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お寺も神社も一緒??

こんばんは。最近、紅葉が見所ということで
徳島県は箸蔵寺へ行ってきました。
創建は828年 開基は空海
本尊は金毘羅大権現

なんでも空海さんがこの山を訪れたときに
神様が 我を祀れば
箸をつかうもの 皆救わん との啓示があり
空海さんがこしらえたお寺ということになります。

このお寺は山上にあり、狭い道路をくねくねと登っていかなければ
本堂へはたどりつけません。そこで多くの参拝客はロープ―ウェイで
いきます。


340mものぼっていきます

で、ここのお寺で不思議な発見がありました。
鳥居はあるし狛犬はあるし、なにより本堂がお寺ではなく
神社っぽいつくりになっています。


本殿



本坊 狛犬が警備中

明治政府による神仏分離令がだされる江戸時代までは、このお寺のように
お寺の敷地内に神社があったり、神社のなかにお寺があったり神社とお寺
が混在して同じ場所にあったらしいのです。

いまでは、日本でほとんどお寺と神社が別々となっていますが

昔は一緒があたりまえだったというわけです。

この箸蔵寺は、寺関係者が神社と分離することができないくらい
権威のある人だったので、混在したままにしておいたことから
お寺と神社が現在でも一緒に存在しているわけです。

明治政府でもここのお寺は壊せなかったということになります。
実際に目で確認してみると神仏習合、廃仏毀釈 、神仏分離 
の歴史の事実がわかりました。

お寺と神社ってなんでべつべつなの?一緒でもいいじゃん
と思いますが昔は一緒だったんですね。

歴史の教科書には明治政府が国家神道により、国を統一するため
とさらっと書いてありますが、ものすごいお寺に対する弾圧があった
わけですね。神社のなかにあるお寺を壊しまくり、仏像も壊しまくり
破壊したわけです。お寺の数はかなり少なくなったと書かれてあります。
怖いですね。

それにしても340mも高い場所へ村人がお寺へ建築木材を
運んでお寺を建てるわけですからやはり空海さんはとてつもない
力をもっていたんでしょうね。

村人も建築したらなにかご利益があると思ったからせっせと
工事を手伝ったんでしょうか。それとも金貨など莫大な報酬を
空海さんからもらったのでしょうか。 

謎すぎますよね。


紅葉が綺麗でした


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