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よもやま雑記

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考えがまとまっていないことやこれから考えたいこと、日々感じたことなど、思うがままに書きます。雑記。
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2017年10月の記事一覧

一つのこととたくさんのこと、それにまつわる人生のこと。

一つのこととたくさんのこと、それにまつわる人生のこと。

昔から、一つのことをがむしゃらにがんばるよりも、たくさんのことを程よくがんばりたい、と思う性格だった。

それはよく言えばわたしが「好奇心旺盛」で、そして悪く言えば「飽きっぽい」ということなんだろうな、と思う。

たくさんのアルバイト(ファミレス、チェーンのカフェ、個人経営の喫茶店、本屋、結婚式の動画作成からはじまり、チラシ配り、ローソンの工場でサンドイッチに一日中マヨネーズを塗るにまで至る)、た

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「切ない」という感情について

「切ない」という感情について

就職する前に、お母さんが東京に来たことがあった。

上京するわたしの引越しの準備のため、というのはもちろんあったのだけれど、お母さんは「自分の大学生活の思い出の地を巡る」ためにやってきた。

お母さんが学生時代を過ごした街。お母さんが看護師として働いた街。お母さんとお父さんが、恋をした街。

どうやら広尾がその思い出の街らしかった。広尾にいるお母さんは、本当に若返ったように見えて、きらきらしていて

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死んだことばは使わない

死んだことばは使わない

「死んだことば」は使わないように気をつけよう、と思った。

死んだことばというのは、流行が過ぎ去り時代遅れになってしまった、いわゆる「死語」のことではない。

『正しそうに見えることば、りこうそうに見える考え方、ほめられそうなことば、自分の価値を高めてくれそうな考え方、トクをしそうな考え方、敵を追いおとすためのことば、流行の考え方、仲間外れにならないためのことば』、その他もろもろの「ほんとうじゃな

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奇跡について

奇跡について

「奇跡」というものを人はこれでもかというほど大切にするけれど、私は、奇跡というものは案外ゴロゴロといろんな場所に転がっているものだよなあ、と思っている。

奇跡のように相性がよいなあと思う人に出会うことや、奇跡のようにいろんな良いタイミングがばっちりとあうこと、逆に奇跡のようにこれでもか、といろんな悪いタイミングが重なること、などなど、「奇跡」は嬉しいかな悲しいかな、誰のまわりにも、そこらじゅうに

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「なぜ書くのか」についての備忘録

「なぜ書くのか」についての備忘録

もともと、自分のことは「書くタイプ」ではないよなあ、と思っていた。

私が「書くタイプ」と聞いて思い浮かべるのは、小学生の頃に作文コンクールで賞を取りまくっていたような、まるで書くために生まれてきたかのように天性的天才的文才を持つ人だとか、映画や音楽のレビューを書かせたらピカイチで、ある特定の分野においては誰にも負けないような熱い情熱を持っている人だとか、世の中に対して何かれっきとした課題意識があ

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