8/26

ただいま23:38。

また僕は睡魔なんてものに襲われることなく深夜に片足を突っ込んでる。

さっきまで自分の過去を回想した訳だけども

やっぱりあんまりパッとしたことがない。

中学時代は受験勉強して、それから逃げてばっかいた。

学校帰りの徒歩二分、上の居酒屋のせいでタバコの匂いがするカラオケで一人クリープを歌ってたおかげで今でも裏声の声量だけはある。

その後は夜の街を歩いて地下鉄乗って帰ってた。

声が枯れてなかった日はあんまないんじゃないかな。

今よりは多分まだ近寄りがたいことはなかっただろうから一応彼女なんてのもいた訳だ。

基本告られてそれを承諾する訳だけど

僕は基本他人に縛られたり行動を制限されると嫌になってしまう面倒人間だったから大体それが理由で毎回振られてた。

まあ浮気されたこともあれば、

その浮気相手が俺の親友の弟で、

その親友が今カナダで彼女を作ったかと思えば、

その彼女の親友は今のうちの学校にいたり

まあ人生ってそんなもんだよ。

PS:後半、暗い内容かもしれない。それでもよかったらどうぞ。

カラオケ

起床したのが確か午前十時過ぎ。

気づいたらカーテンの隙間から随分前に目を覚ました太陽が顔を覗かせて、それが邪魔で僕はカーテンをもっと下に引っ張るために起きた。

朝日が嫌いだ。

シャワーに入り髪を乾かしてギターを弾き始める。

ここ最近朝飯は食べてない。食欲があまりない。

そういや少し前によく行くカラオケ屋の割引クーポンもらってたな。

僕はそう思い立って予約を入れる。

カラオケ屋までの道で目の見えないおじさんが車道を闊歩していて僕はその人を助ける女性を横目に歩いてた。

今思えば助けろよって思うんだけど

正直朝の僕は何を思ってたんだろうか、

ある意味の悲劇なんかを想像していたのかもしれない。最低。

カラオケ屋についてドリンクバーでお茶を入れて部屋へ行く。

初っ端何を歌おうか。いつも思う。

やっぱり歌いやすい歌からいれるべきか、

それともバンドでやる歌を歌うべきか、

気づけば僕はクリープハイプを歌ってた。

喉ぶっ壊れたよね。普通に。

そっから何曲か連続でクリープ歌ってたらちょっと喉の死期が近づくのを感じたので適当にマイヘアの曲歌ってた。

時々歌ってる自分の声を録音する訳だけど相当キモい。

初っ端から喉潰してるのもあるんだけど、歌ってんのが自分だとは思えない

計三時間。気づけば喉はガラガラで帰路に着く。

その後は何したんだっけな。あんまり覚えてない。

ずっとベースの練習してたかもしれないし、寝てたかもしれない。

時々原因不詳の記憶喪失を起こす僕の脳はどうかしてる。

唯一覚えているのは夜の八時に300gのハンバーグを食べて、足りなかった僕は結局ハンバーガーをその後二つ買って食べた。

久しぶりに家族と外食に行ったんだけども、ずっと携帯いじってるばっかで現代の汚点を感じる。

まあ要するにこの時期にもなれば僕は部外者になり変わってくるわけだ。

そろそろあっちに戻らせてくれないかなぁなんて思う。

家に帰ってもぼっちとかいう謎展開を僕は夏休みには感じたくなかった気もする。

そんなこと言ってる僕も疎外感に苛まれないようにイヤホンから音楽を聴いていた訳だけども。

家帰って気づいたら、

左手の指の皮が久しぶりに剥がれていて少し嬉しくなったのは秘密。

きもいな。

過去と早めの深夜テンション

多分数時間前かな。いやもう少し後かも。

いつも恒例の早めの深夜テンション暴露大会みたいな謎会話を僕はうちのベーシストとやってた訳だけどやっぱり僕の過去はつまらない。

ここで話さないけれども、意外とうちのベーシストのエピソードはどれも面白いというか、結構ネタにできそうなんだけども

僕のは全くもってネタになりそうじゃない。

例えばなんだ。

待てよ。

いざ思えば何もない。

だめだねこりゃ。エピソードトークとかできないや。

意外と過去は何もなかったりする。

中学時代。正直この先どうしようかなって考えてた記憶が多い。

今思えば病んでたんじゃねえかあん時の俺。

深夜、部屋の前、相談相手がいなくて思い詰めちゃって何故か持ってたペットボトル握りしめて顔を炭酸水まみれにした記憶とか

部屋のドアを全部閉めてベットと勉強机を行き来して過ごしてたら、自分の部屋だけクーラーのせいで室温が冬になったり、

まあ正直家族には言ってないだけで思い詰めたことは何回もあるわけで。

だからこそ正直寮に今回は入れますよって言われた時に安堵したのは内緒。

大学入れば東京で一人暮らし。多分ずっと願ってたことかもしれない。

親にはやっぱり色々感謝してるんだけど、なんかあなたの一番の理解者は私ですみたいな顔をされると苛立ってしまう時があって

なんだよ。あん時一人にさせた癖に。

って変な反抗心を抱いてしまう。

孤独感が正直心から無くなったことってあんまりない。

友達の家族が仲良く話してたり、ジョークを言い合えてたり、微笑みあってたり、そんな日常が羨ましくなったりする。

