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一個人特派員のタイレポート: バンプー保養地①

はじめまして、一個人タイ特派員えいきらです。

"特派員"なんてカッコよく名乗ってみたものの、「一個人」企画会議室

企画会議室
『一個人』編集部と一緒に誌面の企画を考えたり。
・あなたのアイデアが『一個人』誌面になるかも
・雑誌づくりの舞台裏や発売前の誌面が見られる
・『一個人』アワード的なイベントの開催&参加
・編集者による雑誌づくりに役立つコラムが読める
*noteサークル・「一個人」企画会議室より。

サークルのコメント欄のやり取りから生まれたもので、決してオフィシャルなものではなく、タイ語で言うなら、"サバイサバイ *えいきら流和訳&意訳すると、心地よいゆるゆる"(仮)の肩書です。

(これが、"タイ進出をご検討の企業様へ!経営、そして、マーケティングに生きるタイ文化、タイ人気質の基礎知識"というビジネス記事だったら、このサバイサバイから、さらに"サバイ / サヌック / サドゥアック = タイ文化の3S"に踏み込むのでしょうが、これはそんな高尚な記事ではないので、そこはスルー。ただ、"3S"自体はどこかの酒場で豆知識として語るのにおもしろいと思うので、気になる方はぜひググってみてください。)

タイに移住し、もうすぐ丸8年。日系企業で働き、タイ人の妻とほぼほぼ1歳児の娘とバンコク都内のマンションに住む42歳。週末にはたまにプチ遠出、連休にはタイ国内や近隣諸国、時には ー コロナ禍でここ1年以上行けてないけど ー 日本へ旅行。そんなタイ暮らしで経験したことを肩の力を抜いて、サバーイサバーイに書いていければと思ってます。

…と、はじめましてのご挨拶が終わったところで、今回のお題のご紹介。

一個人特派員のタイレポート
バンプー保養地 a.k.a. カモメヶ崎

遠路はるばるスカンジナビアからサワディーカップ!?

記念すべき第1回 ー という割に脱力系のチョイスですが ー はバンコクから車で1時間強 ー 世界渋滞都市ランキング常連のバンコクのどこからか、週末か平日か、移動時間帯による ー にある"バンプー保養地"(*バンプーリゾートと呼ばれることも)に行ってきました。

バンプー保養地
1934年にバンコク市民のためにつくられた保養地。
敷地内には宿泊施設のほか、レストランや社交ダンス会場などが併設されていて、土日には大勢の家族連れで賑わいます。
また、この界隈は海辺の環境を守るため、自然公園に指定されていて、200種類以上の野鳥やマングローブ林に棲息する生き物や植物を観測できます。
*タイ国政府観光庁ウェブサイトより。

このバンプーリゾートに行ったのは4月上旬のソンクラン連休の頭。

いきなり"ソンクラン"と言われても、日本の方はなんのこっちゃとなると思うので、説明をすると…

ソンクラーン(ソンクランとも / タイ語表記はสงกรานต์、英語表記はSongkran Festival)とは、タイ王国における旧正月のことであり、チャントラカティ(タイの旧暦)の新年である。
現在、政府によって4月13日から15日(仏暦・西暦)に固定されており、祝日になっている。帰省など旅行する人が多い。また、ソンクラーンの前後約10日間はテーサカーン・ソンクラーン(ソンクラーン期間)と呼ばれ、休日ではないが祭典が行われることがある。
元々は純粋に新年のお祝いであり、家族が一堂に集って共同で仏像のお清めを行ったり、年輩の家族のお清めを行ったりする期間であったが、後に単なる水の掛け合いに発展したため、現在では新年と言うよりも祭りという色彩が強い。
このため日本では(タイの)水掛け祭りという言い方もする事がある。
*Wiki記事より。

最後の"水掛け祭り"という部分で、"あぁ、あれね。TVで見たことある"ってなる方も多少はいらっしゃると思いますが、知らない方はぜひ実際の映像をご覧ください。

< サラリーマンがスーツ着たままタイの水かけ祭り参戦してみた >

*YouTube・DAYZERO BANGKOKより。
⇒ 撮影されたのはバンコクの中でも水かけ激戦区で毎年あのIT社長(元社長になるのかな?)も来ると噂されるバックパッカーの聖地・カオサン通り

毎年、ソンクランの時期は、激戦地のカオサン、シーロム、バンコク伊勢丹も入ってたcentralwOrld前とは程度の差はあれ、タイ全土で水かけが行われるんだけれど、コロナ禍の去年は全土で罰則付きの中止。帰省や旅行での人の移動を抑える為、連休(祝日)までも延期。

今年は大規模な水かけこそはNGだが、連休は通常通り、旅行も特に自粛しないくてもいい雰囲気で、実際にフリーランス等でスケジュールに融通が利く友達は連休前からプーケットクラビのビーチリゾートに旅行に行き、リア充写真をバンバンSNSにUPしていた。

