何もする気が起きない時はタイヤの空気圧くらい測ってみよう。

今回引用する名言は、僕の敬愛する作家、村上春樹さんの小説、『騎士団長殺し』からのものです。

「何もする気が起きないときには、人はせめてタイヤの空気圧でも測ってみるべきなのだ。」

最近ちょっとした悩み事というかがありまして、いや最近じゃなくてかなり長い間抱えているんですが、

・何かを始めようと思ってから行動に起こすまでが遅すぎる

・そもそも何もやる気が起きない、動きたくない

こんなこと真剣に悩んでるのもアホらしいんですけど笑。でも同じこと思う人って多いんじゃないんですかね。今日みたいな寒い日はベッドから動きたくないし、布団にくるまってずっと携帯いじっていたいなあと思いませんか?僕は思います笑。

でもやらなきゃいけないことはあるし、ダラダラしたらしたで時間無駄にしたな最悪〜という気分になって気分も落ちるので、あんまりいいことではないですよね。

そこで、どうやったら動作の一歩目のハードルを下げられるのかというところに焦点が当てられると思います。一旦動いてしまえばやる気が出てくるというのは経験としてもわかりますし、実際そういうことを裏付けする研究なんかもあるらしいですし、”始めれば勝ち”な訳です。

巷にはこう言ったことを解決に導いてくれる本だとか、ユーチューブの動画とかたくさんあると思います。これを読んでくださっている人はだいたい本屋に行く人だと思うのでわかると思うんですけど、今一番売られているビジネス本って習慣の科学とかそれに関する本な気がしませんか?習慣はこうした初動の億劫さを軽減してくれますからね。

今思ったんですけど、こういう本が人気ってことは同じ悩みを持った人がたくさんいるってことですよね。気づくの遅いわって感じですけど。

僕もこの悪い癖を直したいと思っているのでそれなりにたくさん読んだり、視聴したことがあります。もちろんこれらのいくつかはしっかり役に立ちますし、理論的な考察がなされているので納得して取り組めます。

そんな時に、今回紹介する名言がちょっと面白く、不思議な感じで自分の心に刺さってきます。村上春樹は「何もしない時には何かやるのが大事だよ」ということを、「タイヤの空気圧でも測ってみるべきだ」と言い換えているようにも見えます。

タイヤの空気圧なんか測らないよ笑と思いますけどそこがまた良くて、「どんなに無駄と思われることでも何もやらないよりはいい」とも取れますよね。この場合ぼんやりと特に何も考えずケータイいじるとかではなく、とりあえず歯磨きしよみたいな、意志の力を使った行動をしようよってかなと勝手に解釈しています。

こんなこと言いつつ、僕は今部屋が寒すぎて、ご飯を作るのめんどくさいなあ立ちたくないなあと思っています。とりあえずタイヤの空気圧でも測ってくるか。笑

(この騎士団長殺しっていう本は、全然よくわからなかったなあというのが率直な感想でした笑。もう一度読んでみたいなあ)

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