ドラマ日記『漂着者』（第2話）&『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(初回)

全裸で発見された漂着者・通称ヘミングウェイ（斎藤工さん）の周りで、不審な事件が次々起きていく衝撃作『漂着者』第2話。ヘミングウェイがなぜか詠美（白石麻衣さん）にバックハグ。

屋上から飛び降りたヘミングウェイは、奇跡的に一命をとりとめる。その頃、再び少女の失踪事件が発生。ヘミングウェイが関わっているのではないかと考えた柴田（生瀬勝久さん）らは病院に駆けつける。しかし、彼はローゼンと共にNPO法人『しあわせの鐘の家』の施設に向かった後だった―。

『しあわせの鐘の家』には謎の資金が流入していて、公安がマークしていることや、ヘミングウェイが、座礁した船の生き残りで、某国の工作員かも知れないといった情報がわかってきた今回。第6感にまつわる遺伝子が、“奇跡”であり、“未来への希望”なのか。まだまだ全体像は不明。

殺された少女の葬儀に参列する詠美の喪服姿は、不謹慎ではあれども狙ったカットなんでしょうね。そして、なぜか詠美をバックハグするヘミングウェイ。詠美の“過去”について何かを感じている、ってことなのかな。

もう少し粘るかと思われたヘミングウェイの担当医・国原栄一（船越英一郎さん）は殺されて退場。目鼻耳を縫われた状態であったことから「見ざる言わざる聞かざる」というわかりやすいメッセージですが、それは誰に対してなんでしょう。

五輪番組ばかりでウンザリしているだけに、通常通り放送してくれているドラマはありがたいのですが、第3話は五輪番組のため、一回飛んで8月13日だそうです（涙）。

余談：過去作『六番目の小夜子』が「NHKプラス」にアップされています。鈴木杏、栗山千明、松本まりか、山田孝之、勝地涼、山崎育三郎ら（敬称略）が中学生役の幻の傑作です。

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ゴレンジャーオタクの高校生・真中大成（岩﨑大昇さん）が、仲間たちと巨悪に立ち向かっていく『ザ・ハイスクール ヒーローズ』の初回。EDまでしっかりニチアサ風味の特撮ながら、1時間は思った以上に長いかも。

戦隊オタクの真中大成は、『学園防衛部』の部員集めをしていたが、生徒会長・大浦飛馬（浮所飛貴さん）に廃部を通告される。そんな中、野球部員が血だらけで見つかる。大成は“魔人”の仕業だと疑い、美術部・桜井一嘉（金指一世さん）と調査を始めるが、その裏には巨大な陰謀が隠されていて…⁉

大会出場のために、試験でカンニングをしていた3年生たちが許せない、実力的には上の2年生・四ノ宮（田中奏生さん）が野球魔人化しての犯行という真相ながら、裏では生徒会長と学園長（柳葉敏郎さん）が暗躍している模様。

アプリを使ってヒーローになったり、魔人化したりする仕組みが現代的。アカレンジャー（関智一さん）が随所に現れるのも、往年の『ゴレンジャー』ファン世代には嬉しいところ。にしても、ヒロイン役の箭内夢菜さんは、『ゆるキャン△』の時以上にまるまるしてるなあ。若さ溢れる感じ。

ちなみに、今回魔人化した四ノ宮役の田中さんは、『BG〜身辺警護人〜』でキムタクの生意気な息子を演じていた俳優ですね。最近だと『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』で、ネグレクトのヤングケアラ―を熱演していました。

意外に本格的で、「美 少年」たちの演技もいいと思いましたが、1時間はさすがに長いかな。これニチアサみたいに30分にギュッと集約すると、もっとテンポ感が良くなると思いますけどね。