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俳優ノート『山田裕貴さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『ハコヅメ たたかう!交番女子』に出演する山田裕貴さん。ワタナベエンターテインメント所属。

『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)でデビューした、いわゆる“スーパー戦隊”出身俳優の山田さん。AKIRA版の『GTO』(2012年)では生徒役、『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』(2013年)では、ヒロイン(矢作穂香さん)に想いを寄せる池沢金之助役を好演。片想い役が多い印象(笑)。

『闇金ドッグス』(2015-2018年)『HiGH&LOW』(2015-2019年)『特捜9』(2018年-)など、いくつものシリーズものに出演していますが、ブレイク作といえば朝ドラ『なつぞら』(2019年)。山田さんはヒロイン・なつ(広瀬すずさん)の同級生役。スピンオフドラマでは、主役の一人でした。

戦争で両親を失った少女・なつ。彼女を癒し、たくましく育てたのは、北海道・十勝の大自然と、開拓者精神あふれた強く優しい大人たちだった。やがてなつは、十勝で育まれた豊かな想像力と開拓者精神を生かし、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界にチャレンジする。

以降、快進撃が続き、2020年1月期には『SEDAI WARS』『ホームルーム』と、2作品の連ドラに主演。特に、後者の変態教師役は話題を呼びました。『先生を消す方程式。』(2020年)もそうでしたが、“怪演”と評されることも少なくなく。

人気コミックを実写ドラマ化した学園サイコ・ラブコメディ。イケメン美術教師・愛田凛太郎(山田さん)は学園の人気者。担当クラスの優等生・桜井幸子(秋田汐梨さん)が連続して悪質なイタズラ被害に遭っており、心を痛めていたが、実はそんな愛田先生がイタズラを仕掛けた張本人で…。

最後は、『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(2021年)と同じクールに主演した『ここは今から倫理です。』(2021年)。今までにない斬新な学園ドラマで、感情を表に出さない教師役を絶妙に演じてみせました。傑作。

雨瀬シオリの異色の学園コミック『ここは今から倫理です。』を実写ドラマ化。日々価値観が揺さぶられ続けるこの世界で、新時代のあるべき「倫理」を問う。誰も見たことの無い本気の学園ドラマ。 


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