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2020年ベストディスク 30位~21位

こんばんは。友だち。

今年は、新譜を国内国外合わせて、171枚聞いた。ある人から見れば大したことない。ある人から見ると狂ってる、くらいの枚数でしょうか。せっかくなので、ベスト30を決めてみました。ぼくが聞くのは基本洋楽インディーで、他はフォーク、R&B、ネオソウルなど。Hip-Hopは勉強中。

ぼくは今28歳。高校から大学まで音楽が大好きでした。大学はバンドに明け暮れました。社会に出てからいろいろなことがあって、音楽をほとんど聞かなくなった時もありました。そんなアラサーいっぱいいるよね。

今年は気合を入れて沢山ききました。皆さんの推しは入っているでしょうか??知らないものばっかりだったら、アートワークやYoutubeを貼っているので、直感で何か再生してみてください。絶対損はさせません。

趣味が合う人、面白いと思う人、twitterのフォローを是非に。お話ししましょう。あの日のように。

では、このページでは30位から21位を!

30. Banana Skin Shoes / Badly Drown Boy

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青春時代の宅録ヒーローが帰ってきた。新譜がリリースされているのを知ったときの喜びと言ったらもう!アンニュイな歌声と優しいメロディーが健在で、聞いていて嬉しくなってしまう。

29.Help / Duval Timothy

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UK在住のアーティストによるピアノとサンプリングを中心としたダークなアルバム。基本的なソングライティングはポストロックの影響をすごく感じるし、クラシックの素養もあるんだと思う。そこにサンプリングと生ピアノっていうのが、ありそうでなかった。

28.Mydata / Katie Dey

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オーストラリアの女性ソロアーティストの1st。加工しまくって揺れに揺れるボーカルが、結果ガーリーに聞こえるのが面白い。シンセを多用した浮遊感あふれるサウンドとメロディによくマッチしていて、重ための曲もあるけど、全体的に"Happy Sad"というべき空気感で纏まってる。

27.The Slow Rush / Tame Impala

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オーストラリアのサイケデリックなソロプロジェクトの4作目。サイケな音もコード進行も健在でいいけど、ぼくは彼の歌が好きだ。どの感情に対してもフラットで、でもシニカルなわけではない。程よい平熱感を彼の歌声からは感じる。ぼくだけかもしれない。まあそれはいいのだ。

26.souvenir / Jonah Yano

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広島で生まれ、幼少期にバンクーバーに移り、今はトロントで活動中というちょっと変わった背景を持つカナダのアーティストの1st。サウンドプロダクションを程よく抑えたアコースティック感が気持ちいい。

25.New Dreams / JFDR

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このアルバムは、ビョークとmumしか知らない僕の脳内アイスランドに新しく、それでいて違和感なく響いた音楽でした。アイスランドのホテルで一人目覚めた朝は、昨日の酒を口の中に感じながらこのアルバムを聞き、そっとカーテンを開けたいものです。行ったことないけど。

24.Punisher / Phoebe Bridgers

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どのメディアの年間ベストを見ても、確実に上位に出てくる「今年の1枚」。Nick Zinner(Yeah Yeah Yeahs)やConor Oberst(Bright Eyes)といった00'sのUSインディーレジェンズがゲスト参加しているのを見たら、推したくなるよね!

23.Set My Heart On Fire Immediately / Perfume Genius

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精力的に活動を続けているPerfume Geniusの、デビュー10年目にして5作目となるアルバム。ピアノの弾き語りを元にした群を抜くソングライティングと、ナーバスなファルセットを多用した歌が、10年変わらず彼の音楽の核だ。
初期はそのソングライティングを剥き出しで提示する、プライベートなローファイの音楽だったが、彼の歌詞や歌唱力がどんどんパブリックな力を持つのにしたがってサウンドの間口が広がっていった、その歩みに感動する。このアルバムでは最初から圧倒的な熱量で彼の情動が伝わってくる。

22.Healing Is a Miracle / Julianna Barwick

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瞑想的な歌声と残響音からなる世界は、アンビエントともエレクトロニカとも言えない。曲によっては伴奏がほとんどなかったりもする。
「Healing Is a Miracle」と言うタイトルも素晴らしいし、Sigur RósのJonsiが参加した「In Light」は轟音の中で立ち尽くして涙が出てきそう。
あまりの清冽さにぼくはなんか恐怖すら感じた。このPVも静かすぎて広すぎてぼくには怖い。「ぼくのエリ、200日の少女」という北欧のホラー映画を思い出した。


21.We Will Always Love You / The Avalanches

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21位は、特別思い入れのあるアーティストの最新作。過去2作どちらも新品でレコードを持っているくらい好きなアーティストだ。

前作から4年経っているのに、「え!?もう新作出るの!?」と思わせるほどの超寡作音楽ギーク集団、Avalanchesの3rd。このアルバムは過去3作の中で最も「歌える」アルバムで、1st、2ndと徐々に薄まっていたHip-Hop感がさらに薄まり、4つ打ちを基調としたアッパーなビートにシンガロングを誘う歌メロが多く採用されている。
しかし、孤独感、憂愁、ノスタルジアを所々入れてくるのがこの人たちの憎いところ。Blood OrangeやJohny Marr(The Smiths)、Kurt Vile、Rivers Cuomo(Weezer)、Cornelius(なんと!!)などがアルバムの随所に参加し、「わかる、わかるよその気持ち。だからこそ、今夜は一緒に踊ろうぜ。」と囁いてくれる。


20位〜11位は12/21に発表します。思い入れがかなり強く入り、コメントが壊れてきます。

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