ドラマ日記『キワドい2人』（第4話）

放送延期に伴う話数短縮＆前作との比較など、不運なドラマ『キワドい2人』ですが、意外に楽しめます。

Ｋ２　池袋署刑事課　神崎・黒木 (講談社文庫)

春ドラマのずれ込みの影響で、9月11日からスタートした『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』。同枠次回作の放送日が決定しているので、全6話になるようです。

同枠前作『MIU404』が傑作だった上に、同じ刑事ものということで、どうしても比較されがちですし、そもそもジャニーズ主演ドラマは見ないという人もいる中、第4話の視聴率は9.0％と健闘しています。

山田涼介さんの単独主演というには無理があるほど、田中圭さんの存在感が大きいのですが、刑事ドラマ風味の人情コメディとしてみると、異母兄弟の二人の軽妙な掛け合いが楽しい。

注目は脇役陣も。『半沢直樹』の白井大臣役で一躍注目された江口のりこさんが、同僚の女刑事役で出演。スピンオフドラマ『キワドくなりたい男』でも存在感を見せています。

ガールズバー店員役で、本作のヒロインに位置付けられている関水渚さんもチェックしたいところ。ホリプロの次世代スター候補で、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ではメインキャスト。昨年の同枠『4分間のマリーゴールド』で福士蒼汰さんの同僚役だった女優さんです。

ここまでは軽妙なノリの一話完結だった本作も、第4話ラストでは、神崎と黒木の秘密を握る謎の女性として仙道敦子さんが登場。父親役の椎名桔平さんも絡んで、シリアステイストな終盤になりそうです。