新ドラマ『やんごとなき一族』&『パンドラの果実』&『未来への10カウント』

俳優や女優の人気が一気に高まることを「ブレイク」などと表現しますが、さらに過熱し、社会現象とも言えそうな状況となると「ブーム」。朝ドラ『あさが来た』(2015年)で「五代様ブーム」を巻き起こしたディーン・フジオカさんがそれに当たるでしょう。

以降、コンスタントにプライムタイムの連ドラに主演・共演していますが、一番印象深いのは『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)でしょうか。視聴率的には苦戦しましたが、内容的にはかなり面白く、桜井ユキさんや山口紗弥加さん、稲森いずみさんなど共演陣の演技も凄かったなと。

そんなディーンさんと、『モンテ・クリスト伯』にも出演していた.岸井ゆきのさんが再共演する新ドラマ 『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』が4月から放送。中村啓さんのSFミステリーが原作で、脚本は『インハンド』の福田哲平さんと、『いりびと-異邦人-』の関久代さん。

共演の一人、ユースケ・サンタマリアさんのコメントが面白過ぎ…「サイエンスサスペンス、主人公は天才、何クールかに1つ2つは必ずある、まあよくある設定ですが、面白い脚本(お願いします!)、センス溢れる演出(羽住さん信じてます!)、そして我々の最高に良い芝居(大丈夫か?)」。

最愛の妻を亡くした警察庁の警視正で、科学犯罪対策室を創設した小比類巻(ディーンさん)が、アドバイザーとして天才科学者の最上(岸井さん)を迎え、最先端科学にまつわる事件の捜査を担当する。

歴代の朝ドラの順番って、最近ならまだしも5年も前だとあやふやになるものですが、ディーンさんの『あさが来た』が2015年後期作品で、前期作品が土屋太鳳さん主演の『まれ』でした。

以降、人気女優としての地位を確立した感もある土屋さんですが、意外にも地上波連ドラ主演は『チア☆ダン』(2018年)が最後。Netflixの『今際の国のアリス』(2020年)はあったものの、どちらかというと、ここ数年は映画が多かった印象。

そんな土屋さんが、4月期ドラマ『やんごとなき一族』の主演に決定。共演は、朝ドラ『スカーレット』や『最愛』の松下洸平さん。こやまゆかりさんの漫画原作で、脚本は『この恋あたためますか』の神森万里江さん。

庶民出身の佐都(土屋さん)が、上流社会一族出身の健太(松下さん)と結婚。理不尽な一族のしきたりや、複雑な親族関係に翻弄されながらも、夫とともに立ち向かっていく“アフター・シンデレラ・ストーリー”

相性のいい脚本家と俳優関係というものがあって、それは脚本家がその俳優を気に入って、たびたびキャスティングするということもあるのでしょう。例えば、宮藤官九郎さん×長瀬智也さんなら、『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『俺の家の話』といった具合。

木村拓哉さんと複数組んだ脚本家というと、 『あすなろ白書』『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』の北川悦吏子さんが筆頭。次が『ギフト』『GOOD LUCK!!』『BG〜身辺警護人〜』の井上由美子さんかな。

男性脚本家なら、大河ドラマ『龍馬伝』や朝ドラ『まんぷく』の福田靖さん。木村さんの『HERO』『CHANGE』を担当してきましたが、4月期ドラマ『未来への10カウント(仮題)』で3度目のタッグを組むことになりました。

高校時代にボクシングで4冠を達成した桐沢祥吾(木村さん)でしたが、今では生きる希望を完全喪失。そんな祥吾が、図らずも高校ボクシング部のコーチに就任したことで、徐々に熱を取り戻し大きく動き出す、青春スポーツ・エンターテイメント。

余談:正月料理に使った干し椎茸が大量に残っていたので、コンニャクと甘煮にしてみました。なかなか上手くできたので、常備菜にいいなと。後は、畑からレタスを収穫。ドレッシングに飽きたので、タルタルソースを買ってみました。ついでに金柑の実も全取り。甘露煮は面倒なので、種を取って冷凍。シャーベット状にしてそのまま食べようと思います。


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