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ドラマ日記『東京タラレバ娘2020』

2017年に放送された『東京タラレバ娘』。東村アキコさんの原作第1巻で「さすがにその頃までには結婚してるから、私達」と語られた2020年。SPドラマとして帰ってきたタラレバ娘3人のその後が描かれました。


アラサー女性の心情をリアルに描き、「グサグサ刺さる」と話題を呼んだ『東京タラレバ娘』。元々、東村さん周辺の独身女性たちが、「東京五輪を一人で見るのは嫌だ」という声をヒントに制作されたといいます。

3年の間にタラレバ娘3人はそれぞれ変化。倫子(吉高由里子さん)の新たな恋の行方とKEYとの再会を軸に、唯一結婚した香(榮倉奈々さん)の嫁姑&夫婦問題もサブテーマとして描かれました。


香と小雪(大島優子さん)が語っていたように、結婚しようがしまいが、人生に悩みは尽きない。結局のところ、連ドラ最終回で倫子がつぶやいた「幸せは自分で決めるものだ…。長い人生の主人公は自分なのだから…。」ってことなのでしょう。時にタレレバを仲間と語り合いながら。

鈴木亮平さんや田中圭さんら前作レギュラーも総動員させ、視聴者の手堅い満足感を取りに行く一方、松下洸平さんのまさかの使い方でサプライズも。しっかり、秋ドラマ『#リモラブ』につなげているという計算高さこそ、日テレの強さ。

東京五輪延期を安倍前首相が正式発表したのが3月24日。日本テレビがSPドラマを発表したのが3月30日。企画段階では、開催前提のストーリーだったのかなと、もう一つのアナザーストーリーを想像してしまいます(放送予定も今夏でした)。

ちなみに、今回初めて日テレのネット同時配信(Tver経由)で視聴しました。10月からのスタートですが、数字などをみると、今のところリアル視聴率への影響は低そうで、むしろ「テレビがそもそもない」という若者世代の掘り起こしに、役に立つかもしれませんね。




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