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沈丁花に出会う。沈丁花が大好き。沈丁花はいい匂い。沈丁花は春の匂い。胸の奥がすうっとする。頭の中に虹がかかる。からだのどこかで花が咲く。そうしてわたしは沈丁花になる。小さくて星みたいな、厚みのある花びらに、ぼんぼりみたいな丸い一房に、つやつやとしたかたい葉っぱに、なによりすてきなあの匂いそのものに。

じんちょうげだいすき。はるのにおい。

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