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女優ノート

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気になる女優さんの出演作についての覚え書きです。
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#女優ノート

女優ノート『菅野美穂さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年冬ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』に主演する菅野美穂さん。 堺雅人さんとの間に2子をもうけている菅野さん。出産・子育てで、仕事をセーブしていたこともあり、連ドラ主演は『砂の塔〜知りすぎた隣人』(2016年)以来となります。 菅野さんといえば、『イグアナの娘』(1996年)などでブレイクし始めていた1997年に、ヘアヌード写真集『NUDITY』を発売して話題に。当時二十歳ですから、ちょうど『ウ

女優ノート『広瀬すずさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『エアガール』&『あんのリリック』に主演する広瀬すずさん。 芸能界には「代役ブレイク」という伝説がありますが、広瀬さんが連ドラ初主演した『学校のカイダン』や、シリーズ化され大ヒットした『ちはやふる』は、もともと能年玲奈(のん)さんが主演予定だったという話。 『学校のカイダン』(2015年)は“プラチナ8”と呼ばれる生徒たちが牛耳っている名門高校に編入したツバメ(広瀬さん)が、天才「スピーチライター」(神

女優ノート『綾瀬はるかさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』に主演する綾瀬はるかさん。 嘘かホントか、芸能界には「代役ブレイク」という伝説があります。本来、主演にオファーしていた俳優(女優)が、何らかの原因で話が流れ、代役のチャンスをものにした俳優がブレイクする、というもの。 古くは『3年B組金八先生』の武田鉄矢さん(本来は岸田智史さん)、『東京ラブストーリー』の織田裕二さん(本来は緒方直人さん)。最近だと『学校のカイダン』『ちはや

女優ノート『上野樹里さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『監察医 朝顔』に主演している上野樹里さん。 『のだめカンタービレ』(2006年)で大ブレイクした上野さんでしたが、大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(2011年)あたりから、根拠の薄いバッシング記事が目立つようになり。しかし、『グッド・ドクター』(2018年)ぐらいから再評価が高まり、現在に至ります。メディアは得意の掌返し。 上野さんのエピソードで好きなのは、朝ドラ『てるてる家族』(2003年)で、共演

女優ノート『有村架純さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『姉ちゃんの恋人』に主演している有村架純さん。 朝ドラヒロインを務め、『紅白歌合戦』の司会も2度務めるなど、今や国民的女優の有村さん。デビューから10年の間には、スキャンダルもありましたが、今やそれも小さなことに感じるほどの大活躍。 まずはデビュー間もない2011年。有村さんの映画デビュー作となる『阪急電車 片道15分の奇跡』。関西の阪急電車沿線を舞台にした、ハートフルな群像劇。何度見ても感動する傑作。

女優ノート『鈴木京香さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『共演NG』に出演している鈴木京香さん。 キャリアが長く、代表作と呼べる作品がたくさんある人気女優さんの場合、どの作品をピックアップするか迷うところですが、まずは映画『ラヂオの時間』(1997年)。 デビュー以来、正統派な美人女優として、朝ドラ『君の名は』(1991年)などキャリアを重ねてきた鈴木さんは、三谷幸喜さん脚本のドラマ『王様のレストラン』(1995年)でコメディエンヌとして開花。その三谷さんが

女優ノート『松本穂香さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は映画『みをつくし料理帖』に主演している松本穂香(まつもと ほのか)さん。 ドラマや映画における「バーター出演」。人気俳優と同じ芸能事務所の若手俳優を抱き合わせ出演させることで、マイナスに語られることもありますが、若手に経験を積ませチャンスを与える点や、事務所の円滑な経営という意味ではプラス面も多いのかなと。 例えば、松本穂香さんが所属する「フラーム」。同事務所の有村架純さんは、先輩の吉瀬美智子さんの『ハガネの

女優ノート『仲里依紗さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に出演する仲里依紗(なか りいさ)さん。 最近は自身のYoutubeでも話題の仲さん。連ドラも2020年だけで『10の秘密』、『美食探偵 明智五郎』、朝ドラ『エール』、そして『恋する母たち』と出ずっぱりの売れっ子女優さん。 2010年のあるアンケート調査があって、「上半期“最もブレイク”した女優」で仲さんが1位でした。ちなみに2位以下は、北川景子さん、川島海荷さん、吉高由里子さん、佐々木

女優ノート『木村佳乃さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に主演する木村佳乃さん。 トップコートという少数精鋭の芸能事務所は、今では松坂桃李さん・菅田将暉さん・中村倫也さんら人気男性俳優のイメージがありますが、実は木村さんを育てるために、渡辺プロダクション社長の次女が1995年設立しました。 デビュー当時は帰国子女という事もあり、お嬢様女優のイメージでしたが、東山紀之さんとの結婚(2010年)を経て二児の母となり、幅広い役を演じるようになりまし

女優ノート『木村文乃さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『七人の秘書』に主演する木村文乃さん。 かつて木村さんは自分のことを「補欠ヒロイン」と評していました。「先に検討されているヒロインの方がいても、何かの事情があって、自分に役がまわってくる」といったものです。 自虐ではなく、冷静な自己分析とポジティブな発想から出た言葉ですが、正統派美人で演技力もあるのに、これといって代表作が思い浮かばない、というのはあるかも知れません。伊藤歩さんと似すぎる問題とか、芸名が

女優ノート『柴咲コウさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『35歳の少女』に主演する柴咲コウさん。 かつては日本でも米国でも、テレビドラマより映画の方が上という風潮もあり、映画俳優(女優)の方が格上と見られていましたが、最近はだいぶ薄まりました。 現在では、映画とドラマのどちらに重点を置くかは人それぞれ。両方にバランスよく出演し、なおかつ成功を収めている俳優は意外に少なく、柴咲さんはその一人。 まずは大ブレイクした映画『GO』(2001年)。在日韓国人三世の