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中京競馬場チャレンジ 地下鉄桜通線徳重駅→中京競馬場東入場門

中京競馬場へのアクセスと言えば一般的には名鉄名古屋本線中京競馬場前駅からフローラルウォークを通って中京競馬場西入場門から入場するというパターンではないでしょうか。中京競馬場に通い続けて約20年になりますが、私もそのパターン以外に使ったことがありませんでした。

今回ご紹介する地下鉄桜通線徳重駅から徒歩で中京競馬場に向かうというルートはJRA公式ホームページにも載っていない裏アクセスルートです。まあ公式サイトで載せる必要性のないルートなのは当然ではありますが。

ところで今回何故このルートを案内するに至ったかと言いますと、従来であれば中京競馬場開催日は中京競馬場前に特急列車や急行列車が臨時停車するので名鉄名古屋駅や反対の豊橋・知立方面からもアクセスは良好ですが、コロナ禍の現在では中京競馬場前駅の臨時停車が行われていません。

臨時停車が無いとなると名鉄名古屋駅からですと、急行で鳴海乗換か普通列車にずっと乗り続けるかという選択肢になります(少ないですが準急直通もあり)。名鉄名古屋駅から中京競馬場前駅まで普通列車で30分。急行乗換でも25分前後(準急は20分ですが、如何せん本数が少ない)。

私の場合家から地下鉄で名古屋駅まで出て乗換なので、結局中京競馬場まで行くのに1時間近くかかります。コロナ禍で何回か中京競馬場に行きましたが、この名鉄に乗っている時間が長く、今まで特急の臨時停車で快適なアクセスを確保して頂いていた名鉄に感謝しつつも何か別の手段はないかという事で地図を眺めていたところ、地下鉄桜通線の徳重駅から中京競馬場まで直線距離で3㌔ほどである事に気付きました。

…いや本当のところ大分昔から知っていました。ただ気付いた当時は地下鉄がメインの居住地ではなかったのでわざわざ地下鉄に乗ってそこから歩くという選択肢はありませんでした。構想としてはあったものの実行に移すことなくはや数年。コロナ禍で体も鈍っているのでちょうどいいと思い今回チャレンジしてみることにしました。

2022年2月5日(土)12時52分当日は小雪が混じる天気で『やっぱり止めようかな』と思いつつも地下鉄桜通線徳重駅へ。そう言えば桜通線のこちらの終点まで来るのは初めて。大昔の計画ではここから更に東の豊田方面まで地下鉄を伸ばす計画もあったそうですが、今の名古屋市の財政では不可能でしょうね。もしも地下鉄が延伸すれば次のチャレンジはその次の駅からの方が近いかもしれません。

徳重駅の2番改札口歩き出してすぐの交差点【徳重】を渡り右へ。左手に快活CLUBが見えてきました。※快活CLUB鳴海徳重店

快活CLUBもグリーンチャンネル見れなくなったみたいなんですよね(調べたところ現在はサービス再開した模様)もう少し若い頃であれば快活CLUB→公営ギャンブルの旅打ちとかやってみたかったですけどね。

てくてく歩いて【乗鞍二丁目】を左に曲がりまっすぐ歩いた先の信号を右に。完全に生活道路を一人歩いていきます。【水広橋】を左に曲がると…

タクシー呼ぼうかと思いました。完全に坂路調教です。太もも痛いです。そんな地獄の坂を越え、【水広下東】を右に曲がると、隣に勅使ヶ池緑地という公園があります。※勅使ヶ池正式な読み方が分かりません。近くの池は勅使池(ちょくしいけ)なのでちょくしがいけが正解だと思いますが。
この勅使ヶ池緑地の隣を流れているのが愛知用水です。愛知用水と聞いてピンと来る人は相当な競馬通かもしれません。

残念ながらこのレースの馬券には愛知用水通水60周年記念の副題はありませんでした。この愛知用水が中京競馬場の敷地内を通り知多半島に流れていきます。小学校の授業で習ったレベルですが、この愛知用水が出来て知多半島の農業は飛躍的に向上したらしいです。水との闘いが続いた尾張地方の出身の人間なので薩摩藩とオランダ(ヨハネス・デ・レーケ)には本当に感謝です。

ここからやや下っていくと遂に見えてきました。中京競馬場です。競馬場が見えてここまでの感動は今までにないかもしれません。脳内にはサライが流れました(笑)

【中京競馬場北】を渡り

中京競馬場の敷地内へ

実はこちら側には駐車場があり、特に東第一駐車場はかなりの規模です(開催日は1台1000円)。来賓席等を利用する場合は駐車場代は無料になるらしいです。※あまり大っぴらに出来ないエピソードなので以下省略。詳しくは直接私に会った時にでも聞いてください。

なんやかんかで徳重駅から約40分で中京競馬場東入場門に到着いたしました。立体駐車場も含め雰囲気は大型ショッピングモールみたいですが、そこは競馬場。異彩を放つものがこちら。

おがわじゅり先生の巨大壁画。これだけでも東入場門に見に来る価値ありです。おがわじゅり先生の競馬関係者じゃない人間のイラスト初めて見たかも。

歩いた感想としては、そこまで遠くないかなという印象です。【水広橋】から【水広下東】までの坂路がしんどいだけですね。

あまり紹介すべきかどうか分かりませんが、実は【水広下東】までは名古屋市営バスが存在します。大清水というバス停です。

歩き始めた徳重駅からは徳重14という系統で大清水のバス停まで12分。ただ1時間に1本のうえ完全に生活路線のため利用はあまりおすすめしません。なので私は徒歩をご紹介いたしました。

さてこのルートどんな人向けかというと交通費を節約したい人&旅打ちで栄近辺に泊まる人向けかもしれません。名鉄名古屋駅から中京競馬場までは410円×2で820円。地下鉄なら土日はドニチエコきっぷがあるので一日乗り放題で620円。更に栄近辺に泊まる方なら、徳重から久屋大通まで乗り換えなしで30分。また一日乗り放題なので競馬の前後に観光にも使えるという点がメリットかもしれません。

片道だけチャレンジしたいという方は帰り道がおすすめです。

☆中京競馬場チャレンジ
☆距離:天皇賞春くらい
☆タイム:40:00くらい
☆坂:あり

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