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しゃぼん玉のように消えた青春が とぐろを巻きながら おれのこと睨んで放さない 逃げも隠れも…
なにもかもをうしなっても 君には心があるじゃないか 本気で人を好きになれる 美しい心がある…
月明かり ユラリ 小さなベッドの片隅に 追いかけて 追いかけて 憧れた夢みたいに この街は ガ…
星が降る夜 忘れはしない 君の背中の爪の跡 “三日月みたい” ふいに思った 翳る窓辺に 寝返り…
ブルームーン やさしく教えて 幸せ どこにあるのか ブルームーン ひとり満ち欠け 孤独なきみは…
朝焼け 眩しすぎて 君の涙 思い出すよ 夕焼け 哀しすぎて 独りで 生きてゆける気がしないよ …
胸の張り子は 夏の午後に止まった シャツの裾から 小麦色の素肌 黄昏の空に とびきりの嘘を きみがいない部屋には 風が吹くだけ
風が泣いている 季節の終わり 海がざわめく 群青の舞 胸の奥にもう ためらいが萌えている ジ…
あれは遠い夏の夕間暮れ いっしょに火をつけた線香花火 生涯ぜったい忘れない親友(ともだち) …
長い夏の名残り 町はまだ戸惑いを 隠せずに営み 君はもう帰らない 曇りゆく窓ガラス 静寂に稲…