失敗からの成功へ持っていくには
絵を描くのが好きだ。
人種も国籍も性別も問わない。
命の続く限り多くの人間を描いてみたい。
今回、SEVENTEENのウォヌ絵を描いた。
彼の顔はお初だったが、こねくりまわした結果、良いものができた。だから、記録がてらNOTEに残しておくことにした。
●SEVENTEENのウォヌを描く
西洋の人からすると、中国人と韓国人、日本人を見分けるのは難しいという。
ワタシたち日本人からすれば、この3国の違いはなんとなくわかる。
今回描いたウォヌは
「ああ、彼は韓国人だね」
と感じるフェイスだ。
ウォヌの特徴は
ここ2年は韓国人の顔を中心に描いている身。
「できる、ダイジョウブ」
自分に言い聞かせ、絵の制作にとりかかった。
●苦手なヘアスタイルだった
しかしながら、ウォヌを描き始めたあと、すぐに壁にぶつかった。
だ、ダメだ、このヘアスタイル。
頭を抱えた。
今回のウォヌは軽く角刈りなのだ。
苦手なんだ、坊主や角刈りの絵。
風になびかない。
…なびいてほしい、髪の毛は!
どうしよう。
気持ち悪いウォヌができてしまった。
毛がどうしようもないことになっている。
カチカチである。
この時点でテンションはかなり下がった。
●増毛することで失敗回避
あああん、どうしよう。
他のヘアスタイルにする?
別アングルにする?
頭を抱えた。
増毛しようそうしよう。
にやにやしてしまう自分がいた。
もう半分棺桶に突っ込んでいる。
あと1回失敗したら描き直せば良いだけだ。
勝手にウォヌの髪の毛をなびかせることにした。
ここからは私の世界なのでなんでもあり。
カラコンを入れて目玉を大きくしよう。
眉毛を隠そう。
髪の毛さらさら。
王子様風。
えええい、キラキラウォヌにしてやる。
…写実でいく予定がアニメになってきた。
まあ、それも人生。成り行き任せ。
●アニメ風ウォヌ完成
紆余曲折を経、アニメっぽいウォヌが完成した。
うん。ウォヌだ。
描いた直後は満足した。
しかし、Twitterにあげた投稿をみて驚愕した。
#howtoart になっていた。
#howtodraw なのに。
それと、なんだかとても雑な絵に思えた。
自分にツッコミをいれた。
自分で自分に話しかけた。
Twitter投稿はとりさげず、加筆するかたちで修正を試みることにした。
制限時間は20分。
●写実風に持っていく
ちなみに、写実の絵とアニメの絵、どこに差が出るのだろうか。
…グラデーションである。
写実絵には平坦になりがちなところにグラデーションをかけていくのだ。
のっぺりさせないのがコツ。
ウォヌの場合、頬にグラデーションをかけまくった。
絵は化粧に似ている。
ぺたぺたと塗っていけばよい。
なにが楽しい?
毎度自分につっこみをいれてしまうのだが、やめないのだから楽しいのだろう。
人の趣向や好みはそれぞれ。
さあ仕上げへいこう。
お肌の色をワントーンあげてみた。
韓国芸能人の肌色は、日本で言う秋田や新潟みたいな色。
中国の東北地域の色とも似ている。
透き通りすぎない肌色
を意識して塗っていくと上記のような色になる。
しかし、ウォヌの髪の毛がぽわんと膨らんでいるのに気づいてしまった。
ウォヌを描く前に羽生くんの《Dynamite》ダンスをみてしまったので脳裏に羽生ヘアがこびりついていたのかもしれない。
ウォヌはどっちかというと長方形なのだ、頭部&顔面が。
これではウォヌ羽生。ハーフになってしまった。
髪の毛を消すのは大変。
仕方ない。
伝家の宝刀を使おう。
とっておきの裏技を使ってフィニッシュさせることにした。
●完成
絵を切った。
膨らみ回避。ほっ。
単純だが深いのだよ、絵を切るのは。
というわけで、人生初のウォヌ絵が完成した。
ああ、諦めないで良かった。
左が右になった。
なんとかなる、意外と。
●雑記
SEVENTEENは13人のメンバーで構成されている。
ウォヌの顔面難易度は
目尻やまぶたは描きやすい。
一番の難所は頬骨。どこが出ているのか横からみて把握した。
絵は感情で描くもの。
絵は分析で描くもの。
どちらも一理あり。
ワタシはどちらも使っている。
だから絵は楽しい。
ウォヌ、描けて楽しかった。
ありがとうSEVENTEEN。
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