連休前はそんな写真を眺めながら、"連休はどこに行こうかなー、何しようかなー"と気分を盛り上げていたけれど、連休直前にコロナ第3波襲来で、"県境を越えた場合、自主隔離14日 = 旅先のホテルの部屋から14日間は出れない。バンコクに戻ってこれるのは現地で全く観光をせずのパターンで最短で15日後、戻ってきてからバンコクでさらに自主隔離14日も"という噂があり、その正式発表待ちでソンクラン連休最初の2日が潰れてしまった。

"待っててもしょうがない、せっかくの連休なんだから"と、まとまった休みが取れない、祝日が日本より圧倒的に少ないタイの日系企業勤めの貧乏性が出て、どこか近場で近場で行けるところを探していたところ、嫁がバンプー保養地 a.k.a. カモメヶ崎 ー 日本名を勝手に命名 ー を猛プッシュ。

嫁のプレゼンによると、この時期のカモメヶ崎は手を伸ばせば届くほどの近距離でえらい数のカモメが飛び交い、タイ人に人気のインスタ映えスポットとのこと。

正直、カモメ ー 海の方で結構よく見るあの白いのですよね? ー にはあまり興味はそそられなかったけど、嫁のコメントの中に1つ猛烈に気になったものがあった。

バンプーリゾートのカモメってスカンジナビアから飛んできてるらしいよ!

スカンジナビアといえば、南国・タイからすると地球の裏側と言ってもおかしくはない北欧(スウェーデン、ノルウェイ、デンマーク) ー 気になったので地球の裏側がすぐわかる便利サイト・Antipodes Mapというサイトで見たら、実際は南米・チリ沖だった ー 、カモメのようなどこにでもいるような鳥が、"なぜ""わざわざ"北欧 ⇔ タイを行き来するのか…?

そんなことはないと笑うえいきら vs. 絶対そうだと言い張る嫁きら。

日本語で検索 ー バンコクの隣・サムットプラカンというマイナー県のスポットの話なのに、意外とバンコク在住ブロガーさんが結構紹介していた ー すると、カモメが来るのはチベットやモンゴルと書いてある。

嫁にそう言うも、絶対!スカンジナビアだと言い張る嫁。

"事件は現場で起きている!こんな家の中で議論してどうなる!?真実は現場にしかない!!!"と、えいきら的青島警部補が騒ぎ出し、自らの間違いを認めない嫁と娘(以下、パクチーちゃん)を連れ、現場に急行することになった。

昨年、20年ローンで買った我が家から現場までは会社支給の車を自分で運転し、連休中ということで渋滞もなく、すいすいと1時間もかからず到着。

*カモメヶ崎への行き方は記事の最後をご覧ください。

バンコク中心部から遠くカンボジアとの国境まで続くスクンビット通りから海側への小道 ー 運転で写真は撮れなかったが、スクンビットからの入り口に看板がある ー に入り、直進、駐車場に車を停め後部座席を振り返ったところ、嫁から"パクチーちゃん寝ちゃったから、1人で行って、先にちゃちゃっと写真撮ってて"と言われた。

ということでの、ソロ行動。

駐車場から、こっちが岬への道かなと歩いていくと、

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ビンゴ、どーんと門に突き当たった。

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門の下の通路から、たくさんの観光客と飛び交うカモメが見えたけど、何事も用意された道をまっすぐ進めない性分なもんで、左脇に見えたタイ、東南アジアあるあるな雑な作りのオブジェ(?)が気になった。

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なんだこれと思い、気になる鳥のオブジェ ー 写真ではわかりづらいけど、高さは2.5mほどはあったと思う ー の方に行ってみると、なにやら説明看板と事務所的なものを発見。

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後に調べてみると、Banpu Nature Education Centerと呼ばれる施設

The Bangpu Nature Education Center aims to educate people as to the importance of coastal mangrove forests as both breakwaters between the sea and the land, but also as the essential spawning grounds of so many coastal birds, fish, crabs, prawns, shrimps and other sea life.
(バンプー自然教育センターは海と陸地の間の防波堤でもあり、数多くの鳥、魚、カニ、エビ、その他の海洋生物のかけがえのない産卵地である沿岸部のマングローブの重要性を教えることを目的としている。)
*Tripadvisor・David B氏のコメントを抜粋、拙訳。

だそうだが、コロナ禍で一時閉鎖中とのこと。

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マングローブ林については、ネイチャー系ドキュメンタリーで見て ー 意外とBBCやNHK、ディスカバリーチャンネル等の自然系ドキュメンタリーが好き ー 、前から興味があるし、タイでこういった教育系の施設に行くことはあまりないので、コロナが明けたら、行ってみたいなと思った。


⇒ ②へ続く。

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