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生きた証              世の中は不思議で      我が家は古いもので満たされている   その2

冬来りなば春遠からじ、とはいえ、なかなか冬は去ってくれない。
画像の、ジャケット、ポンチョは、織り機で織ったもの。染めた糸も混ぜた。織った布は細長いため、縫い合わせた。
洋裁は習ったことがないので適当に。そして、余らないように、ポケットや襟に。ポンチョを着ていた子どもは、一人は口に髭を蓄え、もう一人は唇に少し色を重ねる歳に。だが、今はマスクで覆われていて、みんなお揃い。みんな同じは、不気味な光景で、悲しい。
もう一つ、炬燵敷。これは、子どもが保育園を卒業した時、不要になったお昼寝布団をリサイクルしたもの。
いずれも、30数年前の作った。なんとリバーシブル。
炬燵敷は、今も私の足の下で、重さと季節に耐えている。

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