うちなんていつも喧嘩ばっかだから。

要するに人間って、いや一部の人間って外に見える顔と内にある顔が相当違うこともあるんだなって。幼いながら学んでた。

まあそんなこと言ってる僕も多分それはそうで。きっと裏表はあるんじゃないかなって思ってる。

だからこそ、なんか自分が信頼してる人にはどっちの面も見せて生きようかなって思って僕は人生を歩んでる。

できるだけ裏表はないほうがいいんだろうし、その差というか、そういうものを減らそうと努力はしてるんだけどね。

だからかなんか、恋愛とかそういう関係を深めろって言われるとどうしていいのかがわかんなくなる。

良い模範例というか、見習うべきものというか。

なんかそういうものが自分にはなくて。

接し方とか、話し方、どうやって距離を縮めるんだろうとか

まあだからこそ、試行錯誤して相手が笑ってくれた時が一番嬉しいし、そん時だけは孤独じゃなくなったり。

スポーツだってそうで、みんなで練習して、愚痴言い合ったり、切磋琢磨して結果が出た時が一番嬉しくて

なんならバンドなんてまんまその例だ。

孤独感とかそういうのがなくて、

十数年生きてきてやっと心落ち着けるというか、

楽器持って演奏できてる時が一番嬉しいというか、

居場所見つけたなって感じで。

だからこそ正直夏休み、早くおわってくんねえかなって思ってる。

今思えば、毎回夏休み、冬休み、あっちに戻るときに寂しいって思ったことが一回もない。

強いて言えばこの先僕をまってる14時間のフライトが憂鬱になるくらいで、

寂しいとか日本にまだ居たいとか、

みんなが言う定型文を考えついたことがない。

それくらいあっちが最初の居場所だったりする。

まあもちろん人間関係がめんどくさかったりって、あるっちゃるんだけども

それも良いかなってどっかで踏ん切りつけれるのがまだ良いのかな。

夏休み。楽しかった思い出はどれも本州での思い出ばっかで

今思えば灼熱の中二時間半渋谷駅のホームで誰かさんを待っていたのも、

前日に決まった横浜観光を意外と楽しめた時とか、

バンドで音合わせて、同じカレー食って、同級生に会った日も、

花火大会、せっかく浴衣着ていったのに大雨で中止、

北千住の人ごみをかき分けて電車乗って、

結局日本橋らへんのサンマルクでクロワッサン食って夜十時まで居たり、

そんな日々が楽しかったなぁって。

でも不思議と戻りたいとは思わなくて、なんかよく分かんないけれどあっちに戻ったら戻ったで同じような、それ以上の思い出作れんじゃないかなって

まだ高校生で、

楽しいから遊ぶ、

好きだから一緒にいる、

そんな理由で行動できる時間を大切に生きてたいなって

心の底から思う。

大学生になったらきっとそうにもいかない。

社会人になったらきっともっとそうで。

何をするにも明確な理由が必要で

メリットデメリットを説明して理解しなきゃで

思い立ったやる気だけじゃ周りに押しつぶされて

そんな窮屈なら、逃げ出してもいんじゃないかなって思ってる。

みんながこうじゃなきゃいけないって

そんな定型文ぶっ壊してさ、

絶対否定されるし、良く思われないかもしれないけど

なんか最近、高校生の今と同じ理由で何かを続けてみてもいいと思ってる。

楽しいから、好きだから、居場所を見つけられたから

そんな曖昧で不透明で先が見えない理由でも

自分なりに目指す光があったらそれでも良いんじゃないかなって

結構思ったりする。

中学の時、

ある人に励まされた

「死ぬくらいならさ、私と一緒に逃げようよ。」

そん時、俺は周りが怖くて、自分で始めたら逃げんな、責任感持てよ

とかいう定型文気にして”そうすっか”なんて言えなかった。

結局そいつさ色々あって学校来なくなちゃって。顔、見なくなってさ。

すごい後悔した記憶がある。

定型文なんて結局そんなもんで、

人一人一人に寄り添ってくれるもんじゃない。

全体で見たら正解で道徳的に正しいのかもしれないけれど

一人、たった一人に焦点を当てれば間違いになるかもしれない。

こうなりなさい、

あれが正解だよ、

成功者の生き方はあれだから、

なんて意見すっ飛ばして、

ずっと左手の指の皮固くして、喉枯らして生きてみようかな。とか

出版社に就職して埋もれてる天才作家を探すんだ!なんて夢でもいい。

一回追いかけてみれば良いじゃん。

軽く言うなって言われるかもだけどさ、

高校生活、自分は自分の道追いかけてみようかなって思った。

また人の目気にして後悔残るよりはさ

色々失敗して、学んで、楽しんで、少し成功して、また失敗してって

そっちの方が人生謳歌してんじゃないかって思う。

そんな早めな深夜テンション。気づいたらもう午前一時。

未だ睡魔は僕を襲わず。

多分僕はまた明日も太陽が真上に上がる頃に起きるかな。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?