk 70, Tallinn Estonia
【公式サイト】http://meremuuseum.ee/paks-margareeta/

セーターの壁

中世城壁を利用したニット製品の露店

エストニアらしい絵柄のセーター、靴下、ニット帽、マフラーなどのニット製品が並びます。

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クリスマスマーケットでは勢いで少し可愛いい伝統柄を購入したのでこちらでは一番シンプルなニット帽を選びました。

こちらのニット帽もぎっしり網目が詰まり、二重構造でとても暖かいです。

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写真左に少しだけ見えるオレンジの屋根が「ヘレマン塔(Hellemanni Torn)」でヘレマン塔の城壁は上がることができます。


Püha Vaimu kogudus(聖霊教会 )

ゴシック様式の中世のルーテル教会
壁に埋め込まれた時計は、1684年に造られました。

タリンに現存する他の教会との違い、この教会は貧しかった者たちのために造られた教会です。

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【住所】Pühavaimu 2, 10123 Tallinn
【公式サイト】https://www.puhavaimu.ee/

Niguliste kirik ja muuseum(聖ニコラス教会)

船乗りの守護聖人・ニコラスに捧げられた教会

現在は博物館として公開され、15世紀にベルント・ノトケの作品「死のダンス」が有名です。

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【住所】Niguliste 3, 10146 Tallinn Estonia

城壁と乙女の塔

タリン旧市街は至る所、城壁に囲まれています。
城壁、牢獄の歴史を博物館やcaféに変えて現在も姿を残しています。

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Café Dannebrog
城壁の急な階段を上るとcaféになっていますが、冬の時期はお休みでした。

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Neitsitorn

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Taani Kuninga Aed(デンマーク国王の庭園)

北方十字軍の軍事戦略地点、ロシア北西と西欧の中継点として栄え、また、侵略の歴史があるタリン。

219年7月15日のデンマークとの戦いに敗れ、100年以上統治された歴史が残っています。

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【住所】Lühike jalg 9, 10130 Tallinn

Aleksander Nevski katedraal(アレクサンドル・ネフスキー大聖堂)

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、エストニアが帝政ロシアの一都市だった1894年から1900年の間に建設されまた正教会の教会です。

タリン旧市街は、中世とロシアが残っています。

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内装の撮影はNGなので入り口だけ

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Riigikogu(The Parliament Of Estonia)国会議事堂・トームペア城

13世紀前半にデンマークの軍隊が築き、支配者が変わるたびに改築され、現在は国会議事堂として使用されています。

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コフトウッツァ展望台

トーンペアの丘の上にある2つの展望台の1つコフトウッツァ展望台は、支配者や貴族が住んでいた山の手にあります。
タリンを紹介する景色として良く使われています。

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Instagramスポット 壁に書かれた”The Times We Had”

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【住所】Kohtu 12, 10130 Tallinn

パットクリ展望台

トーンペア地区の最北端にある「パットクリ展望台」
聖オラフ教会や赤いトンガリ屋根が並ぶEpping Tower、フィンランド湾までが見渡せます。

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【住所】Rahukohtu, 10130 Tallinn

Toomkirik(St Mary’s Church Tallinn)聖母マリア大聖堂 トームキリク

1233年より以前、デンマーク人によって建設
トーンペアの丘に建つルター派の教会。

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【住所】Toom-Kooli 6, 10130 Tallinn

Katariina Käik(聖カタリーナ通り)

タリン旧市街でも中世の景色が最も感じる石造りの壁に囲まれた通りです。

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小部屋を改造したアトリエ

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Olde Hansa (オルデハンザ)

ラエコヤ広場近くの人気レストラン「Olde Hansa (オルデハンザ)」は、ハンザ同盟都市時代の裕福な商人の家をイメージしたお店です。

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中世にタイムスリップしたような人気店で、日本人観光客も多く訪れるので訳が若干、笑えますが日本語のメニューがあります。

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スープを注文すると着いてくるパンは、バターではなく、サワークリームで頂きました。

これがとても美味しい。

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【住所】 Vana turg 1, Tallinn
【公式サイト】 https://www.oldehansa.ee/


Viru KeskusでNatura Siberica

Viru Keskusは、ヴィル門から徒歩10分のショッピングモールです。

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ロシア発の本格オーガニックコスメ「NATURA SIBERICA(ナチュラ シベリカ)」

オープン時間を待ってコスメをまとめ買い。
パリではなかなか買えない保湿用の化粧水は必須です。

シベリアの知恵と野生の力がつまっている・・・らしい。

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日本からタリンへ

日本からタリンへは直行便がありません。
タリン視察後はパリ滞在予定なのでパリ経由でタリンに渡航しました。

羽田からCDGまでエールフランス航空
CDGからフランクフルト、フランクフルトからタリンまでルフトハンザ航空

CDG空港Terminal2からTerminal1の移動
フランクフルト空港ラウンジ
タリン空港

ヨーロッパ経由の航路、海路で
日本人観光客の一般的なタリン訪問は、ヘルシンキ(フィンランド共和国)からフェーリが多いようです。

シェンゲン協定により、フィンランドとエストニアはパスポートがあれば国境検査なし

最後に

人口130万の小国、直ぐには電子国家とは結びつかない、中世と大国に翻弄された歴史が残るエストニア共和国の首都タリンの旧市街。

1991年に旧ソ連から独立し、自国を守るために技術と知識で創り上げたデジタル革命。
対ロシアの緊張の中でテクノロジーの進化と共にエストニアはエストニアでいられる。
国家として、エストニア人として生きる術が電子国家と言う自らの新しい歴史を創り上げていったのだと感じました。


行き交う女性は、恐ろしく美しい。
陽気な人柄ではありませんでしたが堅実な人柄に思いました。

そして、夜遅い時間でも女性1人歩きができる程、治安の良い街だと感じます。

ヨーロッパで最高のクリスマスマーケットで賑わうラエコヤ広場はパリに比べれば華やかさはありませんが街中が幻想的で心安らぐ穏やかな気持ちにさせてくれる街です。

12月上旬のタリンは、思ったより寒くなく、日中は暖かいと感じるほどでした。

12月5日、タリン空港で黒パンを買って・・・ミュンヘン空港経由で大ストライキが始まるパリへ向かいます。


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