腰痛シリーズ④「姿勢が良い、悪いって??」🤔

※今回の内容は僕自身の経験内容も出てきますので、個人的な解釈が多めの内容になっているかもしれません。皆様の生活の参考になれば幸いです。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか😊
ふらっと立ち寄っていただきありがとうございます。

さて、今回は「良い姿勢と悪い姿勢」という概念について
個人的な解釈をお伝えしようかなと思っています。

ではお願いします😊


普段治療をさせていただいている中で
患者様からよく聞く話として
「猫背やし、姿勢悪いんですよ」とか
「姿勢良く、常に胸を張って歩くようにしています」や
「椅子に座っている時にも猫背にならないように腰をしっかり起こしています」など、普段の姿勢に対する意識を聞くことがあります。
それぞれの考え方が良いとか悪いとかの話ではないのですが、
「曲がっている姿勢が悪い」とか「真っ直ぐ伸びている姿勢が良い」というのは誤解を招いているのではないかと、個人的には思います。

といいますのも
以前の投稿において、背骨の動きや骨の配置などを説明させていただきましたが、背骨は前や後ろに曲がりながら配置されていますよね。
そして、それらが共同して動くことで、どの方向(屈曲、伸展、回旋)にも動くことが出来て、人の動きというものが再現されています。
なので、曲がっているのが悪いとかではなくて
どの方向にもまんべんなく動く必要があって柔軟性が保たれていることが
「良い姿勢」であると思うんです。

具体的な例を出して説明させていただきますね。


腰痛症でリハビリが開始になった
20代女性を担当させていただいた時のことを紹介します。
その人は比較的、身体活動量の多い仕事をされていたので
仕事中でも腰痛が持続していることによって、仕事に支障が出ているのでどうにかしてほしいというのが本人の希望でした。

治療介入が始まって、その人の姿勢を実際に評価すると、猫背ではありませんでした。
反対に、すごく反り腰で、腰椎と骨盤の動き、股関節の可動域が著しく制限されていました。
評価をしていった結果
腰部多裂筋という背骨を伸ばす筋肉が異常に固くなっていて、それによって腰痛が出現してしまっていることが分かりました。
その原因は、良い姿勢を意識して、背筋を伸ばした状態を常に意識していたことによる、筋肉の過活動が引き起こされていることが原因でした。

そのため、原因となっている腰部多裂筋のリラクゼーションと、筋緊張を緩和させる目的のエクササイズを実施することで腰痛も軽減し、仕事に支障も出なくなったのでリハビリも無事に終了しました。


このように、背筋がピンと伸びている姿勢が良い姿勢ということを聞いて、常にその姿勢を自分の体に強要してしまうと、腰痛を引き起こしてしまいますので鵜呑みにしないよう注意は必要です。

実際、「印象の良い姿勢」
としては背筋が伸びている方が良いというのは、そうだと思います。
しかし、本来背骨が動くべき方向を制限してしまい、腰痛を抱えることになりかねないことを知っていただけますと幸いです。

また、背骨が伸びていることで
自律神経である「交感神経」を刺激してしまうことにもなります。
「交感神経」が刺激されると、リラックスしにくい状態になってしまいますので
眠る時にも反り腰傾向が持続されていれば
リラックスしきれずに良い睡眠をすることが困難となり
疲れが取れにくくなってしまいます。

「ん?交感神経?」ってなってる方もいらっしゃると思いますので、
次回は自律神経の要素も絡めて「腰痛の種類について」をご紹介させていただこうかと思います。


今回も貴重なお時間をいただきまして、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。😌

おかげさまで、休みながらではございますが10日間で15の記事を書かせていただきました。
いつも本当にありがとうございます。

腰痛の話だけではないですが、身体の仕組みは本当に様々な要素が絡み合っているので、そのイメージも併せて伝えていければ良いなと個人的には思っています。

なるべく噛み砕いた表現になるように努力していきますので
これからもよろしくお願い致します🙇‍♂️

では今回はここで失礼します☕️

ありがとうございました😊

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