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Twitter「今日の1曲」連続投稿 2020.03.28 - 04.03

3月28日(土)
今日の1曲はじつは1曲ではありませんで、いくつかの曲(の断片)が並んでいます。つまりメドレーってことなんですけどね。そんなメドレーで出来上っているレコードだったんですが。

元々オランダで企画されたもので、オリジナルに似た声質のミュージシャンを集めてメドレーを歌わせて、ディスコ風なアレンジを加えたというものです。

色々なバージョンがありますが、オリジナルのシングルにはビートルズの曲を中心に、全10曲がクレジットされています。これが大当りしまして、全米チャートでも1位を獲得する大ヒットとなりました。

1981年の曲(メドレー)でした。19時ごろに。

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【Stars on 45 (1981)】
1980年代初頭に、ヒット曲を詰込んだ海賊版レコードが出回っていたのに怒ったショッキング・ブルーの「ヴィーナス」の著作権管理者が、その海賊版のさらに海賊版を作ろうと企画したところから始った、ヒット曲メドレー集。全米No.1を獲得しています。 https://youtu.be/7skQvj-aBV8


3月29日(日)
今日の1曲はスティービー・ワンダーの大ヒット曲のカバーなんですが、スティービーといえば最近、「ホントはスティービーは目が見えてる」という動画をよく目にするんですけど(笑)

いろんな人が、じつは……みたいな話を語ってますね。まあことの真偽はよくわかりませんが、今日はスティービーとはまた別の盲目のシンガー/ギタリストが歌っているバージョンです。

あのピアニストのアルバムのゲストとして参加したモノなんですが、スティービーもハーモニカで参加しているというバージョンです。

2008年のアルバムから。19時ごろに。

あ、間違えた。2005年のアルバムでした。

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【I Just Called to Say I Love You (2005)】
もちろんスティービー・ワンダーの1984年の全米No.1ヒット曲ですが、今日はハービー・ハンコックがラウル・ミドン(歌とギター)とコラボレーションしたバージョンでどうぞ。スティービー自身もハーモニカで参加しています。 https://youtu.be/BhpZoMbnECI


3月30日(月)
コール・ポーターという作曲家は73年の生涯で数多くの作品を残し、多くの曲がスタンダード・ナンバーとして今も演奏されたり歌われたりしています。今日の1曲も彼の書いたスタンダード・ナンバーです。

書かれたのは1954年というのでわりと晩年の作品です。彼の書いた他のスタンダードの多くと同じように、ミュージカルの中の1曲として書かれた曲で、マイルズ・デイヴィスも好んで演奏した曲です。

似たようなタイトルの曲がこれもスタンダードにあるので、紛わしいんですが、こちらの方が新しい分(そしてコール・ポーターが書いているだけあって)洗練されてますかね。

今日はあの女性ジャズシンガーのライブ盤に収録されたバージョンで。19時頃に。

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【All of You (1958)】
1954年、ミュージカル『絹の靴下』に使われたコール・ポーターの曲。映画化されフレッド・アステアが歌いスタンダードになりました。サラ・ヴォーンの1958年のライブ盤から。ロイ・ヘインズ、サド・ジョーンズ、リチャード・デイヴィス他との共演。 https://youtu.be/4nmLuXUoa1Q


3月31日(火)
ミュージシャンの下積み時代の仕事っていうのも色々あると思うんですが、今日の1曲を歌った男性ソウル/R&Bシンガーはジャンボ・ジェットのトイレのシートを作っていたんだとか。

レコーディングしていた時も、まだデビュー前だったので、その仕事は続けていたのだそうです。この曲がヒットして、おそらく歌手専業になったのだとは思いますが。

で、曲がヒットしてゴールド・ディスクを獲得した時、レコード会社は金のトイレットシートを彼にプレゼントしたという話です(笑)本当にホントかは知りませんが。

1971年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Ain’t No Sunshine (1971)】
ビル・ウィザーズの1枚目アルバムからの最初のシングルで、全米3位に上りました。プロデュースはブッカー・T・ジョーンズ、ベースはドナルド・ダック・ダン、ギターはスティーブン・スティルス。マイケル・ジャクソンもカバーしています。https://youtu.be/YuKfiH0Scao


4月1日(水)
1970年代というのは、今の音楽シーンにつながっている部分もありながら、まだまだ牧歌的な部分もあったりしましたね。もちろんインターネットなんてモノもなかったし、世界中のすべて出来事が一瞬にして知れわたるなんてこともはなかったですしね。

今日の1曲はアメリカの女性シンガーのヒット曲なのですが、そのヒットの出た翌年の日本の音楽祭に出た別のアメリカの女性シンガーが歌って、それが大賞を獲ったという、そんな曲です。

まあ、もちろんその歌手の歌の出来が良かったということはあったと思いますけどね。でも、今の時代だったらそんなことが許されたかと思うと、まあやはり当時はおおらかだったのかな、と思ったりして。

1979年の出来事でした。19時ごろに。

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【Don’t Cry Out Loud (1979)】
オリジナルはオーストラリアの歌手ピーター・アレンとキャロル・ベイヤー・セイガーの共作でした。アメリカでは1978年メリサ・マンチェスターの歌でヒットしましたが、翌年リタ・クーリッジが東京音楽祭で歌ってグランプリを獲得しました。 https://youtu.be/Z3u6gn6UQQg


4月2日(木)
今日の1曲はイギリスのあの伝説のスリー・ピース・ブルース/ロック・バンドの代表曲の一つ……のカバーです。なんですけど、普通のカバーじゃないんですね。

ちょっと普段あまり見ない楽器によるカバーなんです。弦楽器なんですが、日本の琵琶なんかにもにている西洋のあの楽器ですね。ルネッサンスとかそんな時代の絵に出てきたりします。

いわゆる古楽器という部類の楽器になるのかと思いますが、それであのロックの名曲をカバーしているというのが面白かったのでチョイスしてみました。演奏している人は他にも色々カバーしてYouTubeに上げてるみたいです。

去年(2019年)に撮られた動画のようです。19時ごろに。

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【White Room (2019)】
クリームの1968年の名曲ですが、それをリュートという古楽器で演奏したバージョンです。演奏しているのは、クラシックギターが本業のダニエル・エストレムという人。バロック・リュートという種類のリュートだそうです。単弦と複弦が混じってますね。 https://youtu.be/HI1WcydDoQI


4月3日(金)
今日の1曲は1980年代のAORヒット(最近ではヨット・ロックなんて呼ばれ方も)や映画のサントラで活躍したあの男性シンガーソングライターが1970年代の初頭に書いた曲です。

まだ彼がデュオで活動していた頃の曲で、彼の兄弟に子供が産まれた時にプレゼントした曲なのだそうです。デュオのファーストアルバムにも収録されていますが……

これをカナダの女性フォーク/カントリーシンガーが歌ってシングル発売したところ大ヒットとなりました。今日はそちらのバージョンで。

1974年のヒット曲です。19時ごろに。

あ、また間違えた。1972年です(汗)

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【Danny’s Song (1972)】
オリジナルはケニー・ロギンズが作詞作曲したもので、ロギンズ&メッシーナの1971年のファースト・アルバムに収録されました。それを翌年にアン・マレーがカバーしたバージョンがこちらで、全米7位になるヒットになり、彼女の代表曲になりました。 https://youtu.be/9D7ultFfoiM

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。