Zoomで坐禅会に参加してみた。
最近Zoomで坐禅会が開催されている。
僕が参加した坐禅会は曹洞宗と臨済宗のものだ。曹洞宗は「Shojin-Project」という団体のもので、臨済宗は「臨済宗青年僧侶の会」という団体のものだった。
料金はどちらも無料。
まずは曹洞宗。
これは曹洞宗のお坊さんがやっている坐禅会。お坊さんは皆比較的若い。Shojin-Projectというのは、「精進」から着想を得ている…はずだ。
先輩から誘われて参加。坐禅の前には簡単なストレッチがあった。個別の部屋に別れるブレイクアウトルームというのを使っていたところが特徴的。少人数体制で教えてくれる。
こちらの宗派の坐禅では普通坐蒲(ざふ)というクッション(黒いやつが多い)を使うことが多いのだけれど、自宅で持っている人は少ない。そういう人の為にバスタオルや枕を代用として使うやり方を紹介してくれていた。
↑これが坐蒲。ちなみにアマゾンでも買える。小さいやつは5000円ぐらい。
丁寧に指導をしてもらったあと、坐禅の時間になる。一回の坐禅は20分ぐらいだったと思う。
このグループは普段は駒澤大学で坐禅会を行なっているが、そちらの方はひとまず9月までは行えないようだ。
オンラインの坐禅会はこれからどれぐらいの頻度であるのかは若干不透明だが、メルマガに登録すると優先的に情報が届くようになっているらしい。
次は臨済宗。
これは臨済宗の青年僧侶が行なっている坐禅会。参加したのは野沢の龍雲寺というお寺の住職様の会だったが、他にも色々なお坊さんが指導に関わっている。
さきほどの曹洞宗の坐禅会は指導のお坊さんがランダムにあてがわれる形になっていたが、こちらは好きなお坊さんの会に参加できる。6月までのスケジュールが現在決まっており、予定に入れておきやすい。
坐禅の指導はこの時間でやるというよりは、タイムスケジュールのページに坐禅指導の動画が入っていて、それを視聴すればやり方が分かるようになっている。繰り返しみることもできるから親切だ。
坐禅は1回25分ぐらいだっただろうか。ストレッチなどが無い分、お坊さんのお話が多めだった。坐禅の心構えが書かれたお経のようなものを皆でお唱えする時間も設けられていたのが印象的だった。唱えるテキストはZoomの画面共有機能でシェアされていた。さすがだ。
両方の坐禅会に参加した感想としては、とりあえず敷居はめちゃくちゃ低い。
ボタンをぽちぽち押せば参加できる。
見られたくなければビデオオフで参加すれば良い。
棒で叩かれることもない。
一人で坐禅をしようと思ってもなかなかできないもの。しかし、Zoomなら指導も受けつつ、いろんな人と一緒にできる。
坐禅に興味があってもなかなか一歩が踏み出せなかった人でも、一歩を踏み出す必要も無く参加できる。
オンラインの状況がどれだけ続くかはわからないが、今はこっそり坐禅デビューを果たせるチャンスなのだろう。
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