スタートアップのブランディング | 2022年3〜4月振り返り
コーポレートブランディング立ち上げの振り返りです。
MODEのOKR制度では、目標設定を2ヶ月に一回行うことになっています。
したがって、3月と4月の2ヶ月分をまとめて振り返りたいと思います。
2月の状況
3〜4月の私の目標は「Create a plan for branding for 2022 (2022年のブランディングプランを策定する)」でした。
ブランディングの構築が目標ということは、当然、課題が存在します。
ポジションによって困っていることは色々あると思いますが、私の場合は、Japan IT Weekという展示会への出展準備を進めていた時に「MODEらしさが何なのかが分からない」という形で顕在化したのでした。
具体的には、ブースデザインが「うちの会社らしいかどうか」判断ができない、といった具合です。
2月中旬からすでにブランドデザインアドバイザーの瀬津さんに入っていただいていたので、ブランディングは瀬津さんにもお力添えいただきながら進めることになりました。
ちなみに、社内では知名度の低さを指摘する声もありますが、個人的にはそれは直接的にはブランディングの問題ではなく、広報・PRの問題だと思っています。
とはいえ、コーポレートブランディングがしっかりとしていないため、外側から見た時に分かりにくいというのは否めません。
やはりブランド構築は重要かつ急務なのです。
3月初旬
ガクさんから「ブランディングプロジェクトを一緒に進めて欲しい」とお話をいただきます。早速ブランディングに関する本を買い漁り、勉強を開始しました。
特に『ブランディング (日本経済新聞出版)』という本が、スタートアップのコーポレートブランディング構築の教科書としてちょうど良かったです。
この本の内容をもとにブランディング・プランを策定。スライドデックを作成し、ブランディングの概念やブランド構築に至るプロセス、今後の進め方などをまとめました。
瀬津さんに相談したところ、先に全てを決めてから施策をスタートさせるより、もっとアジャイルな進め方の方が合っているとご助言いただきました。
そこで、以下のように進めることにしました。
ブランドの表現要素(言語的基盤と視覚的基盤)は仮で決定する
展示会などで施策を進めながらその手応えを確認する
ブランドの表現要素をブラッシュアップする
3月中旬
この時期は、まだガクさんへのヒアリングができていなかったので、今よりも良く見せることを目標にして、Japan IT Weekの出展準備を進めました。
ブースデザインでは、提供するサービスの輪郭をできるだけ分かりやすくするため、壁にキャッチコピーを掲載することにしました。
まずは私がそれっぽい言葉をいくつか集めてリストアップします。その後、瀬津さんとFace to faceで話し合いながらブラッシュアップしました。
分かりやすさはもちろんのこと、当社の本質を捉えているかどうかを、最も重視しました。
3月下旬
ガクさんがアメリカから日本に到着したので、瀬津さんと私とで、ブランディングに対する思いをヒアリングしました。
すでに展示会のために走らせていた施策の中には、ガクさんの考えるブランドイメージとは異なる(かもしれない)ものもありましたが、とりあえず最後まで走らせることにしました。
4月初旬
Japan IT Week【春】では、たくさんの方がブースに立ち寄ってくださいました。
事前にセールスチームと、ブース内でフォーカスするサービスを決めていた甲斐もあって、来場者がある程度、具体的なイメージを持ってブースを見てくださっている感触はありました。
来場者や実際にブースに立ってくれたスタッフの声を反映させて、次の施策案へと繋げていきます。
4月中旬
改めて、ガクさんやサトシさん(VP of Business)らと共に、当社の目指すイメージについてディスカッションしました。
3月下旬にガクさんからヒアリングした内容以上に、お客様と一緒にIoTプロジェクトを成功させる伴走者であることの方が重要という認識を共有することができました。
4月下旬
4月も終わりに近づいてきたので、今後の計画を明確化させました。
ブランドの表現要素である2つの基盤について、それぞれ以下のように進めるのが、次の2ヶ月の目標となります。
言語的基盤
想起されるイメージコラージュを作成する
キーメッセージ案を提案、社内で決定
採用PR、Salesの各担当者からヒアリング
オーディエンスごとのキーメッセージ作成
視覚的基盤
ロゴ&カラーガイドラインを策定
社内で決定
展示会ブース、チラシ、ウェブサイトその他に反映
ここまでで3〜4月は終了です。お読みいただき、ありがとうございました。
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