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おそらく最高に鬱だったときの話

タイトルにあるように人生で一番病んでたときのことを思い出して書いてみる。
社会人になりたての、社会の厳しさを知った時の話だ。
短大を卒業し、病院で委託の栄養士になったが一年足らずで退職した。


当時の私は業務連絡すらまともにできないレベルの無口だった。
環境が良くなかった(人員が足りてなかった)のもあったが、みんなで助け合って仕事をするみたいなのができなかった。自分の仕事でいっぱいいっぱいで他の人の手伝いなど全く出来る余裕がなかった。毎日昼休憩すらまともにとれなかった。
自分なりにはめちゃくちゃ頑張っていたが、かなりみんなが不満を持っていたようだ。

シフト的に私以外の人はみんなでやる仕事で、私だけひとりでやる仕事だった。作業場所は同じなんだけどね。
それに加えて超絶無口でコミュニケーションがあまりにも不足してたため、嫌われに拍車がかかっていた。
みんなで私に聞こえるように嫌味を言ったり、昼礼でみんなで私の態度を責めてきたのでさすがに病んでしまい、無断欠勤してそのまま行かなくなった。

もちろん無断欠勤するのはめちゃくちゃ抵抗があったが、すでにメンタルに限界がきていたのでそれが精一杯の自己防衛だったと思う。
人員も全然足りてない•みんなが辛そうに長時間労働をする環境で辞めますなんて言えなかった。
私だって自分さえ良ければいいなんて思って仕事してなかった。みんなも辛いってちゃんとわかってた。

でも出勤途中で嫌すぎて足が動かなかったり泣きながら仕事するのが苦痛で仕方なかった。
家に帰ってもヘトヘトでほとんど食事もせず、洗濯物干すのが死ぬほどめんどくさくてそれだけで死ぬほどイラついてたし死にたかった。
まじでお菓子しか食べないみたいな生活してたからトイレの回数とかも本当に1日2回とかで全然大丈夫だった。
ただ仕事柄検便を毎月しなきゃいけなかったので全く💩が出ず、非常に困った。食べてないんだかそりゃ出ないよねって話だけど。

食べてないので当時は痩せていた。
みんなから痩せてるねとか結構言われていた。体重は毎日測ってたので体重が減っていくのはわかってたけど自分的にはまだ太ってた。
今考えたらすごいことだけど当時はアバラがうっすら浮き出るくらいは痩せていた。それでも自分が細身であるって実感がなかったのは何だったんだろう。むしろ日に日に減っていく体重を見ることだけが幸せだった。それ以外の人生がクソすぎたから。行きたくもない職場と家を往復するだけの日々。
もしかしたらちょっとした拒食症?だったのかもしれない。食べたくないってより疲れすぎて食べるのすらめんどくさかっただけなんだけどね。

それと一番怖い体験をしたのもこの時だ。
ものすごく疲れた日だった。
夜寝ていたら人がゆっくりと乗っかってくる感覚がとてもリアルにあったのだ。
「え?人乗ってきた⁉︎😱😨」と思って本当に怖かった。目をギュッと瞑って耐えてたらいつのまにか寝ていた。起きてからあれは心霊体験か?と思ったが、あまりにも疲れてたこともあったのでおそらくストレスでおかしくなってたんだと予想する。それ以来、あの現象は一度も体験していない。

話を無断欠勤したときに戻す。
無断欠勤した日から私は職場の人が家に訪ねてくるのが怖くて仕方なかった。もちろん罪悪感でいっぱいだったから。
布団にくるまり、部屋中の電気を決してひたすら怯えていた。このときのメンタル本当にやばかった…

実際に職場の人が訪ねてきたこともあった。
あまりにもしつこくチャイムを鳴らすので仕方なく恐る恐る出た。
私のことをひどく腫れ物を触るような目で見ていた。
私はどんな顔してたかな。毎日泣いてたから常時目が腫れてたな。
でも私の気持ちも少しはわかってくれてるようで、優しかった。私はたぶんめっちゃ泣いてた。でもさすがに復帰は無理だった。

当時は鹿児島の寒い所にいたので、冬は雪がかなり積もっていた。
死にたかったので一日中どうやって死のうか考えていた。首吊りか、この寒さを生かして凍死するのも良いなって思っていた。一日中方法を考える毎日が続くと、猛烈に頭痛がしたので考えるのを辞めた。体が勝手に自己防衛してくれたのかな。
とりあえずまだ辞めれてないけど辛すぎて実家に帰ることにした。


無断欠勤でしばらく1、2ヶ月くらい?実家に帰って休んでいたが、最後はちゃんと職場に挨拶しに行った。
実家では家族がいる安心と、まともにご飯を食べれたので少し太ってしまった笑

挨拶のときはスーツを着て菓子折りを持って行った。
私に対して特にあたりが強かった2人がいなくて安心した。
唯一私のことを気に入ってくれていた人が「スーツ似合ってない」と言って少し寂しそうに笑いながら頭をクシャクシャにしてきた。既婚の男性だったけど私はその人のことがちょっと好きだったので、これで最後なんだなと思うと寂しかった。でもやっと心置きなく会社を辞めれたという嬉しさのほうが大きかった。
他の人も最後は優しくしてくれてありがたかった。
私が未熟なばかりにみんなにはもっと大変な思いをさせてしまって申し訳ない。
でも無理なもんは無理。環境を変えて本当に良かった。


当時のことを振り返ると、やっぱりコミュニケーション不足が大きかったなと思う。
なかなか内向的な性格を外交的に変えるのは大変だけど、今の職場では業務連絡は少なくともちゃんとできてるから少しは成長できたと思う。
雑談も人に比べたら少ないけどまあまあできてるかな。
あとはもっと根本的に自分がほんとにやりたい仕事を一刻も早く見つけたい。
嫌なことに目を向けるより楽しいことや興味のあることに目を向ける方が大事だと今更ながら気づいた。
もちろん嫌なことも逃げずに最善策を考えるの大事だけど。
今の自分は好きなものを探っている段階なのかもしれない。ちょっと年齢的に遅いけど。
もっとキラキラ✨してイキイキ🤗していきたいなって思ってます笑

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