子供2人目を考えたとき

息子が1人いる。まだ2歳。
散歩していると何も知らないおじさんおばさんはこの子と私を見て、あけすけにこんな言葉を発することがある。

「1人?2人目は考えてないの?いいよー2人いると。楽しいよー。」

いやね。私たちも2人目欲しいのよ。でもなかなか授からないの。

言いたい気持ちをぐっとこらえる。
きっと何も考えずに話してるんだろう。

そう。2人目不妊なのである。
クリニックにも通っている。

先日、人工授精をした。結果はまだわからないけど、通っている病院での平均妊娠率は7%だそうだ。あくまでもこの病院に通ってのこの数字。つまり、なかなか妊娠しない方の中で、人工授精で妊娠した確率ってこと。
いかに妊娠、出産が奇跡的であるかを思い知らされる。息子よ、生まれてきてくれてありがとう。

そんな2人目の命を迎えたい私たちだけど、一方で私たちは2人も育てられるのか、といった気持ちもある。1人でもこんなに大変なのに。

思えば息子がお腹にいた時、安定期とか関係なくずーっと多量の唾液に悩まされた。寝ている時も日中もずーっと飲み込めないほどの唾液が分泌されて、無理やり飲み込むと気持ち悪くなって吐く。その繰り返しだった。

寝ている時はバケツを枕元に置いて定期的に吐き出してた。きっと、隣で寝ていた夫には唾液の匂いが漂ってただろう。眠りは常に浅かったから、幸い私は垂れ流しにはならずきちんとバケツには吐き出せたけど。

よだれづわりと言うのかな、あまりメジャーなつわりじゃないから、私だけなの?!と悩んだりもした。妊娠後期にネットでこのつわりの存在を知った。出産するまでずーっとこんな感じ。

もし二回目のつわり、あるかわからないけど、息子が1人いる中耐えられるのだろうか。

なんて、いらんこと考えてる。まだ妊娠してもいないのに。でもでも、いやでも、と頭の中がぐるぐる。