新ドラマ『孤独のグルメ9』&『イタイケに恋して』&『サ道 2021』ほか

人気脚本家と言っても、“10割バッター”はまずいなくて。ヒット4本、ホームラン1本、凡打5の5割バッターなら、とりあえずは一流と呼んでもいいのではないかと思っています。

『おっさんずラブ』の大ヒットで知られる脚本家・徳尾浩司さんも、その後の作品を見てみると、『私の家政夫ナギサさん』は素晴らしかったですが、『恋はDeepに』の評判はどうでしょう。

そんな徳尾さんのオリジナルドラマ『イタイケに恋して』が、7月期にも放送決定。3人のダメカワ男子によるラブコメディーで、出演は渡辺大知さん・菊池風磨さん・アイクぬわらさん。

教会を改修したシャアハウスに集まった、3人のイマドキ“ダメカワ”男子。恋愛インフルエンサーの助手として、恋のキューピットして大奮闘する3人による“イタきゅん”ラブコメディ。

現在は第3次サウナブームだそうで、そのブームを牽引したのが、タナカカツキさんのサウナエッセイ『サ道』や『マンガ サ道』とか。2019年には、それらを原作とした、画期的な連ドラ『サ道』がテレビ東京で放送。好評を博しました。

あれから2年。例の感染症を超え、自粛していた3人の男たちがサウナ生活を再開する姿を描いた続編『サ道 2021』が放送決定。出演は引き続き、原田泰造さん・三宅弘城さん・磯村勇斗さん。脚本は、『監察医朝顔』の根本ノンジさん他。

2年前、偶然出会い、始まった3人(原田さん・三宅さん・磯村さん)のサウナ道。様々なサウナで繰り広げられる、平凡だけどどこか愛おしい、十人十色のヒューマンドラマ。

グルメドラマと言えばテレビ東京。『きのう何食べた?』、『忘却のサチコ』、『ひとりキャンプで食って寝る』、『絶メシロード』などなど。放送枠未定ながら、飯豊まりえさん主演の『ひねくれ女のボッチ飯』も予定されています。真夜中の“飯テロ”なんて言葉も、テレ東から生まれたのかも。

そんなテレ東グルメドラマの代表と言えば、なんといっても松重豊さん主演の『孤独のグルメ』。2年ぶりに連ドラが復活し、7月期に放送されます。例の感染症の制約の中、どんな料理が登場するのでしょう。原作は久住昌之&谷口ジローさんの漫画。脚本は、シーズン1から担当する田口佳宏さん他。

輸入雑貨商を営む井之頭五郎(松重)が、営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマの第9弾。“独り飯”をさらに掘り下げ、懐かしのお店も再訪。

男女問わず、性的な「初体験」を取り上げたドラマは、これまでもあったように思いますが、「初情事」が中心テーマとなると、ちょっと記憶がなく。「初体験」ほどではなくても、「初情事」というものにはドキドキ感があるものです。

そんなオムニバスドラマ『初情事まであと1時間』が、7月期に登場。原作は、ノッツによる同名漫画で、脚本・監督は『ぐるりのこと。』の橋口亮輔さん、『愛の渦』の三浦大輔さん、『勝手にふるえてろ』の大九明子さん、『やりたいふたり』の谷口恒平さんが務めます。

第4話までの出演は、工藤阿須賀、臼田あさ美、萩原利久、木竜麻生、松雪泰子、大森南朋、望月歩、青山美郷、中田青渚(敬称略)。全12話中8話を地上波で放送。残り4話は有料配信されます。

恋人たちが初めて結ばれるまでの直前1時間。心も体も裸になってつながるまでの、めくるめく恋の駆け引き。可笑しくて切ない、不器用でメンドクサイ、でも愛おしい、アノ瞬間を切り取った恋愛オムニバスドラマ。

現在放送中の『ソロ活女子のススメ』のように、ライフスタイル系ドラマというのも、テレビ東京が時々放送していて、そこに得意技のグルメを乗っけた新ドラマ『お耳に合いましたら。』が7月8日から放送決定。

“チェンメシ(チェーン店グルメ)”をポッドキャスト配信する女性が主人公で、主演は元乃木坂46の伊藤万理華さん。共演に井桁弘恵さんと鈴木仁さん。脚本は『あのコの夢を見たんです。』の家城啓之(マンボウやしろ)さんほか。

会社員の美園(伊藤さん)は、同僚(井桁さん)からポッドキャスト配信をすすめられ、大好きな“チェンメシ”を語ることに。やがて、配信は反響を呼び、美園は人気パーソナリティを目指して成長していく。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?