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整形サイボーグと激渋旧車

前のマンションの駐車場にあった車。

前のマンションはバンコクの北の外れにあって、バンコクの小金持ちが多いこのエリアにはとにかく小金持ち相手の飲み屋(映画・"Coyote Ugly"が由来のコヨーテバーと呼ばれたり、プリティーバーと呼ばれてたりする)と、

*↓は、実際に前のマンションの目の前にあった店の動画。タイ人の好みに合わせて、キレイ系の整形・豊胸サイボーグが多い。

趣味に走った小金持ち好みの輸入車ディーラー、チューンアップガレージ、バイクカスタムショップ、そして洗車屋(手洗い洗車が500円なら、自分で洗わなくなっちゃいますよね。地元にいる時は、自分で洗ってワックスがけしたり、時間がない時はキノコにやらせて常にピカピカにキープするのが1つの誇り的なところがあったんだけど…)がとにかく多い。

で、そんなエリアなんで、前のマンションには結構いい車が停まってて、大多数はポルシェを筆頭に欧州車だったけど、"GO OUT"

に出てきそうな、日本的センスでカスタムされたFUJI ROCKにそのまま行きそうな旧式ハイエースが停まってたりもした。

で、そんな駐車場にある日いきなり登場したのが↓の車。

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渋い、渋すぎる…

何って型なんだろうと見ると、

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TOYOTA CRESSIDA…

トヨタ・クレッシッダ…?
聞いたことないなと思って調べてみると、

クレシーダ(Cressida、英発音"クレシダ" )は、トヨタ自動車で生産されていたセダンタイプまたはワゴンタイプの高級中型乗用車であり、マークII・クレスタの海外仕様車にあたる。
マークIIセダンタイプ・ワゴンタイプないしはクレスタの姉妹車でもあり、マークIIの日本国外仕様車として親しまれた。
日本だけでなくジンバブエ、南アフリカで生産され、アメリカ合衆国を中心に各国へと輸出されていた。生産期間は1976年 から1992年(X30型 - X80型)、4代に渡って製造された。
セダンタイプは、歴代のマークIIの最大排気量モデル(2,600cc、2,800cc、3,000cc)から構成され、当時のアメリカ市場ではトヨタブランドの最高級車として販売されていた。
4代目を以てその歴史に幕を下ろすこととなったため、後継モデルとして誕生したアバロンにその座を譲ることとなった。
*Wikipediaより、抜粋・要約。

なるほど…

高校出た頃に、ウッドパネルのマークIIワゴンに乗ってた奴がいて、渋いなと思ってたけど、これかっけーな。そして、悪そう。

ホイールもカッコよかった。

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タイは、税金の関係で新車が異常に高く、タイ生産の日本車でも日本の1.5倍ほどする。欧州車なんて、多分日本の2、3倍するんじゃなかろうか。

(とにかくこの国はどいつもこいつも税金を払わない。入ってくる金=収入に税金をかけるのは都市部の勤め人以外できないから、出ていく金=支出、車のような買い物で税金を取るしかない。)

なので、みんな日本人にすると、"見事ここまでぶつけたり"と褒めたくなるくらいぶつけながら(自分でぶつけなくても、バイクが勝手にぶつかって逃げていくパターンも多し)も、長期間乗り、10万キロは当たり前、20万キロ乗る人も珍しくない

(うちの嫁が去年ようやく手放した、誇張なしに月1で律儀に故障する車は実家のお下がりで、悪人系の親父さんが中古で買ってきた当初にメーター巻いたにも関わらず、走行距離27万キロ。そして、それが15万円で売れた。)

なんで、この国では古い車がそれなりに走れるコンディションで結構走っていて、日本と比べると"えっ?"という工賃(だって、人件費が安いからー)でレストアできる。

金銭的余裕ができたら、俺もぜひやりたいと思う。


ちなみに、冒頭で動画を貼った前のマンション前のコヨーテ、去年か一昨年Facebookに上げた動画がバズるにバズり、なんと200万再生オーバー。建前上は敬虔な仏教国であるこの国でエロすぎると問題になり、政府の記者会見で"けしからん!"と報道官にぶった斬られたものも、今も元気に営業中。

この飲み屋がある前のマンション前の通りは他にも夜の店が多く、発砲事件が起きたり、一昨年のソンクラン(水かけ祭りやるタイ正月ですね)には、おおっぴらに店内でドラッグが売られ、客がテーブルの上で堂々とライン引いてスカーフェイスかましちゃうアフター専門店に軍が投入され摘発されたりとなかなかなところだった。

と、また脱線したが、今日のところはこんなもんで。

ではでは。

noteも含めた"アウトプット"に生きる本や音楽、DVD等に使います。海外移住時に銀行とケンカして使える日本の口座がないんで、次回帰国時に口座開設 or 使ってない口座を復活するまで貯めに貯めてAmazonで買わせてもらいます。