お褒めの言葉をやりがいに(11日目)

2021.02.25 備前香澄

今日は仕込みの櫂入れ(かいいれ)を体験しました。櫂入れとは、長い棒の先に小さな板をつけた道具(櫂)で、酒母や醪をかき回す作業のことです。

櫂で突いて、素早く引くと、醪の中に沈んでいるお米が浮いて混ざります。大きいタンクだと量が多くて重いので、かなり重労働です。私があたふたしている姿を写真で撮ってもらえました笑 嬉しいです(´▽`*)

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酒造りは体力仕事や力仕事が多いということもあり、蔵人は男性が多いです。昔は「女人禁制」という言葉があったくらいです。しかし近年は全国で女性の蔵人や杜氏も多くなっています。とても心強いです!

その後、槽(ふね)しぼりの作業に参加させていただきました。酒袋の端を押さえながら、醪をホースから供給する係です(文章での説明だけでは理解しづらいと思いますが…)。

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そして~今日の夜ご飯です。右下の野菜の味付けが本当においしかった!

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今日は営業課の遠藤さんからお話を聞くことができました。

実は私が一番想像ができなかった仕事が、営業のお仕事です。お客様にお酒売る、というぼやっとしたイメージしか無かったのです(^^;)

実際のお仕事は、商品をお客様に提供すること以外にも、スーパーやお酒屋さんとの商談、納品がメイン。後は商品を案内する資料作りや、店頭に置かれるポップを作ることもあるそうです。 

お話を聞いていて意外だったのが、一日のほとんどは車の運転だということ。遠藤さんは主に秋田市の方にお仕事に行くため、移動時間の割合が多くなってしまうのだとか。言われてみると確かに…。

そんな中、やりがいについて聞いてみると、「自分が美味しいと自信をもって勧めるお酒が、お客様に買ってもらえたり、『美味しい』と褒めてもらえると楽しいし、嬉しい」と教えてくださいました。

また、「営業の仕事は、お酒の会や試飲販売でお客様と直接関わることができるので、そういった声を直接聞けるのも、営業ならでは。」とおっしゃっていました。

売上の数字や文字の感想よりも、直接声で褒めてもらえる方が何倍も嬉しいですよね。働いていない学生の私でもそう思います。前に単純作業の方が私には向いているのではないか、と思ったことがありましたが、お客様からのお褒めの言葉でより達成感を感じるのは、きっと自分なりに試行錯誤して、苦労して、自分が深く関わった時なんじゃないかな。

それを理由に仕事を決めるというわけではないですが、うーん難しい。

未来で私は一体どんな仕事に就いているのでしょう。

判断するのは未来の私ですが、今はまだそのための判断材料を集めている段階です。あとは君に任せる!未来の香澄!

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