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インターネット登場以前の新しい街のディグり方 02

David Morales についての思い出をさらーっと書いて終わるつもりだった前回投稿。相変わらずの戦線拡大&脱線の連続でシリーズものになってしまいましたが、この回で終わらせます。(宣言!)

ということで前回からの続きです。

< とにかく顔を売れ >

これは新しい街を切り開く基本の基! ですね。

1回Facebookで繋がってしまえば、そいつが何してるかスマホの中でわかる時代じゃありません。

"票は足で稼げ / 極道は人気商売" と世の中のろくでもない方面の格言と同様に、ストリートの世界も足を運んで顔を打って自分を知ってもらって、好きになってもらわないと何も始まりません。

< Name Dropping (ネームドロッピング) >

この "ネームドロッピング" って英語のフレーズ、多分日本ではあまり聞かない言葉ですよね。(ヒップホップ界隈で聞いたことあるような気がしますが、多分一般的ではない。)

こちら簡単に説明すると、相手の興味を引きそうな、会話が広がりそうな言葉を会話の中に意図的に差込んでいくことです。

わかりやすい例でいうと、不良業界での "地元どこ?〇✕知ってる?" ですね。(ストリートのメンタリティーは意外とユニバーサル。日本でいう"何中?"って海外でもやってます。)

↓は90年代イギリスクラブシーンを見事に描いた傑作・" Human Traffic " の人んちでのアフターパーティーシーン。(リンクに時間指定を入れたんで見れると思いますが、きちんとできてない場合、1:04からをご覧ください。)

⇒ この映画・Human Trafficに関しては、↓の記事で書いてますんで、まだの方はぜひ。

"Name-dropping"は別に"何中?"ってDQNノリだけじゃありません。

店員さんとの会話の中に、レコ屋だったらアーティスト・DJ前、洋服屋だったらブランド名と、相手が興味を持ちそうな固有名詞を反応を見ながら撒き餌のように散らしてみてってください。

アナタの腕がよければ、そっからきっと会話が広がります。

< 多少なりとも売上を作ってあげる >

前回も言いましたが、"友人"になるまで、あくまで相手は"スタッフさん"、アナタは"お客さん"

なので、数回に一回は何か買いましょう。
多少は売上に貢献しましょう。

レコ屋だったら、ミックステープや12インチの1つや2つ、服屋さんだと単価がぐっと上がりますが、靴下やアクセ、ステッカーなんか安めのものが店のどっかにきっとあります。

別に、ホストが売上競争してる訳じゃないんで、高いものじゃなくていいんです。金額よりも、"仕事の邪魔してすんませんね"って配慮の姿勢、つまり

ってもんです。

配慮"心"はきっと相手に伝わります。
You know what I mean!?


< いよいよ紹介だー! >

さて、ここまで延々と細かいステップを踏み続け(俺もいい加減疲れた…)、いよいよ 本丸 です。

この段階まで到着したアナタはもう "いいお客さん" > "知り合い" くらいの立ち位置にはきっとつけています。ここで満を持して紹介のお願いです。

とはいっても、焦りは禁物。まずは美味しいご飯屋さん、バーなど、"街の困った新入りさん"風に教えを乞いましょう。

"人の紹介"なんてお願いする必要ありません。

(新しい街で彼氏 / 彼女がいなくてさみしいからって、男 / 女の紹介なんかお願いしちゃダメですよー。超絶ダサいから。)

店員さんの信頼を勝ち取れる段階までくると、同じタイミングで居合わせた常連さんなんかお願いしなくても向こうから紹介してくれます。

ここまで順調にくれば、アナタも街の、ストリートの一員。こっから先は成り行き任せでなんとかなります、ガンバ★


< To デジタルネイティブ世代 >

と、まぁ、ここまで長くよう書いたもんだなというこの記事ですが、デジタルネイティブ世代の人たち(そもそも彼らがこのnoteを見てるのかもわかりませんが…)はどう思うんだろう。

"へー、昔の人は大変だったんだね。お疲れちゃん"って感じなのかな。

多分そうだろうな。もし、"便りを届けるのも大変でのぉ、飛脚に頼み、自分で3日かけ山を越え谷を越え"なんて俺が江戸時代の人に言われても、"ふーん"って思うだけだろうし。

そういった意味ではこの記事なんて、おっさんが脱線の末にノスタルジー、自己満足で書いた意味のないものなんだと思う。

ただ、おっさんが街で、ストリートで学んだことは道を外し続けたこの人生の中で意外と役に立ってたりするんで、アナタの10代、20代で、そんな風に10年20年後には意味なんてなくなっちゃうけど後の人生の役に立つものに出会えてた / 出会えればいいですね。

"若者よ、書を捨てて街に出よう"じゃないけど、さらに次の世代が"スマホを捨てて出る先"がどこかなんて俺には想像もつかないけど、きっと今よりさらに素敵な世界だと勝手に思ってます。

世界は広い。
宇宙は無限大。
今日よりずっといい明日。

おっさんは能天気だから、勝手にそう思っちゃうんだな。


< David Moralesのラジオ >

って、元々書こうと思ってたネタをすっかり忘れてキレイに〆ようとしてたよ、おいおい…

元々、この記事を書こうと思ったきっかけは↓の記事の最後に貼った David Morales のミックスを聴いたことでした。

で、それがなんで"新しい街のディグり方"に繋がるかというと、そうやって歩き回った佐世保の街のアルバカーキー橋手前、ファミマの上にあったレコ屋で、当時David Moralesがニューヨークのラジオでやってた番組をただ収録しただけのテープを300円だかで買ったのを思い出したからでした。

普通のミックステープが1,000円前後だったんで格安っちゃ格安、ラジオを録ってダビるだけだから、高いっちゃ高い。けど、500のビールを1本買う金で本場・NYの音を聴けるということで2~3本買って、じいちゃんの形見に貰ったトヨタ・スターレットでよく聴いてました。

(このスターレットについては初めて日本語で書いた短編小説で書いてて、'95 till Infinity 第3章の連載終了後にでもUPしようと思ってます。)

今回懐かしくなってググったところ、当時聴いてたのはWKTUって局のショーだったみたい。(DJ Guide ってウェブサイトで見つけたけど、うまく埋められないんで、元を見たいからは、←のDJ Guideをクリックしてね。)

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で、そっから検索かけて1996年のショーをmixcloudで発見。

うーん、ええね。

と、↓はおまけで貼っときます。


< おまけ: レコ屋カルチャー >

90年代(いや、往年の勢いを失ってもレコ屋は存続してるから今もかな?)のレコ屋カルチャーが垣間見れるこちらも" Human Traffic "からの一コマ。

今回もまたまた長くなっちまったな、ではでは。



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イベント映像会社、イベント制作会社、外資系映像機器メーカーを経て、現在東南アジア某国在住。酒は飲むからには呑まれる41歳。プロフィール詳細 → https://bit.ly/34hKiqS

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