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俳優ノート『仲野太賀さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『コントが始まる』に出演する仲野太賀さん。

かつては二世俳優というと、親の七光り的な揶揄が含まれていましたが、最近はそんなことを感じさせない実力派が目立ちます。柄本佑・松田龍平・石橋静河・趣里・新田真剣佑など(敬称略)。『愛という名のもとに』(1992年)のチョロ役で知られる中野英雄さんの息子・仲野太賀さんもその一人。

2007年、13歳で俳優デビューした仲野さん。『那須少年記』(2008年)で早くも映画初主演。映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)などを経て、ドラマ『ゆとりですがなにか』(2016年)の山岸役で一躍注目されます。

俳優のブレイクポイントを特定するのは難しいのですが、『今日から俺は!!』(2018年)でさらに知名度を上げ、『この恋あたためますか』(2020年)の新谷役で完全ブレイク、人気を不動にしたと思うのですが、どうでしょう?

業界最下位のコンビニの経営立て直しを命じられた浅羽(中村倫也さん)は、業界で密かに注目されているスイーツ批評のSNSアカウント「キキかじり」の噂を耳にする。その正体がアルバイトの井上樹木(森七菜さん)であることを突き止めた浅羽は、ある行動に出る―。

同時期、民放連ドラ初主演となったのが、『あのコの夢を見たんです。』。山里亮太さんの妄想小説が原作のオムニバスで、毎回違う若手女優と繰り広げる妄想劇が秀逸。『恋あた』の森七菜さんとはこちらでも共演していて、神回でした。

お笑い芸人・山里亮太(仲野さん)は、ネタ作りのため、とある喫茶店に入る。そこで繰り広げられるちょっとしたことが気になり、山里のイライラは限界に。ノートを開き、実在する女優を主人公にした物語を書き始める。旬な女優やアイドルたちをヒロインにした、山里亮太の妄想物語の幕が開ける!

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大河ドラマは、『風林火山』(2007年)から『いだてん』(2019年)まで、すでに5作品に出演。特に『いだてん』は物語の核となる重要キャストを演じた傑作ですが、最後は朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で締めます。アキ(能年玲奈さん)がNGを40回連発したドラマのAD役でした。

母・春子(小泉今日子さん)に連れられ、東京から初めて北三陸にやってきたヒロイン・天野アキ(能年さん)は、祖母・夏(宮本信子さん)と出会う。祖母に憧れて海女を目指すアキは、やがて地元アイドルに。ヒロインの笑顔が元気を届ける人情喜劇。


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