ドラマ日記『知ってるワイフ』(初回)

韓国の大ヒットドラマを、大倉忠義さん主演、広瀬アリスさん共演でリメイクしたファンタジーラブストーリー『知ってるライフ』が7日にスタート。初回はかなりシリアステイストでした。

妻の澪(広瀬さん)との結婚を後悔している銀行員の元春(大倉さん)。ある日、大学の後輩・沙也佳(瀧本美織さん)と偶然再会。好きだったといわれた矢先、奇妙な男・小池(生瀬勝久さん)が現れ…というストーリー。

夫婦のすれ違いからの、人生やり直しタイムスリップというパターンかと思いましたが、夫がクズ過ぎ&ワンオペ育児妻がリアル過ぎて、今のところ主人公に感情移入できず。韓国版は見ていなかったのですが、日本版との違いについて「リアルサウンド」の記事を読んで、なるほどなと。

最も大きな違いは、“笑える“かどうか。韓国版は怒る妻の顔が赤くなったり湯気が立ったりとコミカルな演出によって、妻の咆哮もブラックコメディとして楽しめる。 

一方、日本版の第1話はかなりシビアだ。韓国版の主人公・ジュヒョクが良かれと思ってやることが、とことん「巻き込まれ型」なのに対して、日本版の主人公・元春の「優柔不断」な性格が目立つ。

担当している橋部敦子さんは、僕シリーズなどの名脚本家なので、何かしら意図があっての変更点なのでしょうが、“つかみ”が大事な連ドラの初回で、このシリアスさはちょっとどうかな、とは思いました。視聴率的に厳しそう。来週以降は面白そうですけどね。

コメディエンヌとして高い評価を受ける広瀬さんは、最近はコミカルな演技を見ることが多かっただけに、シリアス&感情爆発させる妻役が新鮮、上手かったですね。『七人の秘書』がちょっと可哀そうな役回りだったので、今回は広瀬さんを見るだけでも楽しめそうです。

『#リモラブ』の松下洸平さんと川栄李奈さんはどこかですれ違うのか?『凪のお暇』の片平なぎささんは毒親じゃないのか?森田甘路さんは『ゲキカラドウ』と掛け持ち出演か、久しぶりのお嬢様キャラの瀧本さんが楽しみ、子役(宮崎莉里沙・濱田碧生)が可愛い、初回感想は以上です。


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